テラーノベル
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その日は、いつもと同じような穏やかな日だった。
仕事もなく、暇になった俺は、すちくんと買い物に出かけた。
みこと〈黄泉〉
すち〈威風〉
2人で買い物袋を下げ、家への道を歩く。
すち〈威風〉
みこと〈黄泉〉
彼の優しいところは、ずっと前から変わらない。
みこと〈黄泉〉
すち〈威風〉
俺がそう呟くと、すちくんは顔をこちらに向けた。
みこと〈黄泉〉
みこと〈黄泉〉
みこと〈黄泉〉
すち〈威風〉
みこと〈黄泉〉
みこと〈黄泉〉
すち〈威風〉
すちくんは、一瞬顔を逸らした。
けど俺は、気にすることなく言葉を続ける。
みこと〈黄泉〉
すち〈威風〉
髪が、風に揺れる。
目があって、笑い合う。
どこまでも優しい、赤い目。
…本当に、どれだけ助けられたか。
みこと〈黄泉〉
俺は、誰にも聞こえない声で、そう呟いた。
彼も気づくことはなく、歩き続けた。
???
???
すち〈威風〉
静まり返った夜の路地。
まだほんの少し冷たい風が吹き抜ける。
すち〈威風〉
いるま〈紫斬夢〉
俺は今、ターゲットを殺すために息を潜めている。
奴は今、取引をしている。
1人になる時がチャンスだ。
みこと〈黄泉〉
すち〈威風〉
イヤホンから2人の声が聞こえる。
すち〈威風〉
俺の存在に気づくことなく歩いてきたターゲットに、そっと近づく。
確実に仕留められる距離まで、平然と。
すち〈威風〉
すれ違い様に、素早く頭を掴む。
そのまま、慣れた手つきで首の骨を折る。
ターゲット
すち〈威風〉
音を立て、崩れ落ちる。
すち〈威風〉
みこと〈黄泉〉
いるま〈紫斬夢〉
ブツン、とイヤホンの接続が切れる音がした。
倒れたターゲットのそばにしゃがみ込み、先ほど行ったであろう取引の品を回収する。
すち〈威風〉
奴のポケットからは、俺の人生とは無縁のようなものたちが出てきた。
全てをジップロックに詰め、バックに入れる。
あとは、何事もなかったかのように家に帰るだけだ。
すち〈威風〉
その時、地面に何かが煌めくのが見えた。
すち〈威風〉
それは、一つのピアスの落とし物だった。
すち〈威風〉
どこで見たか、思い出せない。
すち〈威風〉
俺は、そのピアスをなんとなくポケットに入れ、再び歩き始めた。
みこと〈黄泉〉
ある朝、俺はいるまくんにそう打ち明けた。
いるま〈紫斬夢〉
みこと〈黄泉〉
みこと〈黄泉〉
こういう仕事をしている限り、警戒した方がいいのだろう。
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
みこと〈黄泉〉
みこと〈黄泉〉
いるまくんは椅子から立ち上がり、ふりかえり様にこう言った。
いるま〈紫斬夢〉
1人リビングに取り残される。
みこと〈黄泉〉
俺は机に突っ伏して、窓の外を眺める。
少しづつ暖かくなり始めた空気が満ちている。
みこと〈黄泉〉
今朝出かけて行った彼のことを考える。
たまに通る車の音や、鳥の声に耳を澄まそうと、目を閉じた。
みこと〈黄泉〉
普段あんな仕事をしている俺が、こんなことを言うのは間違っているのかもしれない。
だけど、今だけは、
好きな人に想いを馳せるただの少年でいさせてほしい。
すち〈威風〉
みこと〈黄泉〉
すち〈威風〉
ゆっくりと、目を開ける。
すち〈威風〉
みこと〈黄泉〉
そこには、すちくんが立っていた。
みこと〈黄泉〉
いつのまにか寝てしまっていたようで、もう外は暗くなっていた。
みこと〈黄泉〉
すち〈威風〉
すち〈威風〉
彼が笑う。
何度も救われた、大好きな笑顔だ。
すち〈威風〉
みこと〈黄泉〉
すちくんが、ポケットから何かを取り出した。
すち〈威風〉
それは、一つのピアスだった。
みこと〈黄泉〉
みこと〈黄泉〉
思い出せそうで、思い出せない。
すち〈威風〉
みこと〈黄泉〉
すち〈威風〉
2人で首を傾げる。
すち〈威風〉
そう言って彼は、またそのピアスをポケットに入れた。
それからそのピアスがなんだったのか思い出すこともなく、時間は過ぎていった。
俺は、みこちゃんといるまちゃんといつものように仕事に来ていた。
いるま〈紫斬夢〉
すち〈威風〉
服についた砂埃をはたき落とし、その場をさろうとしたその時。
???
すち〈威風〉
みこと〈黄泉〉
1人の男が、立っていた。
みこと〈黄泉〉
???
心臓が、大きく跳ねる。
すち〈威風〉
いるま〈紫斬夢〉
???
いるま〈紫斬夢〉
いるまちゃんが、顔を寄せて聞いてくる。
すち〈威風〉
俺らが一番会いたくない、
忌まわしい記憶。
…あいつは、
俺らの、元仲間の、
すち〈威風〉
コメント
13件
最高に神ってるヴィシャスの一人?シクフォニメンバー集まってるしオリキャラかなんかかな?
わー今回も最高です꒰ᐢ⸝⸝´ > ·̫ <⸝⸝ᐢ꒱🐾 緑さんと黄さんに関係あるんですかね⁉️😻続き楽しみです🥹

最高です! 今回はすちみこのが何があったのか!と思いました。 続き待っています