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P

続きです!

P

もうそそくさ行きましょう!

P

どーぞ!

ドンッ

強い衝撃が走った。

通行人

人が!!人が轢かれた!!

通行人

早く!!救急車!!!

彰人

(頭いてぇ、何が起こったんだ?)

人が、沢山集まってる。

俺に何か言ってる人。

悲鳴をあげてる人。

彰人

(そっか、俺、車に…)

俺の意識はそこで途切れた。

気が付くと俺は家にいた。

彰人

俺…何してたっけ?

彰人

てか俺どうやって家に帰ったんだ?

俺は自分が死んでしまったことを 忘れていた。

彰人

今日は冬弥と勉強会だ…

彰人

ん、母さんも父さんもいねぇのか

絵名

………………。ぐずっ

彰人

(また泣いてる…
父さんと何かあったのか…?)

彰人

絵名…父さんの言うこと気にすんなよ

絵名

………………。

彰人

(いや無視かよ)

彰人

俺、今日冬弥のとこ行ってくるから

絵名

………。

今考えたら無視されてても 当然だったと思う。

わりぃ。

お前には何も言えないまま…。

お前の描く絵、俺好きだから

頑張れよ。

冬弥はあまりのショックで 俺が死んだことを忘れたんだ。

あの日、俺を抱き締めた日。

冬弥

いつも以上に
お前がいることに
安心をしてしまって…

彰人

ぶっは(笑)
なんだよそれ

俺は熱があるから甘えてきてるのかと 思ってたが

実際、本当に消えてたんだな。

だから、お前の本能が 俺がいなくなることを恐れてたんだな

冬弥と登校中、杏がやって来た。

冬弥~!おはよー!!!!

いつもみたいに元気に挨拶してくるが 俺には取り繕っているように見えた。

よく見たら、目も腫れているように 見える

冬弥

まぁ、彰人がいるから、
俺は頑張れる

それを聞いて杏は 少し悲しそうな顔をして

あぁ~!彰人ね!
あんた達二人セットだもんね

と、咄嗟に言ってくれた。

杏は知ってたのに。 俺がもう死んでるってことを。

冬弥を傷付けない為に、 嘘をついてくれたんだろ。

教室に着いて、 やっと俺は思い出した。

クラスメイトは皆暗い顔をしていて

俺の友人は泣いていた。

初めは何があったのか 分からなかったが

机に置いてあった花が 全てを物語っていた。

彰人

そっか、俺は…死んだのか。

冬弥が体調が悪い理由が すぐに分かった。

お昼休み

冬弥

彰人、いるか?

彰人

(冬弥!)

彰人

(やべぇ、
冬弥にしか見えてないんだぞ、俺は)

C組

東雲くん?………。
青柳くん、東雲くんは…

彰人

冬弥

冬弥

!彰人

彰人

早く行くぞ

冬弥が、皆から不思議な目で 見られてる

冬弥の為にも早く伝えねぇと…

伝えねぇと…。

冬弥

今日は屋上でっ食べるのか?

彰人

あぁ、そんな気分だし

周りから見たら、 冬弥は1人で話してると 見えちまうからな

類……話したいことがある

彰人

(なっ司センパイ!?)

冬弥

司先輩…?

冬弥!?

司センパイはいつもの元気が だいぶなかった。

目も腫れてるし、

この人、俺の為に泣いてくれたのか?

冬弥

彰人、司先輩と神代先輩だぞ

冬弥がそこにいる筈がない 俺の事を話しても センパイ達は自然に話してくれた。

いつも彰人に虫で
虐められているからな!

さすがキャスト、 未来のスター(?) 対応力がすげぇ。

東雲くん!

彰人

え?はっ俺?

うん、そうだよ

彰人

(俺の事見えてんのか?)

神代センパイは霊感が強いのか、 俺の姿が見えて、 俺と話せるらしい。

冬弥以外に俺の姿が見える人がいて 俺は少し安心した。

神代センパイはほとんど察していた。

俺は冬弥の為にも 消えないといけない。

でも、もう冬弥に会えないと思うと 言い出せなかった。

俺が抱えきれないものの多さに 涙した時、 神代センパイは俺を 抱き締めてくれた。

もしその後が心配になったとしても
俺を信じればいい

冬弥を独りぼっちにはさせない

司センパイは見える筈もない 俺に向かって 真っ直ぐな目で そう言ってくれた。

東雲くん、、、さよなら

あきとぉぉぉ(泣)
絶対にお前を忘れないからなぁぁぁ!!!!

センパイとの別れも嫌だった。

だけど、これ以上センパイ達の 優しさに甘えていたら もう戻れないと思ったから。 俺はセンパイと別れを告げた。

彰人

じゃあ俺、行きます

彰人

冬弥、お待たせ

冬弥

いや大丈夫だゲホッ、ゲホッ
何の話を…?

彰人

(咳が…どんどん酷くなってる。
顔も痩せこけてきてるし…)

彰人

あ、その、咳…の原因なんだけど…

そんな弱った冬弥を見ても 俺は…

もう少しだけと思ってしまった。

彰人

あーーー!その咳の原因!
お前寝不足なんじゃねーの!

はぐらかしてしまった。

冬弥

確かに、最近小説に熱中しすぎて
睡眠が疎かになってたかもな

彰人

(いや、ホントなのかよ)

いつもの集合時間に 行くかどうか迷ったので 冬弥には先に行ってもらった。

杏は俺の姿は見えてないし こはねも見えない筈… 謙さんもきっと…

彰人

謙さん、こはねにも
最期に会っときたいな

そう思って俺は行くことを決意した。

ガランガラン

彰人

(しまっ!音が盛大になった!)

こはね

東雲くん!

彰人

お、おう

彰人

(こはねも、俺のこと見えんのか?)

でもこはねとは目が合わない。

彰人

(ひとりでに鳴る扉の音で、
俺だって分かったってことか?)

杏もこはねの反応を見て 見えてないが、俺が店に来たことが 分かったらしい

お化け苦手なくせに そこら辺の対応力は凄かった。

ちょっと新作を
お前らに食べて貰いたくてな

彰人

(謙さん)

そう言って謙さんはパンケーキを 出してきた。

彰人

(俺の分はないんだろうな…)

っでも父さん

杏は察したらしい。 このままでは3人分のパンケーキしか ない。 そうすれば冬弥が疑問に 感じてしまう。

はい、4人分

彰人

どうしたんだよ
そんな目を丸くして

お前の分はないとでも思ったのか(笑)

謙さんは俺が見えた。

その気遣いに、俺は涙が出た。

やはり、 こはねは俺の姿は見えないらしい。

彰人

(にしても、音で分かるってすげぇな)

杏の想い、こはねの想い、 2人に馬鹿と言われてしまう 始末だったが 俺は嬉しくも悔しくもあった。

杏にはでこぴんをかましてやったが。

お前はそれで成仏出来んのか?

彰人

…それは

俺は出来る筈がなかった。

彰人

ーーーーーーー。

ーーーーーーーだそうだ

馬鹿、そんなの全然OKだよ

こはね

私、精一杯頑張るから!

ごめんな、ありがとう。

俺はもう食うことが出来ない パンケーキを残して、 冬弥には何も言わずに店を後にした。

P

いや、めっちゃ長くなったわ

P

ごめんなさい🙇

P

それでもここまで見てくれてありがとうございます!

P

ラストスパート!駆け抜けるぞー!

P

ばいばい!

俺の未練も捨ててくれ

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