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神谷春斗
神谷春斗
過去を話した
何も知らない、神谷は俺の話を静かに聞いていた
神谷が突然「なんで死神って呼ばれてるの?」と言われた時には
そんなことも知らないくせによく話しかけて来れたなと思った
本当に俺が虐められていることに興味が無いのだろう。神谷は俺に対して話したいと言う部分以外は、無関心であるようだった。
神谷春斗
黒瀬怜
神谷春斗
神谷春斗
神谷春斗
黒瀬怜
神谷春斗
考えたくはない話だった
一度もそれについて考えたことがない訳ではなかった。俺も正直その考えは初期の段階でよぎってはいた。
だが、頭が否定するのだ
そんな誰かに恨まれること、した覚えなどないと
だが、本当のことでもある。
両親が亡くなる前まで普通に過ごせていたのにも関わらず、こんな事になるだなんて
冷静に考えておかしいとは思っているのだ
黒瀬怜
黒瀬怜
神谷春斗
神谷春斗
神谷春斗
神谷春斗
神谷春斗
神谷春斗
神谷春斗
神谷春斗
黒瀬怜
神谷春斗
神谷春斗
神谷は少し目を伏せてそういう
本心からの言葉なのだろうか、何となく嘘をついている様子は感じられなかった。
黒瀬怜
神谷春斗
神谷春斗
神谷春斗
神谷春斗
神谷春斗
何故ここまで俺が神谷に気に入られているのかはよく分からなかった。
俺のことが気になっている
人間としてどこか面白みがあるかと言われればそうでもないだろうに
黒瀬怜
黒瀬怜
神谷春斗
神谷春斗
黒瀬怜
神谷春斗
神谷春斗
神谷春斗
神谷春斗
強い、か。
考えたこともなかった
黒瀬怜
黒瀬怜
黒瀬怜
だけど、こんな俺でも強いって言ってくれる人が居るんだ
黒瀬怜
神谷春斗
黒瀬怜
頬につたる冷たい感触
手に取ると、雫だった。
俺は今、泣いている?
神谷春斗
神谷春斗
神谷は俺の肩を抱き寄せた。
神谷の来ているセーターに涙が滲んでいくのを感じながら、今はその神谷の温もりに身を任せてみる
黒瀬怜
両親を失い、身に覚えのない虐めにあい、叔母の為に金を稼ぐ日々
辛くないわけがなかったのに
その辛いことを乗り越えてきた自分が肯定されているようで少し安心してしまった
黒瀬怜
一定のリズムで叩かれる背中
何処か心地よくて、瞼が落ちそうになる
神谷春斗
神谷は何もかもお見通しのようで
黒瀬怜
俺は眠気に身を任せた。