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思いついたストーリー

10 - ──君の声が耳元で揺らいだ──

♥

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2020年09月06日

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この国は危険だ

妖怪を人間が操り、 脅迫や強奪を繰り返している

まぁ見物だが。

だが飽きてきた

それに…

「最凶の妖怪」

が最近召喚されてしまった

めんどくせぇな…

情報によるとその妖怪は召喚主、

つまり、自分を召喚した人を 殺ったらしい

召喚主が妖怪を 操りきれなかったのだろう

召喚した妖怪が強ければ強いほど、

操るのが難しくなる

人間には妖力を 受け取る″器″のようなものがある

その器に妖力が収まりきらないと、

しっかり操ることが出来ないのだ

そしてさっき言ったように、

最凶の妖怪の召喚主が 殺られたということは、

最凶の妖怪が 野放しになった

ということだ

かなり危険である

多分問答無用で殺してくるだろう

街などの監視カメラに 映ればいいのだが…

グルッペン

ふぅ

グルッペン

大変なことになったな…

グルッペン

まぁなんとかなるか

グルッペン

しかし眠れん…

グルッペン

外の空気を吸いに行こうともしたが…

グルッペン

風もないようだし…

グルッペン

というか俺も妖怪(ペット)は飼っている

総統様っ!

グルッペン

ん?

グルッペン

どうしたんだ

あの妖怪が!

あの妖怪が、カメラに映りまし(((

うわっ!?うわぁぁぁっ!!!

グルッペン

どうした!

…….........……………。

グルッペン

殺られたな

グルッペン

まいっか!(๑>؂•̀๑)テヘペロ

「人の命は大切なんだよ?」

グルッペン

!?

グルッペン

(またか…)

グルッペン

(毎回驚かされるな…)

グルッペン

(冷静になれ、俺)

グルッペン

ふうっ(深呼吸)

グルッペン

てかまぁあいつ雑魚だったし、

グルッペン

ちょうどよかった

グルッペン

ご苦労であったな♪‪ニヤッ

グルッペン

まぁでも雑魚なりに役目は果たしたんだし、

グルッペン

結果オーライだな

グルッペン

ついに映ったか…‪

グルッペン

どんなやつだろうか…‪w

グルッペン

楽しみだな

グルッペン

死ぬ直前にあいつがデータを送ってきたから、

グルッペン

そこに映っているだろう

グルッペン

じゃあ…

グルッペン

早速拝むとするか…‪w

グルッペン

ポチッ

──その時俺は衝撃を受けた──

グルッペン

天音(あまね)…?

グルッペン

天音だ…

グルッペン

どう…して…

グルッペン

あいつはっ…

グルッペン

妖怪なんかじゃなかった…!

グルッペン

ちゃんとっ…

グルッペン

人間だったんだ!!

グルッペン

ハッ…!

そうだ──

天音が言っていた…

天音

ねぇグルッペン!

グルッペン

なんだ?笑

天音

「人工妖怪」

天音

って知ってる?

グルッペン

いや、知らないな

グルッペン

どういうものなんだ?

天音

その名の通り、

天音

人の手で作られた妖怪だよ

天音

そろそろできるんだってさ

グルッペン

そうなのか

天音

でも…可哀想じゃない?

グルッペン

そうか?

グルッペン

国のために役立てるからいいと思うが…

天音

だって元は人間だったんだよ?

グルッペン

まぁ確かにな(あっさり)

天音

(⑉・̆-・̆⑉)むぅ…

天音

人の命は大切なんだよ?

グルッペン

そうだな笑

天音

グルッペンは…

グルッペン

天音

グルッペンは、

天音

私が人工妖怪になったら悲しんでくれる?

グルッペン

グルッペン

悲しむゾ

天音

ふふっ笑

天音

やった!笑

グルッペン

喜ぶところじゃないだろ/////

天音

あははっ笑

天音

でも、ありがとうニコッ

グルッペン

ドキッ/////

グルッペン

なぁ天音

俺はスマホを天音に 向けながら呼んだ

天音

ん?

天音

あっ!

天音はすぐに 俺が考えてることに気づいて、

天音

ちょっと!/////

天音

私写真とか無理(((

グルッペン

カシャッ

天音

あぁ〜もうっ!/////

グルッペン

はははっ笑

天音

絶交!絶交!‪w

グルッペン

ごめんごめん‪w

ポロポロッ

グルッペン

気づいた時には何滴もの涙が 俺の頬を伝っていた

グルッペン

(あぁ…)

グルッペン

天音っ……

「悲しんでくれてありがとう」

グルッペン

そう言われたような気がした──

グルッペン

ニコッ

グルッペン

あぁ、俺は約束を守る男だからな…笑

「ふふっ笑」

「……ごめんね」

──君の笑い声が──

──小さく藍の空に響いた──

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