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係決めを終えすんなり解散した後、今

慎太郎

ジェシーいねぇと静かだなぁ

優吾

たまには静かなのもいいだろ

何故か3人で電車に揺られている

慎太郎

Tashikani !

優吾

ネイティブ風に言ってっけど「確かに」は日本語だかんな

慎太郎

くっ…俺にジェシーの代わりは務まらねぇ…!

優吾

何で努めようとしてんだよ 笑

テンポよく進められる会話に耳を傾けながら来ている通知に目を通す

優吾

お、樹じゃん

慎太郎

なになに、なんて?

「家借りてる」…ってなんだ?

家借りてる〜

どういうこと?

タコパお邪魔させてもらってますby北斗

早く来てよby大我

早くっ!dyみこ

うん

一旦巫子にbとdの違い教えといて

任せて!byJess

勢揃いじゃん

冰のアンカー祝いだよ♡

前祝いとかするもんじゃないでしょ

てか情報早

こーちが冰になすりつけることをきょもから事前に聞いてた✌

✌じゃねぇよ

ほら早く!

食べ終わっちゃうよ!

あ、こーちと慎太郎も連れてきて!

はぁ

あの、樹達が僕んちでタコパしてるらしいんですけど

優吾

マジでやったんだあいつら…笑

慎太郎

えっ、マジ?!タコパ!?

で、「こーちと慎太郎も連れてこい」とのことで

慎太郎

え!

慎太郎

行く行く!!

優吾

まぁ、俺も行かねぇと文句言われるだろうし

優吾

てかたこ焼き食べてぇわ

…じゃあ次の駅で降りましょう

慎太郎

おっけいっす

もう何か騒ぎ声が聞こえんだけど…

慎太郎

えっ嘘

そう言い森本くんはドアに耳を当てる

あ、いや…単に僕の耳がいいだけだと思うんすけど

慎太郎

いやでもね、ちょっと感じる

優吾

何をだよ 笑

中に入ったらもっとうるさいんだろうな、と思いながらドアノブに手をかける

が、開かない

ご丁寧に鍵を閉めてくれちゃって…

バッグの底から鍵を探し出し開けた

と思えば向こう側から閉められる

いつまでも鍵を開けられない僕を見た2人は「鍵違う?」などと話し始める

いや、

…いい作戦を思いついた

…そうですね

今日は別のところに泊まらないといけないかも

慎太郎

え、いや樹とかに連絡してみれば…

スマホを取り出そうとした森本くんに口パクで「乗ってください」と伝える

慎太郎

そ、そうだねー

慎太郎

カラオケとか行っちゃう?

向こう側からのドアの施錠音が消えた

今だ

右手にスタンバイしていた鍵を刺し開ける

北斗

っあ

…松村。

鍵師の名が廃るぞ

北斗

いや、うん。閉じ師ね?

北斗

去年演劇でやったけどね?

北斗

今そこ?

思い出せよ草太さんを

かけまくも賢き日不見の神よ…!!

北斗

いーって、演んなくていいから

家の鍵を持って去年の松村を再現するとすぐに静止が入る

北斗

ほら、入りな?

いや、妨害したの松村でしょ

北斗

それもそうか

優吾

…仲いいな

慎太郎

なー

おー、遅かったな

慎太郎

お邪魔しまーす!

大我

邪魔すんなら帰ってー

慎太郎

はーい!

北斗

何関西ノリしてんだよ

早々収集がつかない…。

優吾

収集つかねぇな…

…?!!

ジェシー

おっ!こーちぃ、おひさっHAHAっ!!

優吾

朝会ったわ

…巫子はもう存分に食べたんだろうな

巫子の部屋から物音が聞こえる。

そんなことを考えているともうこーち先輩と森本くんは輪の中に入っていた

なんだろう、この6人しっくりくるな。

完全に僕がイレギュラーみたいな空気を感じる。

…。

北斗

?冰〜

…あ、何?

北斗

早く来なよ

…うん

大我

冰ー

大我

なんか買ってきた?

優吾

家主に手土産求めるのやばすぎだろ

きょもを悪く言うな!!

優吾

言ってねぇよ!

息が詰まるような感覚を無視してたこ焼きを1つ口の中に放る

ン"ッ…

鼻にツンとする感覚がきた

慎太郎

慎太郎

…ジェシー、猫宮パイセンにあたっちゃったかも

ジェシー

え、マジ?

からぁ"い…

一番最初に食べるたこ焼きがタコ入りではなくカラシ入りとは、運が悪すぎる

北斗

ちょ、冰大丈夫?

「これ飲みな」と渡されるのは炭酸ジュース

…知ってる?辛いもの食べたあと炭酸飲んだら舌痛くなるの

北斗

そうなの?

北斗

ごめんわざとではなかった

でしょうね、七味かけご飯…!

北斗

今日俺に色んなあだ名つけるね?

北斗

そのまま北斗って呼んでくれても良いんだよ?

そうだぞー

樹って呼べー?

…遠慮しとく

松村、田中。

ずっとそれじゃん!!

ごめん。

これ以上無理に距離を縮めようとして傷つくのは嫌なんだ。

結局、僕はここから一歩も動けてない

ずっと弱虫で、独りよがりだ。

やっぱ辛い。

近くに置かれているグラスに入った炭酸ジュースを飲み干して気を紛らわした

人気者になんてなりたくありませんでした

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