樹
冰
「ねみぃ〜」と欠伸をしながら僕の部屋で床に胡座をかく田中。
さっきぞろぞろと集団で出ていった気がしたのだが
樹
何故この男は平然と居座っているのだろう
冰
樹
樹
冰
樹
冰
樹
冰
樹
冰
冰
樹
冰
樹
冰
冰
樹
冰
.
.
.
樹
自分の最大限の聴力を使って耳を澄ましてみる
…足音は聞こえない
まずは探索かと思い部屋を見渡してみる
樹
ベッドと、あとは勉強机があるもののそこに雑貨などは置かれていない
さっきさり気なくみこちゃんに「自分の部屋の自慢ポイントは?」とインタビューしてみたら
樹
樹
樹
樹
そう、俺たち
冰らが来る前にこんな会話をしていた
北斗
樹
樹
大我
樹
ジェシー
樹
北斗
樹
巫子
樹
巫子
巫子
そう言ってみこちゃんは部屋に駆け戻っていく
数分後またさっきと同じ速さで走ってくる
樹
巫子
巫子
巫子
樹
ジェシー
北斗
北斗
北斗
北斗がそう言うとみこちゃんはほっとしたような顔をして部屋に戻っていった
北斗
樹
大我
大我
ジェシー
大我
有名セリフを言えてご満悦のきょもとそれを見て笑っているジェシーを放って北斗と話す
北斗
北斗
樹
北斗
北斗
冗談半分で言った言葉を北斗は肯定してくる
樹
樹
北斗
北斗
北斗
樹
大我
樹
樹
北斗
北斗
ジェシー
樹
樹
自分が座っているベッドにも目をやると、写真立てが目に入る
…写真は入っていない
その隣のもう一つの手作りのような写真立ても見る
樹
一番前で大きく写る小さい頃のみこちゃん
と、父と母というには若すぎる男女。
樹
樹
冰
樹
冰
冰
扉から顔を覗かせていた冰はそう俺に聞きながら部屋に入ってくる
聞いたほうがいいか…?
まず、今日の調査結果を北斗たちに話すべきか…?
冰
樹
樹
まずった、何で俺写真立て持ってんだよ
樹
冰
まさかのオウム返し…
反応見た感じあんまりいい思い出はなさそうだけど…
冰
冰
樹
冰が俺の手の中にある写真立てに向ける視線と表情はひどく優しく、みこちゃんへの想いを表すには十分なものだった
冰
樹
冰
詳しいことは何も分かんなかったけど、冰のこんな部分が知れたのでプラマイプラだろ。
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