テラーノベル
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家に着いた。
薄い光が差し込む。
ひまちゃんの写真が、 カメラいっぱいに収まった。
ほんとはもっと撮りたかったし、 もっと見ていたかったのだが。
暑すぎる日差しは彼にも よくないと思いやめておいた。
そう、その彼は少しバテてしまったらしく、今は少し涼しめの和室にいる。
すち
俺はスマホを取り出して、
ゆっくりらんらんに見した。
LAN
俺が見したのは、 俺のメールの受信欄だった。
LAN
すち
すち
すち
すち
と俺は昔の自分を撫でるように、 優しく右手を左手で覆った。
すち
LAN
すち
a.kira.
a.kira.
a.kira.
a.kira.
a.kira.
a.kira.
a.kira.
a.kira.
a.kira.
送信を取り消しました。
a.kira.
♡seな♡
♡seな♡
♡seな♡
♡seな♡
♡seな♡
♡seな♡
♡seな♡
♡seな♡
送信を取り消しました。
送信を取り消しました。
送信を取り消しました。
LAN
らんらんの顔は青ざめてた。
すち
LAN
嫌な予感がした
多分こいつら、いまのすちを知ってる
高校から、引っ越しもしてないから
ほぼ全部の情報は…
LAN
LAN
この着信には明らかな殺意がある
鈍いすちが気が付いてないだけで、 俺は気持ちがわるいほど感じ取ってしまった。
LAN
LAN
LAN
コメント
6件
わぁぁぁぁらんらんすちくんのこと守ってぇぇぇぇ!!!!! はい。今回も神ですねみち。
あねぇマジで千いかないと書こうにもかけんて