えと
私は──
ゆあん
待って!
私の声をゆあんがかき消した。
えと
……なんで?
ゆあん
嫌。俺はやだ。
ゆあん
えとさんがどう答えるかは知らない。けど、
これで好きですとか、付き合う?とか言われたくない。
これで好きですとか、付き合う?とか言われたくない。
ゆあん
えとさん、なんかいつもと違うんだもん!
えと
……意味わかんない。
私はいつも通りだよ?
私はいつも通りだよ?
悩んでること…バレてるの…?
ゆあん
本当に好きだと思うまで、好きだなんて言わないで!
ゆあん
本当に好きだと思う人が出来るまで、ノリで付き合おうなんて思わないでよ!
ゆあん
……えとさんが好きな人、ちゃんといるよ…
えと
……だったら、私にどうしろって言うの?
えと
こんな私を好きになる人なんて居ないよ。
ゆあん
居るよ
えと
いてもいなくても、私の答えは変わらない。
えと
愛してくれるなら、それでいい。
えと
……多分、どうでもいい…
言葉を探して放つ度、心の奥で少しだけ痛むのは何…?
ゆあんの顔が見えない分、とても怖かった。
あれだけ自分のことを気にかけてくれてるのに、私は踏みにじった形にしてしまった気がした。
本当に、どうでもいいんだ。
そのはずなのに
ゆあん
えとさん、そういう所だよ
えと
…何が?
ゆあん
俺が好きなところ。
えと
はぁ?w
思わず引き笑いと共に声が漏れる。
ゆあんは画面の奥でクスリと笑い声が盛れてきた。
ゆあん
そういう、謙虚なところとか、
優しいところとか
優しいところとか
ゆあん
悩み事があっても、気づかれないようにいつも通り接するところとかね。
えと
…な、何を言ってるの…?
ゆあん
皆は気づいてないかもしれないけど、
ゆあん
俺はえとさんが好きだから。
胸がキュッと痛む。
それは、気づかれたからなのか、好きだと言われたからなのか。
心のどこかで、ゆあんの笑顔が頭に浮かんだ。
ゆあん
よし、誓う!
えと
…なにが?
ゆあん
えとさんが、心から笑って、全力で俺の事好きって言えるように、なんでもする!
ゆあん
なんかあったら第1に俺に言うこと、わかった!?
えと
え、えぇ…?
ゆあん
他の人が好きになったなら俺は諦めるけど…
今はいないんでしょ?
今はいないんでしょ?
えと
居ないけど…一体何すんの?
ゆあん
なんでもする!
ゆあん
そうだね…例えば、何があってもずっとそばにいるよ!
頭に浮かぶのは、元気に可愛くニコッと笑うゆあんの姿。
嬉しくなって、頬が軽く上がる。
この日のこの時間から、ゆあんの『えとさん元気作戦(?)』は実行された。
主
はい、どうもこんにちは。
作戦内容は思い浮かんでません((
作戦内容は思い浮かんでません((
ゆあん
どうなっても知らないよ?
主
えへ☆
ゆあん
……(引笑)
主
…なんかすんません。
主
それではまたどこかで
主
おつぴちー