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続きってありますか?
続きみたい
物語めっちゃすきだ!!
if
部屋にいる皆の顔が曇る
時刻は8時半
俺らの彼女である"悠佑"の門限
でも、彼は今此処には居ない
ーhotokeー
いつもお調子者な水髪の彼だって
意味深に光る瞳を薄く覗かせている
初兎
ないこ
if
りうら
ーhotokeー
ないこ
部屋が少し凍りつく
胸の奥からふつふつと 「不安」という言葉に置き換えた感情が 湧き上がってきた
ーhotokeー
if
りうら
りうら
りうら
ないこ
りうら
りうら
ないこ
ヒステリーを起こしやすいりうら
それを宥めるのはないこだが
ないこはないこで不安症だから 毎度りうらに流されてしまう
初兎
if
if
初兎
初兎
不安よりも怒りが勝ったいふと初兎
本当に誘拐なんてされた時には 生きて帰ることは許されない
ーhotokeー
1人黙っている仏は
凄まじい速さでスマホに文字を打ち込む
ーhotokeー
ふぅと息を着くと、なにやら 長文を打ち出す
ーhotokeー
これだけ打っても彼の心は晴れない
まるで無意識で打っているような そんな表情をしている
りうら
ないこ
初兎
if
ーhotokeー
悠佑の知らない、彼氏達の裏側
こんなにシンパイしているなんて きっと気が付いていないのだろう
悠佑
揺れる髪と滴る汗
腕時計は門限を過ぎた時間をさしている
悠佑
ヤンデレのことは承知の上
何故こんなことをしてしまったのだろうか
悠佑
悠佑
あとの事を考えると帰るなんて したくなかった
それでもどうしてか
体は速く走る事を求めた
「早く帰らないと」
そう物語っている
悠佑
溢れそうな涙をぐっと堪えて 届くはずもない謝罪を述べる
悠佑
数回程スマホがなった気がするが
きっと気の所為
残りの帰宅路を全力で走った
ガチャッッッ
悠佑
次はどんな言葉が飛んでくるのか
堪えていた涙が頬をつたる
怖くて恐くて仕方がない
カチャ、
リビングの扉が開いて青髪が見える
if
冷えきった声は悠佑の心を抉る
if
悠佑
ふいっと背けられた目にすこし寂しさを 覚えて、靴を脱ぐ
こんな時でも頭は冷静だった
初めはりうらを慰めないといけない
不安で押し潰されるともう俺には何も出来ないから
早めに助けてあげないと
自分の所為ではあるそれを考える
これ以上待たせては行けない
早くリビングに向かおう
「なぁ、あにき?/悠くん?」
❯❯to be continued