最初は表と裏で使い分けている程度だったが 笑顔が嘘っぽいと言われてしまったことから 完全に人格を分けて使いこなすようになった 表の人格は常に笑顔で面白くいわゆる陽キャ 裏の人格は無表情で人を信じないいわゆる闇 外ではずっと表の人格だが落ち着ける場所だ と裏の人格になる。落ち着ける場所といって も自分の部屋くらいだ親にも人格のことは打 ち明けておらずもたろん職場でも表の人格で 過ごしている
昔々あるところに普通の女子高校生がいた その高校生の名前は灯里という 一応この物語ではヒロイン役なわけだが 特に重い過去や役割を背負っているわけではない みんなが想像するような普通の家庭だ 特徴があるとすれば灯里は少し深くそして重く 考えすぎるところがあるということだ 要するにネガティブなのである しかし灯里は周りにそれを悟らせることなく 順調に日々を過ごしていたのだ そして卒業式を前日控えたある夜のことだった その夜はこれまでの人生を振り返りながら コンビニに向かっているところだった もちろん誰にも会うとは思っておらず 一人で歩いていたので外面のスイッチを 切ってしまっていてしまったのだ しかしクラスメイトに会ってしまう この不測の事態に急な対応ができず ぎこちない感じになってしまったのだ それを見たクラスメイトは なんだかいつもと様子が違うことに気がついて それを指摘してしまったのだ それを聞いた灯里はこれまでの人生を すべて無駄にされたように感じ その場では誤魔化したものの 内心はすごく焦り家に帰ってから これまでの人生は何だったのかについて 深く考えこんでしまったのだ そしてその日は夢を見たのだ その夢では灯里が二人いてなにか話し合っている 起きたときにはなんとなくしか覚えておらず 灯里は夢だからとあまり気にしていなかった しかも気分は絶好調で悩み事など 何も感じられなかった その日の卒業式は無事終わり 灯里は大学生になった しかし大学生になっても何も変わらなかったのだ 高校のときのように順調でなんならより良い 生活を送っていたのだ そんなある日体調を崩してしまったのだ 体調を崩したといっても風邪の症状が あるわけではなく 単に身体が重かったり動かせなかったり しただけなのだ 病院に行くと精神的なものだと診断され しばらく大学を休むことになった 灯里は心当たりがなかったのだが 昼はできれば散歩をするように言われたので できるだけ身体を動かすようにしている それから何日かたって その日も散歩に出ていた しかしその日は調子があまり良く無く 散歩の途中でたおれてしまったのだ
太宰に出会う 武装探偵社に行く 全員そろってる 与謝野先生に見てもらう そこに乱歩も同席する 人格が2つあることに乱歩が気づく 体調不良の原因も 太宰が独自の方法で裏の人格を引きずり出す 催眠的な 裏の人格は影と名乗る 影が自己紹介をする 影ができたときのことなど 灯里に変わる 灯里が説明を受ける 探偵社に入ることになる 親に説明しに行く 大学は辞めることになる 入社試験を受ける 灯里が頑張る 合格する 1日を半分ずつで交代することになる 元気になっていく 探偵社のみんなに認められる happy end