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菊
無論。 行かずに脱走なんてして居たら私はフェリシアーノ君に今頃、パスタの調味料として扱われていたでしょう。
フェリ
フェリ
菊
フェリ
あの短時間で慣れてきたのか、淡々と会話が進んで行く。 目の前には美味しそうなボロネーゼが入っている お皿が向かい合っている状態で2皿並んでいる。
フェリ
菊
終始無言の中始まり、小さく聞こえる音は、 フォークと皿が当たる金属音だけ。 お腹は空いているが、喉が目の前の美味しそうなボロネーゼを通そうとしない。
フェリ
菊
菊
フェリ
菊
頭の片隅に追いやっていた重要なモノを ようやく思い出した。
私、なんで " 誘拐犯 " と一緒に食事をしているのでしょう
フェリ
猫撫で声で語りかけて来るが、 まず、なぜ誘拐犯に 私の事を曝け出さないといけないのでしょう。
菊
フェリ
本っっっ当に 我儘な人ですね、 この人は 喉まで出て来た言葉を飲み込み、ある程度の個人情報を言えば満足するだろう。
菊
フェリ
フェリ
フェリ
フッと嘲笑された事に怒りを覚えたが、 何とか自分を落ち着かせた。
菊
フェリ
フェリ
菊
溜息混じりな返事をして、目の前のボロネーゼを口に入れた。 性格はあれだけど、料理の腕前はプロ並だった。 私は綺麗にボロネーゼを完食した。
フェリ
菊
フェリ
菊
菊
Continuar .