南帆
〜〜♪♪
夜蛾先生
随分とご機嫌だな
南帆
ん〜♪まぁね〜
南帆
だって、みて、?
南帆
この綺麗なビー玉
どこまでも透き通っていて、青いビー玉
ビー玉を外の空の光に当てながら見る
夜蛾先生
確かに綺麗だな
南帆
ねぇ、先生?
南帆
先生、前私に言ってくれたよね
夜蛾先生
…何をだ?
南帆
私の目はこのビー玉
南帆
ううん、
南帆
お母さんの目より綺麗だって
夜蛾先生
あぁ、確かに言ったな
南帆
でもね、
南帆
それ違うよ
南帆
だって私の目はいつだって濁ってるよ
夜蛾先生
そうか?
南帆
うん
夜蛾先生
…
南帆
でも先生が、この目をいつまでも綺麗って思ってくれるなら…
南帆
私が死んだ時、私の目を特別にあげるよ
夜蛾先生
はぁ…、死者の目をくり抜くほど非常識じゃない
南帆はまるで驚いたように目をまん丸にした
南帆
そっか…w
南帆
さっ、もう行かなきゃだから
南帆
またね!
夜蛾先生
あぁ…
コツ、コツ、コツ
南帆
ん〜!いい天気
校庭が映る窓を眺めながら言う
そして、
いきなり飛んだと思ったら窓を刀でわって、外へ飛び出す
南帆
ひゅーッ!✨
南帆
きれ〜ッ
窓から夜蛾先生の怒鳴る声を横にしながら落ちる。
身体を受け止めて、すり抜ける空気が 気持ちいい
南帆
あー、死ぬぅー(棒)
ポスッ
南帆
あ
南帆
悟くん
悟
…お前自殺願望でもあんの?
南帆
んーや?
南帆
早くおろして
悟
はいはい、
コツンッ
南帆
ありがとね
悟
はぁ…
どうも呆れているような引いているような顔をしているのがうちの後輩五条悟
傑
こら、人をそんなめで見てはいけないよ
で、こんなこと言いながら同じような顔をしてるのが悟の親友、夏油傑
南帆
傑くんも同じ顔してるよww
南帆
あ、硝子ちゃんは?
悟
先煙草買いに行った
南帆
そっか、吸うのも程々にしてねって言っといて
傑
わかった、伝えとくよ
つまり、私は悟達の先輩で、2年生である
南帆
じゃ!これから任務だから
南帆
じゃーねー
悟
…なんだアイツ
誰に嫌われようと関係ない
でも、大切な人が、私のことを好いているのなら
きっと私は__
嫌われるのが怖くなるのだろうか?