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ガラッ
クスクスッ
ヒソヒソッ
愛菜
今日も いつもと変わらない日常。
教室に入った途端、
皆が私の悪口を言う。
可笑しく笑いながら、
本人に聞こえるように わざとらしく…。
愛菜
愛菜
私が一体何をしたの?
愛菜
もう聞きたくないっ!
愛菜
愛菜
皆の言葉が ナイフのように 私の心を突き刺しえぐる。
そんな 地獄の毎日だった。
ガラッ
ヒソヒソッ
クスクスッ
美月
今は別の子が 標的になっている。
今日もまた、 皆が笑いながら、 彼女の心に言葉のナイフを 刺してえぐる。
誰も 彼女の傷を知らずに。
気づかずに。
愛菜
私は彼女の気持ちが よく分かる。
前まで 同じ立場だったから。
出来るなら 彼女を助けてあげたい。
けど、
私は弱虫だ。
知ってるからこそ、
もう同じように なりたくない。
愛菜
罪悪感を感じながら、
私も彼女の心に
ナイフを向けた。