あれから数年後 僕が10歳の時 父親が事故で亡くなった
父親の遺書には 『子供たちをよろしく頼むよ』 そう書かれていた
それから 母親は朝から夜まで仕事でいない日が増えた 今ではほぼ家には帰ってこない
莉來
優希
拒食症はあれから少しづつ治ってきたけど 元々少食だったから治ってきても あまり食べなくなった
多分そのせいで貧血で倒れたり、 数日だけ入院したり 学校の定期的にある検査で引っかかったりした
秋音
優希
『どうせ吐いちゃうから』っていつも思って 食べる気にはなれなかった
海
優希
それでもゼリー位は食べれたから死なずに済んだ
まぁその代わり 1日何回も食べることになってるけど
そんな調子で中学生になった 母親から『中学なら3人と同じ椚ヶ丘中学校!』って 前から言われてたから半ば無理やりだけど椚ヶ丘中学に入った
成績は良かったから簡単にA組に入れた それで2年前半までは教師に媚び売って 内申点を上げてた
教師軍からの信頼を得る事もA組でいる 裏ルートみたいなものだから
海
秋音
莉來
優希
正直これが本来の自分かどうかは知らない けど姉貴も兄貴も褒めてくれたから頑張れた まぁ教師軍は『やっぱりあの一条兄弟の弟なだけある!』とか 『お前はやっぱりできるやつだ!』
姉貴も兄貴も成績優秀だった だから教師軍は僕のことは何も知らねぇくせに 当たり前とかやっぱりとか 何かあったら相談しろ! なんて事を言ってくる
優希
そんな風に過ごしていた期末テストを終えた頃 テストの点数が格段に落ちた 前までテストでは学年3位以内には入っていたのに その時は学年19位だった
普通の学校ではこれでも高得点なんだろうけど、 椚ヶ丘中学校ではこれは大きな差だった
秋音
海
莉來
兄弟は相変わらず優しかった でも教師軍は違う 『お前には失望したよ』『なんでここまで順位が落ちるんだ!』 こんな事をたくさん言われた
この時プツンと何かが切れる音がした その日の帰り
MOB
同じクラスの奴に絡まれた いつもなら相変わらずの営業スマイルをカマしながら スルーして教師にすぐご報告に行くところだけど さすがに色々言われたこの日はスルー出来なかった
優希
MOB
MOB
優希
MOB
優希
MOB
優希
MOB
優希
MOB
優希
この時正直どうでも良くなって なんならこいつら2人とも殴り殺してしまおうかな とか思ってた
けどさすがにこれ以上は兄弟に迷惑かけられない とか思って逃げた
優希
海
秋音
この時母親が居なくてすごく安心した また思いっ切り殴られるとか思ったから
優希
海
秋音
優希
海
秋音
その時僕はまさにパニック状態
今まで我慢してたのが全部台無しになった ここまでやったことが全て水の泡 そう思って涙が出てきてその日は寝落ちするまで泣いた
海
秋音
海
秋音
莉來
秋音
莉來
海
秋音
海
莉來
海
秋音
次の日
秋音
海
優希
この時のドヤ顔はさすが双子だなとか思った
それでこの日は遊びまくった
海に行ったり
海
優希
優希
色んな店回ったり
秋音
優希
海
優希
帰ってきて みんなでトランプやりまくった
海
優希
莉來
秋音
海
優希
次の日学校に行ったら即職員室行きになった
MOB
優希
先生
優希
先生
優希
先生
先生
優希
先生
優希
先生
優希
先生
優希
先生
優希
優希
優希
先生
優希
先生
先生
優希
先生
優希
こんな事をしても姉貴達は優しい
海
秋音
莉來
さすがに最後の姉貴の言葉にはビビったけど まぁ姉貴達がいいならいいかと思いそのままエンドのE組になった
コメント
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続き楽しみです!