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forget
?
Why?
E p i s o d e .2 赤いアネモネの贈り物.
色とりどりのコスモスが 身を包んでくれている
柔らかな陽射しもなぜか 眩しくない。 淡い色のコスモスが 揺れている
夢の中で眠るなんて、 なんだか面白い。
Mofu
もふさん、起きてください
Mofu
そこにいた 真っ黒い猫は俺の額に 桃色の肉球を置いた。
Mofu
Mofu
Mofu
思い出してみて下さい。
Mofu
首を傾げて、 檸檬色の瞳で俺を 見つめてきた。
Mofu
撫でようと手を伸ばした
ばちんッッッ
Mofu
飛び起きるとそこは いつもの部屋。 コスモスなんて猫なんて どこにも無い/いない。
時計の針は、朝の8時を指していた
Mofu
重い体を起こして ベッドから降りた、 カーテンの隙間から差し込む 朝の光は眩しかった。
外の電線の上で 雀が2,3匹 鳴いていた。
Mofu
Mofu
扉の前の床に 赤いアネモネの花束が 1束置かれていた。
Mofu
拾い上げると、 意外にも大きくて腕に 抱き抱えた
Mofu
Noa
Noa
Noa
Noa
Mofu
Mofu
Noa
Noa
Mofu
Mofu
Noa
Noa
Mofu
Noa
のあさんの口周りには クッキーのかすが 少し着いていた。
リビングに降りると、 珍しく人が多くいた。
平日の朝なのに、 と思いながら挨拶をした。
Mofu
Runa
Donuku
Yuan
Tattunn
Tattunn
Runa
Mofu
Yuan
Donuku
Donuku
Runa
Runa
Runa
そう言って しきりに咀嚼している。 頬はパンパンになっていた。
Yuan
Tattunn
Mofu
Runa
Noa
Noa
Mofu
オムライスはとても大きくて 湯気が立ち上がっていた。 ケチャップのかけ方が 上手だと無駄な事を考えて スプーンを持った。
がしゃん
Mofu
スプーンを机に落として 慌てて持ち直した。
がしゃ
Mofu
力が…入らない
Donuku
Mofu
Mofu
手を見ると ひくひく痙攣していた
Tattunn
Runa
Noa
Mofu
昨日は早く寝たし 夜更かしなんてしてない。 でも、そういうことにしておいた
Yuan
Mofu
Mofu
Yuan
Donuku
Runa
Mofu
Yuan
Mofu
オムライスは甘くて しょっぱくて とても美味しかった。
優しい人達
ソファに腰掛け 頭を抱えた。 パソコンの画面を見つめて 溜息をもらした。
Mofu
Runa
Mofu
俺は今、大学四年生だ、
だけど…
教授が怖くて 行きたくない。
体罰やら、暴言やら もう標的にされるのはこりごりだ。
大学自体やめたい
だから、もう行かない
Runa
Mofu
Runa
Mofu
働こうと思っても 雇ってくれる所がない
だから、我慢。 しばらく我慢
一年我慢するだけ。
Runa
Mofu
ドンと背中を叩かれ驚き 振り返った
Tattunn
Tattunn
Tattunn
Mofu
Tattunn
強いストレスを感じる 憧れや、嫉妬、妬み 全て毎日感じる。
奥歯がきしむほど 噛み締めた。 泣くのを我慢することは、 とても辛く,苦しい。
空はまだ明るくて 日が照っていた。
ばちん
Tattunn
Runa
Noa
Yuan
Runa
だれ?
どこ?
なに、怖い
俺、なんでこんな所で…
Noa
Tattunn
Tattunn
どうして、 俺のことを…?
こわ
"気持ち悪い"
ばちんッ!!
血管や神経が切れたと思う位の 音が脳内で響いた
Mofu
時が進みすぎている そんな感覚に襲われる
Noa
Mofu
Noa
Tattunn
Runa
Mofu
Mofu
Tattunn
Noa
Mofu
Runa
Runa
Runa
Mofu
Mofu
Runa
Mofu
花瓶いっぱいのアネモネを渡された アネモネは元気に顔を見せていた。 薔薇の花束より、 可愛らしい感じがした。
そういえば、アネモネの花言葉は…
_________. なおきりさんはからかうのが 上手だなぁ と思いながら、冷たい フローリングの上をすり足で 歩き始めた。
Tattunn
Tattunn
Noa
Runa
Runa
Runa
Runa
探偵らしく、顎に指をかざし 落ち着いたような雰囲気で 彼女は淡々と喋り続けていた。
Tattunn
Noa
Noa
Runa
Yuan
ごと、
花瓶を窓辺に置くと 重めの強い音がした。
花瓶の中の水が 太陽の光で輝いている その輝きで、ベッドの布団が 煌めいていた。
Mofu
Mofu
ベッドに倒れ込むと うとうとしてきて、 ほんの少し そう思い、目を閉じた
Mofu
きらッ きらりんッ
1つ、また1つと 流れ星が流れた
天の川が空で 輝いている
どこか、見たことがあるような ないような。 みずがめ座の星が 強く光を放ち 目を眩ませてきた。
ゆ
め
?
Runa
匂いにつられ、 キッチンてまでやってきた
Noa
Runa
Noa
Noa
Noa
Runa
Noa
Runa
Runa
Noa
Noa
Noa
Runa
Noa
にかっと笑みをこぼして 匂いを体いっぱいに 充満させた。
Noa
Runa
Runa
Noa
Runa
Donuku
Donuku
続々と客人が増えていった
軽めのノックをして 返事を待つ。 しーんと、 無音が数秒続いた
Runa
Runa
扉を開けると 中は真っ暗闇。 カーテンは開けっ放しで もふくんがベッドに 横たわっていた。
Runa
Runa
もちろん 返事はない。
Runa
それなりの大きさの声をだした 返事はない。 寝息すら聞こえず、 なんだか不安を覚えた
Runa
Runa
Mofu
Runa
首に指を当てると なんの振動も衝撃もなく ただ、冷たかった
Runa
無理やり体を起こすと 少しの寝言混じりに、寝息が聞こえた 目を開けかけていた。
Mofu
Mofu
Mofu
Runa
Mofu
Mofu
体を思いのまま伸ばして言った
Runa
Mofu
物凄い勢いで視線を 壁に掛けられた時計に向けた
Mofu
Mofu
Runa
Runa
Mofu
Mofu
笑いを混ぜて話される 私がおかしいんだろうか
Runa
Runa
Runa
Runa
Runa
Runa
Mofu
Mofu
身に覚えのないことを言われて はてなが頭に浮かぶ
Runa
Runa
Runa
Runa
Mofu
Mofu
るなさんの夢だろう そういうゆめはたまにある
Runa
Runa
Runa
Runa
Mofu
Mofu
Runa
Runa
Mofu
いつも明るいるなさんに あんな雰囲気で言われると 只事でないように感じる
しょうがないから、 行こう
Runa
Runa
Runa
Mofu
Siva
Eto
Mofu
Japapa
Donuku
Noa
Runa
Mofu
Runa
Eto
Noa
Eto
Siva
Siva
Siva
Noa
Runa
Mofu
行ってらっしゃい と、背中を押され家を出た
何もないよ。
きっと
消毒っぽい香りが 鼻に強くきた
Runa
Mofu
Runa
Mofu
Mofu
そう言って 歩いて去った。 勘違いだと言われたけど
明らかにおかしい。 でも、疲れてるだけか と、自問自答していた。
廊下に設置された椅子に ゆっくり腰掛けた。 広い病院だから緊張で そわそわしてしまう
小一時間経過して、 一つの部屋に招かれた。
パソコンに椅子 そして沢山の収納 よくある病院だった
医者
Mofu
医者
医者
溜息をつき 不快を感じるような表情で 話を続けられた。
医者
医者
Runa
Mofu
医者
医者
医者
アネモネの花束が恋しい 発せられる言葉全て、が嫌。
贈り物をくれた誰かが 助けてくれたらいいのに。
赤いアネモネの贈り物は どうやら神様が 申し訳程度で置いたらしい。
暗い悲しい贈り物なんて
望まないのに。
E p i s o d e .2 赤いアネモネの贈り物.
NEXT E p i s o d e .3____ ↑.♡沢山
E p i s o d e .1に 1200いいねつきました! ありがとうございます!!
コメント
6件
初コメ失礼します!! 花言葉...調べてみましたけど...誰が置いたんだろう... 謎が深まるばかりですね... 続き楽しみに待ってます!
大好きです!!!!
赤いアネモネの花束は一体誰が置いたんでしょうか。なおきりさんではありません。そして、花言葉とは。 少しでも気になった方は調べてみてください!!物語がより一層面白くなること間違いありません!!