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蘭は淡々と話し始めた。

BARの放火が起きる少し前、

アジトに行った日、、

うぃーす

じいさーん

BARの店主

、、蘭か、、

、、?

下行くわ、、

BARの店主

あぁ、、

BARの店主

、、、、

BARの店主

ちょっと待ってくれないか、、?

ん?

BARの店主

これを、、

BARの店主

あとで、、、読んでくれ、、

そう言って彼は俺に一封の手紙を手渡した。

その時のじいさんは、酷く塞ぎ込んでいるように見えた。

、、あ、うん、、

BARの店主

今日は、上がるよ、、

(いつもと違う、、、)

異変に気づいていながらも、何も声をかけなかった。

あんなことになっているとは、思ってもいなかった。

じいさんが店を出ていった後、俺は急いで手紙を開封した。

無垢な白い封筒は、糊でしっかりと閉じられていた。

雑に破り、中身を取り出す。

手紙は、全部で2枚だった。

柄の何もない、線だけが入っている地味な便箋。

そこには、達筆な文字が敷き詰められていた。

その題を読んだ瞬間、思わず、 「え」 と心の声が外に出た。

題は、「遺書」 だった。

そこには、ある男に脅されていること、その男の全貌などが淡々と書き詰められていた。

果てには、自ら死を迎えようとしていることが綴られていた。

、、じいさん、、!

手紙を読み終え、慌てて店を出た。

彼を探した。

もっと落ち着いていれば、見つかったのかもしれない。

いや、彼は既に夜の人混みに飲まれていたのかもしれない。

それから、毎日毎日探したが、見つからなかった。

そして、「稲見琉音」という男も探した。

じいさんの手紙の中の彼は、冷徹で非人的な人柄だった。

そして、俺を果てしなく愛しているらしい。

ある時、突然店にやって来て、脅されたのだという。

あの店は、俺たちのアジトだった他、闇取引の中継役などをしていたのだ。

それを掴まれ、脅されたらしい。

じいさんはいつしか彼に金を渡すようになり、心をもぼろぼろになっていった。

彼に心を操られていたのだ。

そして、あの日は来た。

いつものように都内を探し回っていた時だった。

その悲報をネットのニュースで知った。

、、、、っ?!

うそ、、だろ、、

しかし、「放火」 という文字に違和感を覚えた。

よりによってあんな店に。

俺は、じいさんが自ら火を放ったのだ、と悟った。

蘭は、悔しそうな表情で語った。

そして、話し終えると、私にじっと目を向けた。

、、、、俺が知ってんのはこれだけです

波華

ありがとうございます、、

俺は、

竜胆が刑事を殺したとは思えません

波華

、、、というと、、?

俺が追われていて、逃げていた時、

喧嘩したんです、、

それで、

竜胆は

''俺が全部刑事に話す'' って言って、

去ったんです

それが、

最後に見た竜胆です、、

波華

、、、、

俺への罰なんすかね、、

竜胆に謝りたいんです

律都

、、、、っ

波華

、、、、!

俺が逃げていたのは、

お前のためだったんだ、、って

言いたいです。

波華

、、、、え、、、?

今回は、

あいつは何もしてない、、

俺のDV事件で追われてたのに、、

律都

、、、、

警察は、竜胆まで捕まえようとした

自慢して言えることじゃねぇけど、

俺らは警察なんて別に怖くなかった。

慣れてた。

でも、急に怖くなったんです、、

竜胆に、俺と同じ思いを負わせたくなかった、、

律都

、、、、?!

突然、青木さんが蘭の胸ぐらを掴んだ。

波華

青木さんっ、、!!

波華

病人です、、、、!

律都

知ってるよ、、

、、、、

律都

なぁお前、

律都

自分がどんだけ自分勝手で横暴な発言してっか分かってんのか?

律都

お前のせいで弟が死んだんじゃねぇのか、、?

波華

青木さんっっ、、!!!

波華

やめてくださいっ、、!

分かってるよ、、

竜胆は戻って来ねぇって、

私が青木さんの手を無理矢理離した。

蘭は、がくっとベッドにもたれる。

そして、声を殺してすすり泣く。

りん、、ど、、、

律都

波華ちゃん、、行こっか。

波華

、、はい

波華

蘭さん、、また、来ますね。

そして、私たちは部屋の扉を開けた。

その時、後ろから声が飛んできた。

竜胆はっ、、

竜胆は、生きてるんですか、、?

波華

、、、、

律都

、、、、

私と青木さんは目を合わせた。

思っていることは、同じだったようだ。

互いに、こくり、と頷いた。

扉の先で、竜胆は待っていたのだ。

そして、全ての話を聞いていた。

波華

2人で、ゆっくり話してきていいから、、

竜胆

、、、うん、、

5か月ぶりの兄は、少し痩せていた。

竜胆

兄ちゃん、、

、、、、、っ?!

ど、、して、、

兄は、戯言を呟きながら、ぼろぼろと涙を零していた。

俺は、兄のベッドの横の椅子に腰をかけて、経緯を話した。

その間、兄は相槌を打ちながら、涙が止まることなく溢れていた。

竜胆

っていうことだったんだ、、

竜胆

信じらんない、、よね、、

竜胆、、

ごめんな、

ごめん、竜胆

俺の所為だ、、

俺の問題に、お前を巻き込みたくなかったんだ、、

今更、、だな、、、

でも、

今言わせて、、

大好きだ、竜胆

何よりも、誰よりも、

お前が1番大切だ。

竜胆

、、、っ、、

まさか、そんな理由があったなんて、思いつきもしなかった。

喉の奥がぎゅうっと痛くなる。

視界がぼやけ、頬に雫が蔦る。

竜胆

俺も、、ごめん、、

竜胆

喧嘩したままなんて、後味悪すぎる、、

っ、、、、

竜胆、、、

兄がその名前を呼んだ時、はっとした。

だめだ。だめだ、だめだ。

竜胆

ごめん

竜胆

もう、行くよ。

竜胆

もう、会うこともない、、

、、え、、?

なん、、で、、、

竜胆

ばいばい^^

竜胆

兄ちゃん

竜胆

俺は、幸せだったぜ。

竜胆、、、!

嫌だ、行かないで、、

その声を聞こえぬ振りをして、席を立った。

体が重かった。

その重い身体が、心の奥底を物語っていた。

それでも行かなければ。

心を無にして、いや、実際は無ではなかったのかもしれない。

ただ、

部屋を出た。

扉を閉じた瞬間、堪えていたものが全て溢れた。

ドアにもたれ掛かるようにしてうずくまった。

苦しい、辛い、重い。

こうするしかなかったのだ。

そうでもしなければ、俺が持たない。

ここから居なくなるのが、怖くなってしまう。

そして、兄のために自身が与えられる、せめてもの罰だった。

竜胆

ぅぅ、、、

竜胆

ぁぁああぁぁあ''、、

自身への罪滅ぼしでもあったのかもしれない。

冷たく、固い床の上で最後に見た兄の目と、最後に聞いた声を反芻していた。

さぁ、第12話終了です!

今回は泣けますね、、

悲しい、、

とある韓ドラに少し似てますね、、

さてと、

ここまで読んでくださった皆様!

本当にありがとうございます!

いいねも、本当にありがとうございます!!

これからもやさしく見守ってくださると幸いです、、、🙇‍♀️

次回は、

事件がついに完結、、?!

そして、恋の行方も、、、?!

物語が「結」に入っていきます、、

では、

お楽しみにー!!

この作品はいかがでしたか?

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コメント

1

ユーザー

終わりに近いてるのか、、、。 今日も今日とて最高でした💘

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