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co.

ん…?ここ…どこ…?ハッ…!何ここ…さとみくんとるぅとくんもいる…!さとみくん、るぅとくん起きて…!!

目が覚めると初めて見る部屋に居た。

近くにさとみくんとるぅとくんも僕と同じように床で寝ていた。

慌てて2人を起こす。

sa.

ん…?なんだよ…っ!?ここどこ…!?おいるぅとも起きろ…!!

ro.

何…まだ眠いよ…えっ…!ここ、どこ…!?

co.

わかんない、起きたらここにいたんだよ…

sa.

とにかく出口を探さないと…!

ro.

早くここを出よう…!っ!?

るぅとくんは立ち上がろうとするとすぐにその場にしゃがんだ。

co.

どうしたの!?

僕はかがみ込んでるぅとくんの顔を覗き込んだ。

ro.

僕の足首に鎖がかかってて動けない…!

sa.

嘘だろ…俺、鍵探してくる!あそこにドアがあって別の部屋に繋がってるみたいなんだ

co.

本当に!?るぅとくん待っててね、すぐ戻ってくるから!…あっ…!!

ジャァア

僕は立ち上がる部屋の隙間から水が入ってきた。

ro.

水が…!

このままじゃるぅとくんが溺れちゃう…!

部屋が広いからすぐに溜まることは無さそう…。

それでも時間が経てばここは水で埋まってしまう。

co.

大丈夫…!必ず助け出すから…!

ro.

わかってる

るぅとくんは力なく微笑んだ。

sa.

ころん!早く行かないと!

さとみくんは既にドアのそばに居た。

ro.

ほら、早く行って!じゃないと僕達全員ここから出られないよ?

co.

うん…必ず…必ず迎えに来るから!

僕はドアまで行くと1度だけるぅとくんの方を振り返った。

るぅとくんが笑顔で手を振っているのを見て僕はドアの向こうへ行った。

sa.

この部屋は…?

ドアの先は真っ暗だった。

バタン

ガチャ

co.

っ!?

慌てて後ろを振り返るとドアは閉まっていた。

すぐにドアノブに手をかける。

ガチャガチャ

co.

開かない…!!どうしよ、開かないよ…!!

ピカッ

部屋の隅っこにあったモニターが光って文字が浮かび上がる。

制限時間は1分。 1分以内に鍵を見つけ出し、反対側の扉から脱出せよ。 クリアできない場合、お前の仲間のいる部屋に1秒間で流れ込む水の量は増える。

sa.

は…!?

ピッピッピッピッ

co.

早く…早く見つけないと…!

ピッピッピッピッ

co.

見つからない…!

残り10秒

マズイ…!!

sa.

あ、あった!!

co.

早く…!ここにドアがあるから!

カチャカチャ

co.

さとみくん!!早く…!!

sa.

っ!!

残り5秒

4

3

2

ガチャッ

sa.

開いた…!!

ピー

スイッチを解除しました。

sa.

ハァハァ…良かった…

co.

うん…

sa.

まあこれでもまだるぅとのいるとこに水が流れ込んでんだろ?早くしねーと…!

co.

そうだね…!

ro.

ころちゃんさとみくんまだかな…

水のかさは既に足首の高さまで来ていた。

ro.

早くして…

バッ

突然辺りが真っ暗になる。

ro.

な、なに…!?

グッ

ro.

んっ!?

何かが口の中に入る。

ドバァッ

ro.

んんっ!ゴクッ

謎の筒の中から出た液体を飲み込むと筒は戻って行った。

ro.

ぷはっ…ハァハァ…なんだったの…

ドサッ

突然足に力が入らなくなり壁に寄りかかりながら座る。

ro.

クラクラする…

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最高です! 続き楽しみにしてます!

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