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君の感覚奪わせて

第9話 - 第9章　確率

3,132

2025年03月17日

#wt

#ワイテルズ

#ワイテルズBL

#WTBL

#センチネルバース

きくり

水と緑の談

なか　ガイドシャケ　センチネル

きりやん達と別れメールに添付されたMAPに沿って施設内を歩く

薄暗い廊下に靴の音が響きじんわり消えていく

きんとき

ここ、だよね？

警備員

こんにちは、QRコードの提示をお願いします

Nakamu

あ、はい､､､

メールの画面をスクロールして QRコードの画面を出す

軽快なスキャン完了の音が鳴る

警備員

はい、
ありがとうございます

警備員

中でお待ちください

ゆっくりと扉を押して中に入る

室内は先ほどまでの薄暗い雰囲気とは違く

太陽の光が差し込み眩しいほどに明るい部屋だった

俺ときんとき以外にも数人居て各々椅子に座ったり携帯をいじっている

部屋の中央にマイクを持ち白衣を着た男の人が立っていた

研究員

皆さん、本日は
ありがとうございます

研究員

これからセンチネルを
呼んできますのでごゆっくりお過ごしください

そう言い部屋の外へ出ていってしまった

Nakamu

シャケ､､､

Nakamu

嫌われてたらどうしよう、

きんとき

大丈夫だから

Nakamu

でも、

きんとき

だ〜か〜ら､､

きんとき

話してみないと
分かんないでしょ？

Nakamu

そう、だけどさ

Nakamu

､､､

Nakamu

ねぇ

きんとき

なに？

Nakamu

ボンドって
どうやってなるの

きんとき

あれ、
知らないんだっけ?

Nakamu

きりやんが後で教えてくれるって言ったんだけど

Nakamu

結局聞いてないんだよね

きんとき

あ、そうなの？

きんとき

簡単だよ、
肉体的融合すればいいの

Nakamu

肉体的融合､､?

きんとき

つまり、えっちなこと

Nakamu

､､､ぇ

Nakamu

ま、じで､､､ｯ⁈

きんとき

まじ

Nakamu

それ以外の方法は、

きんとき

ない

Nakamu

シャケとするってこと？

きんとき

そうだよ？

Nakamu

え、じゃあきんときは、
そのBroooock?って人とヤるつもりで来たの⁉︎

きんとき

もちろん

きんとき

それしか助ける方法ないし

Nakamu

じゃあ、より一層シャケに嫌われるかもじゃん､､､

きんとき

ポジティブに考えろって､､

ｶﾞﾁｬ

扉が開き研究員の後ろから数人の人影が揺らめく

俺らと同じくらいの年齢層の男女数人

Nakamu

（シャケは､､､）

きんとき

ぶるーく、っ!!

突然隣に居たきんときが叫ぶ

目線の先には猫のような形をしたアニマルを連れた高身長の男がいた

彼がBroooockなのだろう

Broooock

き、きんさんっ⁉︎

驚いた様子でこちらへ駆け寄ってくる

Broooock

なんでここに居るの⁉︎

きんとき

後でちゃんと説明するから

Broooock

､､えっと、君は

Nakamu

きんときの同級生の
Nakamuです､､､

Nakamu

俺もちょっとある人を
助けに来てて､､

Broooock

あ、そうなんだ

Broooock

その人も
この施設にいるの?

Nakamu

多分､､､

シャークん

､､､

今日は月に一度のガイドが来る日

研究員に呼ばれガイドの集まるホールへ向かう

シャークん

ごめん、先に行ってて
俺トイレ行ってくる

Broooock

え、ぁ､､分かった

どうせボンドにはならないし行く意味ないのでサボる

研究員

ちょ、君！

やっべ､､､見つかった

研究員

君は16歳を
超えているはずだろ?

研究員

それなら、ホールへ行って
ガイドとの交流をしてくれないと､､

シャークん

いや、いいですって､､､

研究員

いいから！

研究員に手を引かれ無理やり連れて行かれる

研究員

次からはサボらないように

シャークん

分かってますって

こんな所に居たって時間の無駄なのに

シャークん

､､､

シャークん

ｯ､､､⁉︎

Nakamu

─────!!

Broooock

──────？

きんとき

───。

Broooock

─────⁉︎

Nakamu

──────ｯ!!

Nakamu､､､⁈

いや、見間違いだよな､､､

Nakamu

俺っ──！

違う

Nakamuじゃ、ない

だって、こんな所に Nakamuが居るはずない､､､

きんとき

Nakamu､､､ｯ笑

シャークん

ｯ､､､

やめて、違う Nakamuじゃない

Broooock

─────⁇

シャークん

ぇ、Broooock､､?

なんで、Broooockが Nakamuと話してるの､､､?

なんで、あんなに楽しそうに

俺のことなんてどうでもいいってこと、？

少しでも期待した俺が馬鹿だった

シャークん

（こんな思いするなら）

シャークん

（来なきゃよかっ）

Nakamu

あ"ぁ"､､､ｯ⁉︎⁉︎

Nakamu

シャケっ!!

シャークん

､､､ｯ⁇⁇

Nakamu

居た､､ｯ!!

シャークん

な、かむ､､､?

Nakamu

そうだよ、忘れた？

忘れるわけない

大好きで大切なNakamuのこと

シャークん

な、んで､､､ｯ

Nakamu

この一年ずっと、シャケのこと探してたんだよ?

Broooock

え、Nakamuの探し人って
シャークんだったの⁉︎

きんとき

え、知り合い､､､?

Broooock

部屋が同じで

Broooock

いろいろ教えてもらってたんだよね〜

きんとき

そうだったんだ､､

シャークん

なかむ､､

Nakamu

そう、俺だよ？

上手く目を見て離せない、

シャークん

なんで、来たのｯ

Nakamu

シャケを助けるためだけど

シャークん

どうやってだよ､､ｯ

Nakamu

俺とボンドになって？

シャークん

､､､ｯ!!

シャークん

無理、だろ､､､

シャークん

こんな相性で、

Nakamu

相性､､､?

Nakamu

シャケ、
もう一回見てみて？

シャークん

ｯ､､⁇

シャークん

ﾁﾗｯ､､､

50%

シャークん

な"､､､ｯ⁈

Nakamu

相性って、
変動があるらしいよ？

Nakamu

俺と会えなくて
恋しくなっちゃった？笑

シャークん

それは、お前もだろ､､､ｯ

Nakamu

“も”ってことは
やっぱり寂しかったんだ

シャークん

もう、Nakamu嫌い､､ｯ

Nakamu

あぇ､､ｯ

シャークん

ぁ、、

また強く当たっちゃった､､､

今度は絶対嫌われた

シャークん

誰も助けてなんて
頼んでないから､､､ｯ

Nakamu

ちょ、シャケ､､､ｯ⁉︎

Nakamu

シャケ､､待ってｯ!!

シャークん

来んな､､､ｯ

シャークん

俺なんかより、
他にいい人いるだろｯ！

Nakamu

､､､

今にも泣きそうな顔で俺を見つめる

あの時と同じ

Nakamu

この一年間､､ｯ

Nakamu

1秒たりともシャケのこと
忘れなかった､､､!!

Nakamu

ずっと、
謝りたかった､､

謝るのは俺の方なのに

Nakamu

俺にはシャケしかいない

Nakamu

たとえシャケが
俺を好きじゃなくても､､

シャークん

な、かむは､､､
俺のこと好きなの？

Nakamu

ずっと、
言ってんじゃん､､ｯ

Nakamu

それでも、俺はシャケとボンドになりたいよ？

Nakamu

せっかく俺らセンチネルと
ガイドなんだし

Nakamuはずっと俺に告白してきてたんだ､､

それを拒んだのは何者でもない俺自身なのに

今更､､

虫が良すぎるよな

Nakamu

シャケは、
俺のこと嫌い､､?

好きだよ、超大好き

でも、

シャークん

50%でも、ボンドになる
確率は半分だろ

Nakamu

ｯ､､､!!

ﾀｯﾀｯﾀｯ

シャークん

え、ちょ､､､ｯ

ﾄﾞﾝｯ

シャークん

い"っ､､､

ﾄﾞｻｯ

床に倒され Nakamuが腹の上に乗る

瞳には涙が溜まっていて俺の顔に雫が垂れる

Nakamu

俺がいつ、
確率の話をしたｯｯ⁉︎⁉︎

シャークん

ｯ､､､

Nakamu

質問に答えろよｯ!!
逃げんなよ､､ｯ!

ポタポタと涙が頬を伝って俺の顔を濡らす

シャークん

好きだよｯｯ！！

シャークん

ずっと、好きだったよｯ

Nakamu

ｯ､､､ならっ！

シャークん

でも、俺にはNakamuとボンドになる資格なんかない

シャークん

きっとまたNakamuのこと
泣かせたり、嫌な気持ちにさせる､､､

Nakamu

勝手に､､決めつけんなよｯ

Nakamu

なんで、さっきからそんなことばっかり言うのｯ⁈

Nakamu

そんなの、ボンドになってから考えればいいじゃんｯ

Nakamuが俺の上から退き俺の手を引っ張って歩く

シャークん

ちょ、どこに行くのっ

Nakamu

いいから、

着いた先は【指導室】と書かれていて Nakamuは携帯のMAP?を見ていた

Nakamu

ここ、だよね

ガチャリと扉を開き中へ入る

室内はベッドが3台横並びになっていた

ベッドの間には仕切りのカーテンがあり

一番右端のベッドのカーテンが閉まっていた

Nakamu

こっち来て

一番左のベッドに連れてこられ縁に座らせられる

シャークん

待ってよ、Nakamu､､､

シャークん

今からやろうとしてること
分かってる､､ｯ?

Nakamu

分かってる

Nakamu

だから、シャケ

Nakamu

いい、？

先ほどの涙は乾いていてまっすぐ俺を見つめている

シャークん

､､､うん

ちゃんとNakamuの瞳を見て返事をする

肩を押されてゆっくりとベッドに倒される

ﾄﾞｻｯ

Nakamu

好きだよ、

ﾁｭｯ

シャークん

んむ、ｯ

ｽﾙｯ

ズボンの中に手が入り込み指が穴の周りを焦らすように撫でる

ぐちゅ、ぬちゅ､､ｯ♡

シャークん

ぁ"、ｯ♡な"かむ､､ｯｯ♡♡

Nakamu

大丈夫、痛くない､､､?

シャークん

大丈夫､ｯ

相性最悪だった幼馴染の彼

長年片思いした彼

そんな彼にいっぱい好きだと言ってもらえる

俺を見てくれている

俺を愛してくれている

ｺﾞﾘｯｯ♡

シャークん

ん"ぁ"､､ｯ⁉︎⁉︎♡♡♡

Nakamu

シャケ､､ｯ⁉︎

Nakamu

ご、ごめんｯ⁉︎

シャークん

ちが、ｯ♡
きもちくて、ｯ♡♡

Nakamu

え、ぁ､､本当⁈
痛くない､､､ｯ?

いつも喧嘩していた彼とは思えないほど俺の身体を気遣っている

ギャップがあり少しキュンとする

ぐにゅ、ぬちっ♡

シャークん

は、ぁ"､､ｯ♡♡ん"ぐ、ｯ♡

Nakamu

シャケは、施設にいた時
何してたの､､､?

シャークん

能力の、
トレーニングとか､､ｯ♡

シャークん

一応脱走の計画とか、
立ててた､､ｯ

Nakamu

脱走するつもりだったの？

シャークん

そっ、だけど､､､ｯ?

Nakamu

でも、脱走したところで
ボンドのいないセンチネルはまた捕まるじゃん､､

シャークん

誰でもいいから、
ボンドになろうと思ってた

Nakamu

､､､

シャークん

な"に､､ｯ?

Nakamu

だからあの時俺とボンドになってくれてれば良かったのに

シャークん

20%でなろうとする方がおかしいだろｯ

Nakamu

相性なんか関係ないでしょ

シャークん

後々辛くなるんだから

シャークん

それに、あの頃は
まだガキだっただろ

Nakamu

言うて去年の話だけどね

シャークん

流石にその頃はNakamuとこんなことするとは思わなかったし

Nakamu

まぁ、俺もボンドのなり方
ついさっきまで知らなかったしな

シャークん

､､､え？

シャークん

まじで？

Nakamu

うん

シャークん

じゃあ、今まで
なり方知らないくせに

シャークん

「ボンドになって」って
言ってたってこと、？

Nakamu

そうだけど、

シャークん

「ボンドになって」って俺以外に言った？

Nakamu

言うわけないじゃん

Nakamu

俺はシャケに
ゾッコンなんだから

シャークん

良かった､､､

Nakamu

んもぉ、
子供扱いしないでよ

Nakamu

現に今は俺の方が
立場上なんだから

シャークん

そうだけどさぁ、ｯ

Nakamu

慣らせたから
挿れていい？

Nakamu

早く終わらせて
一緒に帰ろ?

シャークん

帰ったら続きしてくれる？

Nakamu

､､､

Nakamu

シャケがいいなら
いくらでも？

シャークん

やった､､ｯ♡

Nakamu

じゃ、挿れるよ？

シャークん

ゆっくりね、、ｯ?

Nakamu

分かってるって､､､

ﾋﾟﾄｯ

ｽﾞﾌﾟﾌﾟｯ

シャークん

ん"ぁ"､､､ぐっ♡♡

Nakamu

大丈夫､､?

シャークん

だいじょ、ぶ､､ｯ♡

Nakamu

動くよ？

ぱちゅ、ずちゅ､､､ｯ♡

シャークん

ん"､､ぉ"ぅ"ｯｯ⁉︎♡♡♡ﾋﾞｸｯ

Nakamu

シャケ可愛い、ｯ♡

シャークん

な"かむ､､､ｯ♡
すきっ、すきぃ"ｯ♡♡

Nakamu

俺も好きだよ、シャケ

ｷﾞｭｯ♡

ぐぷぷ、、ｯｯ♡♡

シャークん

ひぐ、ｯ､､､⁉︎♡♡

Nakamu

あ、ごめん､､､ｯ⁉︎

シャークん

やだ、もっと､､､ハグしてｯ

Nakamu

､､､ｯ笑

Nakamu

もぉ､､この一年で
可愛くなりすぎなんだけど

シャークん

なかむに会えて
嬉しいからｯ♡

ｸﾞﾎﾟｯ♡

シャークん

ゔ、ぁ"､､ｯ⁉︎♡♡

Nakamu

シャケが可愛くて
意地悪しちゃった､､ｯ♡

シャークん

びっくり、した､､､ｯ!

Nakamu

ごめんって､､笑

ごちゅごちゅ､､ｯ♡

シャークん

ん"、ぁ"、ｯ♡ぁ"っ♡♡

シャークん

なかむ、ｯ♡♡イ"ぐ、っ、イぐｯｯ♡♡

Nakamu

ん、イっていいよ､､､ｯ?

ｺﾞﾁｭﾝｯ♡♡

シャークん

お"ぁ"~~~ｯ⁉︎⁉︎♡♡ﾄﾞﾋﾟｭｯ

シャークん

は、ぁ"ｯ♡♡ぅ、、ｯ♡

Nakamu

疲れちゃった､､?

シャークん

いや、まだ､､､

Nakamu

いや、どう見ても
腰震えてるでしょ､､笑

Nakamu

って、シャケ？

Nakamu

アニマル見て？

シャークん

ん、アニマル､､､ｯ⁇

見ると俺のアニマルである鮫のヒレとNakamuのパンダの首に

お揃いのシアン色のリボンが巻かれていた

シャークん

これって､､ｯ

Nakamu

俺らボンドになれたってこと､､､?

Nakamu

シャケ､､､ｯ!!

勢いよく抱きついてくるNakamu

シャークん

ｯ､､､

今まで不安に思っていたこと全てが吹き飛んだような気がして

自然と目から涙が伝う

Nakamu

シャケ､､泣いてるｯ⁉︎

Nakamu

やっぱり、
どこか痛かった⁉︎

シャークん

ちげぇよ、ばかｯ

Nakamu

､､､ｯ!!

Nakamu

照れ隠しで口悪くなるの昔から変わんないね､､､ｯ笑

シャークん

でも、そんな俺のことも
好きだろ､､ｯ?

Nakamu

､､､もちろんｯ

Nakamu

超愛してる

この作品はいかがでしたか？

3,132

16件

他の作品見たんですけど最高すぎてやばいです😭😭 どの作品も神です😭♡

二話連続投稿お疲れ様です！！ありがとうございます！！今口角が物凄く上がりながら泣いてます！！

きくり

プロフィール

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