/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
赤葦
えっ、
赤葦
ん…
木兎
！あかーし？
赤葦
ぼ、くと、さん？
赤葦
あれ、ここは？
木兎
保健室のベッドだよ
赤葦
どうして…
ｽﾞｷﾝ
赤葦
うっ、
木兎
大丈夫？
木兎
赤葦は、階段から落ちて頭打ったみたいなんだ
木兎
それから足も捻ったみたいで
赤葦
あ…そうですか
赤葦
すみません。迷惑かけて
木兎
迷惑なんかじゃないよ大丈夫だよ。
木兎
だから、謝らないでいいんだよ。
赤葦
久しぶりに木兎さんと2人きりですね。
木兎
うん。
赤葦
木兎さんは、本当に由良さんと付き合っているんですか？
木兎
木兎
うん…
赤葦
そう…ですか。
キーンコーンカーンコーン
木兎
あ、
赤葦
授業に戻って大丈夫ですよ。
木兎
でも…
赤葦
大丈夫ですって
木兎
そっか、帰りに迎えに来るね
赤葦
ありがとうございます。
赤葦
はぁ…
赤葦
(木兎さん)
じわっ
赤葦
あれ、なんでだろ…涙が止まらない
赤葦
うっうっうっ
木兎
忘れ物した！
赤葦
えっ？
木兎
あかーし？
木兎
なんで泣いてるの？
赤葦
な、なんでもありません！
木兎
ﾄﾞｽﾝ
赤葦
木兎さん？
木兎
あかーしが泣いてる理由話してくれるまでここにいるから
木兎
ねぇ、なんで泣いてるの？
赤葦
わか、りまっせん。
赤葦
木兎さんのことを考えると胸がズキズキするんです。
木兎
うん
赤葦
痛いんです
木兎
うん
赤葦
うっうっうっあぁあぁあぁああぁ
赤葦
(あれっ、ここは…)
？
あかーし！
小さい頃の赤葦
〇〇くん！
少し遊んだ後…
小さい頃の赤葦
〇〇くん…
小さい頃の赤葦
僕ね、今度引っ越さなきゃ行けないんだ
？
えっ？
小さい頃の赤葦
ちょっと遠いところでね、もう〇〇くんにも会えないかもしれないんだ。
？
小さい頃の赤葦
僕、〇〇くんと離れるの嫌でねお母さんとお父さんと話をしたけどダメだった
小さい頃の赤葦
遊べるの今日で最後かもしれないんだ…
小さい頃の赤葦
僕、イヤだなぁ〇〇くんと離れるの
小さい頃の赤葦
？
赤葦の母
京治ー
小さい頃の赤葦
あっ、お母さんが呼んでる
小さい頃の赤葦
バイバイ〇〇くん
？
あっ、
引っ越し当日
小さい頃の赤葦
赤葦の母
もう行くわよ…
小さい頃の赤葦
うん
？
あかーし！！
小さい頃の赤葦
！！
小さい頃の赤葦
〇〇くん！
？
これ！あげる！ハァハァ
小さい頃の赤葦
指輪？
？
うん！俺とお揃い！
？
これがあれば、離れても大丈夫！
？
これがあればきっとまた会える！
赤葦
(あ、思い出てきた。)
小さい頃の赤葦
あり…がと！うっうっ
？
あのね、
小さい頃の赤葦
？
？
おおきくなったら結婚しようね！
赤葦
(思い出した。あの子は、)
小さい頃の赤葦
うん！光太郎くんとならしたい！
赤葦
ﾊｯ！
木兎
あかーし？
赤葦
(あの子は、木兎さんだったんだ)
小さい頃の木兎
えへへっ
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
