TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ある星に迷い込んでしまった調査隊員のお話

一覧ページ

「ある星に迷い込んでしまった調査隊員のお話」のメインビジュアル

ある星に迷い込んでしまった調査隊員のお話

1 - ある星に迷い込んでしまった調査隊員のお話

♥

1

2022年01月16日

シェアするシェアする
報告する

、、、ここはどこだ?

目が覚めたら、知らない星にいた

周りには見慣れない生物がいる

 、、、早くもといた星に帰らないと

俺はしがない宇宙調査隊員だ

装置を使って月にいこうとしたのだが、どうやら操作をミスして別の星に来てしまったらしい

、、、まあいいか、ここは来たことがない星だし、ここでなにか得られることがあるかもだ

俺は装置の安否を確認した

ガコッ カチャリ ブゥゥン

よかった。エンジンは壊れていない! 修理すれば元の星へ戻れそうだ

しかし、エンジンパーツが一つ壊れてしまっていた

この星で、代わりとなるものが見つかればいいが、、、

俺は、パーツの代わりが見つかるまでこの星に居候することにした 少し滞在することで、この星のデータも集まるかもしれない、とも考えたからだ

そうと決まれば早速状況確認だ

っと、、、なんだなんだ?

俺は辺りを見渡した

いや、正確には「見渡そうとした」

しかし、俺の周りをこの星の住人が取り囲んでいて、それができなかった

ざっと、10〜20匹程だろうか

みんな不思議そうに俺をじーっとみている

俺をつついたり触ったりしようとする個体もいる

ざわざわと音を出して(この星の言語か?)興味津々でこちらを見ている

、、、ここでは俺は人気者だな
皮肉なもんだ

カシャッ

ん?

なんだ?と思う間もなかった

その生き物たちは、音を発する板で俺を攻撃し始めた

カショカショカショカショカショ

機会音が鳴り響く

うっ、、、耳が痛い、、、

気が遠くなるほどうるさい音が四方八方から響く

こんなところには居られない、と 俺は耳を塞ぎながら猛スピードでその大群を駆け抜けて逃げた

ッハァッハァ、、、

なんとか撒いたか、、、

 気がつくと、目の前には大きな細長い建物があった

あ、しまった!

俺は初めて、装置をあの場に置いてきたことに気がついた

、、、まあいいか、そう簡単に壊れる素材でできちゃいないし

そう、あの装置は最先端の素材を使っている

あの生き物たちが壊すことは、まずできないだろう

それはそうと、これからどうしよう

とりあえず、ここの生物たちに擬態して怪しまれないようにしよう

俺は来ていたスーツの、右側にあるボタンを押した

このスーツは特殊なスーツで、どんな環境にも対応でき、ボタンを押すといろいろなものに擬態することもできる

最新の技術ってすごいな

、、、ふぅ、これでよし。
この星の言語は、、、

言語までマネするには、言語のデータが必要だ

データを集めるには、たくさんあの生物がいる場所に行かなければ。

、、、この目の前の建物にでも入ってみるか

俺は慎重に足を踏み込んだ

うぉっ!なんだこれは

俺は圧倒された

さっきの生物が、なにやら大勢で、暗く染まって、ここで作業をしていた

作業をするということは、その程度の頭脳はあるのだろうか

擬態しちゃったけど、最初は透明になって様子を伺おう

俺はスーツの左側のボタンを押し、 透明感した

キュィィン! カチャッ データガカイセキデキマシタ

よっし!

言語データの解析に成功したようだ

これで、あの生物たちが何を言っているのかが分かる

透明解除して、意思疎通がとれるかな

一応、怪しまれないようにその生物たちのように黒く染まって 俺は透明解除をした

、、、やけにみんな俺のことを見ないな

さっきは俺を取り囲むようにして 興味津々で見ていたのに

ここの生き物たちは俺になんか目もくれず、各自で必死に作業をしている様子だ

とりあえず俺も、それっぽいことして馴染んどくか

俺は、生物たちのように薄い物体を引っ掻いたり、大きな板を覗いたりした

この作業は俺のいた星ではやったことがない きっとこの星の独自の文化なのだろう

しばらくして、向こうのほうから怒声が聞こえた

異星人

なんでこんなこともできねぇんだよ!!使えねぇなオイ!!

異星人2

申し訳ございません!!!!

生物たちが話す言葉が、さっきの言語データに基づいて素早く翻訳される

、、、怒られているのか?

きっと彼はミスをしたのだろう

でも、それだけであんなに怒鳴ることはない筈だ

怒鳴る方の消費エネルギーも無駄だし 怒鳴られる方の精神的苦痛も無駄だ

、、、働く知能はあっても、どうやら
無駄なことしかしないようだな、この生物たちは

この星は冷たすぎる

さっきの寄ってたかってきた生物たちといい

助けてくれるものは1匹もいなかったじゃないか

 ただ冷淡に、晒し者にしている

ここも、例外ではない

なんだか、この星は 建前でできている気がした

無駄なことを、してしまう

俺のいた星とは大違いだ

早く帰りたい

幸いにも、装置の壊れた部分の代わりとなるものは見つかった(この星は資源が豊富だな)

装置を直し、俺は帰る準備をした

、、、この星はこのままだと寂しい星になってしまう

俺は帰る前に、この星にある「プレゼント」をした

、、、お願いだから、この星に温かさが芽生えますように

、、、俺ってお節介なのかな

そして俺は、元いた星に帰ることに成功した

おっと、これは余談なのだが

俺があの星で解析したデータを調べてみたら、ある星とデータが一致した

その星の名は

"地球"というらしい

こんにちは!第二作品名を見てくださいましてありがとうございます

今回は少しSFチックでしたね

地球を訪れたあの異星人が、プレゼントしたものってなんだったのでしょうね

※これはフィクションですよ!!笑

それでは、貴重なお時間ありがとうございました!さよなら〜
loading

この作品はいかがでしたか?

1

コメント

2

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚