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、、、ここはどこだ?
目が覚めたら、知らない星にいた
周りには見慣れない生物がいる
俺
俺はしがない宇宙調査隊員だ
装置を使って月にいこうとしたのだが、どうやら操作をミスして別の星に来てしまったらしい
俺
俺は装置の安否を確認した
ガコッ カチャリ ブゥゥン
よかった。エンジンは壊れていない! 修理すれば元の星へ戻れそうだ
しかし、エンジンパーツが一つ壊れてしまっていた
俺
俺は、パーツの代わりが見つかるまでこの星に居候することにした 少し滞在することで、この星のデータも集まるかもしれない、とも考えたからだ
そうと決まれば早速状況確認だ
俺
俺は辺りを見渡した
いや、正確には「見渡そうとした」
しかし、俺の周りをこの星の住人が取り囲んでいて、それができなかった
ざっと、10〜20匹程だろうか
みんな不思議そうに俺をじーっとみている
俺をつついたり触ったりしようとする個体もいる
ざわざわと音を出して(この星の言語か?)興味津々でこちらを見ている
俺
カシャッ
俺
なんだ?と思う間もなかった
その生き物たちは、音を発する板で俺を攻撃し始めた
カショカショカショカショカショ
機会音が鳴り響く
俺
気が遠くなるほどうるさい音が四方八方から響く
こんなところには居られない、と 俺は耳を塞ぎながら猛スピードでその大群を駆け抜けて逃げた
俺
俺
気がつくと、目の前には大きな細長い建物があった
俺
俺は初めて、装置をあの場に置いてきたことに気がついた
俺
そう、あの装置は最先端の素材を使っている
あの生き物たちが壊すことは、まずできないだろう
それはそうと、これからどうしよう
俺
俺は来ていたスーツの、右側にあるボタンを押した
このスーツは特殊なスーツで、どんな環境にも対応でき、ボタンを押すといろいろなものに擬態することもできる
最新の技術ってすごいな
俺
言語までマネするには、言語のデータが必要だ
データを集めるには、たくさんあの生物がいる場所に行かなければ。
俺
俺は慎重に足を踏み込んだ
俺
俺は圧倒された
さっきの生物が、なにやら大勢で、暗く染まって、ここで作業をしていた
作業をするということは、その程度の頭脳はあるのだろうか
俺
俺はスーツの左側のボタンを押し、 透明感した
キュィィン! カチャッ データガカイセキデキマシタ
俺
言語データの解析に成功したようだ
これで、あの生物たちが何を言っているのかが分かる
俺
一応、怪しまれないようにその生物たちのように黒く染まって 俺は透明解除をした
俺
さっきは俺を取り囲むようにして 興味津々で見ていたのに
ここの生き物たちは俺になんか目もくれず、各自で必死に作業をしている様子だ
俺
俺は、生物たちのように薄い物体を引っ掻いたり、大きな板を覗いたりした
この作業は俺のいた星ではやったことがない きっとこの星の独自の文化なのだろう
しばらくして、向こうのほうから怒声が聞こえた
異星人
異星人2
生物たちが話す言葉が、さっきの言語データに基づいて素早く翻訳される
俺
きっと彼はミスをしたのだろう
でも、それだけであんなに怒鳴ることはない筈だ
怒鳴る方の消費エネルギーも無駄だし 怒鳴られる方の精神的苦痛も無駄だ
俺
この星は冷たすぎる
さっきの寄ってたかってきた生物たちといい
助けてくれるものは1匹もいなかったじゃないか
ただ冷淡に、晒し者にしている
ここも、例外ではない
なんだか、この星は 建前でできている気がした
無駄なことを、してしまう
俺のいた星とは大違いだ
早く帰りたい
幸いにも、装置の壊れた部分の代わりとなるものは見つかった(この星は資源が豊富だな)
装置を直し、俺は帰る準備をした
俺
俺は帰る前に、この星にある「プレゼント」をした
俺
俺
そして俺は、元いた星に帰ることに成功した
おっと、これは余談なのだが
俺があの星で解析したデータを調べてみたら、ある星とデータが一致した
その星の名は
"地球"というらしい
主
主
主
主
主