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ブラコン姉と弟くん 第2話

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ブラコン姉と弟くん 第2話

1 - ブラコン姉と弟くん 第2話

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2018年12月17日

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ゆきた

公園のベンチで寝るか?それともバス停の屋根付きのベンチで寝るか?

ゆきの

はぁっ、はあっ、

白い息を吐きながらやってくる。

ゆきの

探したよっ!

ゆきた

ね、姉ちゃん...!

ゆきた

ごめんな...ホントに.....

ギュッ

ゆきのが勢いよく抱きついてくる。

ゆきの

私こそ...ごめんね...もとはと言えば私が悪いんだから...

安心しすぎて泣きそうになった。というかもう泣いてる。

ぼろぼろ泣きながら頑張って喋ったが、伝わらない。男なのに泣いてるのはちょっと恥ずかしかったが、

ゆきの

なんて言ってんのかわかんないけど、言いたいことはなんとなく分かったよ...

俺は自分からゆきのに抱きつく。

ゆきの

母さんには説明しておいたから...後、あのスマホももう古かったから、気にしないでね...?

ゆきた

気にするわ

ゆきた

自分で壊しといて何言ってんだって話だけど...

ゆきの

いいのよ とにかく、ごめんね...

ゆきた

俺だって...ごめん...

頬に伝って流れる大粒の涙を、温かい手で拭ってくれる。

ゆきの

さぁ、帰って宿題やんなきゃ!

ゆきた

そ、そうだ、忘れてた...

ゆきの

わかんないとこがあったらなんでも聞いて♡

ゆきた

分かったよ

もー勝手にどっか行かないでよねぇー

もう8時だし暗いから気をつけてよぉー

ゆきの

はーい

ゆきた

はーい

部屋

ゆきの

進んでるかい?

ゆきた

そっちこそ、落書きしてないでやれよ

ゆきの

待って足し算間違えてる人に言われたくないんですけどww

ゆきた

あっ、ほんとだ!w

ゆきの

ばーかっ♡

ゆきた

うるせーっ

ゆきの

さっ♡終わったらお楽しみが待っているからね☆

ゆきた

なんだよお楽しみって

ゆきの

おフロ入ろ♡

ゆきた

やだ!(即答)

ゆきの

えええー

ゆきの

小さい頃は入ってたのにぃ〜?

ゆきた

俺はもう13歳だぞ!

ゆきの

13歳なんて、この前までランドセル背負ってたくらいでしょー?

ゆきた

なんか小3になってから友達が「姉ちゃんと風呂はいった?」って聞いてきてウザイんだよっ

ゆきの

いーじゃんそこは入ったって言えば

ゆきた

馬鹿にされるからやなんだよ!

ゆきの

そぅお?まぁ中学になればそんなガキみたいなこと聞かないと思うけどねぇー

ゆきた

ふーやっと終わったっ

ゆきの

じゃっ♡入りましょ♡

ゆきた

マジで入んのかよ…

ゆきた

俺は入らないからな!

ゆきの

いやいやいや、入るよ?♡♡

ゆきの

どっち先がいい?

ゆきた

どっちでも

ゆきの

じゃー同時に行こー!

ゆきた

えぇぇ...

本当は入りたかった気もするが、流石に中学生にもなって姉と入るのは恥ずかしすぎる...

小学校低学年のガキじゃあるまいし、でもめっちゃ誘われてるし...でも親にバカにされるかも...

ゆきの

どうしたのー?

ゆきた

あぁ、今行くから

ゆきの

母さん達には言っといたから♡

ゆきた

マジかよ...(絶望に満ちた顔)

ゆきの

さー お姉ちゃんが先に脱ぐからねぇ♡

ゆきた

お姉ちゃんってなんだよ...

ゆきの

ほらー早くー

ゆきの

私もう脱いだよ?

ゆきた

あぁ、うん...

ダメだ...脱ぐところを見られるのは流石にダメだ...

ゆきた

あ、待たなくていいから先行ってきてよ

ゆきの

じゃあお先にー

タオルを巻き、ドアを開ける。緊張して手汗がヤバいが...気にしないでおこう

ゆきた

は、入るぞー(汗)

ゆきの

おお、

洗ってる途中の頭をあげてこっちに向く

ぱっちりした目で見つめられる

ゆきた

あんま見るなよ…//////////

ゆきの

いや、大きくなったなーって

ゆきた

意味深発言やめろ

ゆきた

じゃあ、俺も洗うわ

ゆきの

おう

そして頭を洗い終え、体を洗う。

ゆきた

た、タオル取るのはちょっと...

ゆきた

でももういいや!

ばっ!

ゆきた

う...洗うか、///

ゆきの

背中流しっこしましょー!

ゆきた

なんか懐かしいなw

ゆきの

私腕短いから届かないんだよなぁー

シャワーで流してやると、なんか気持ちよさそうな顔してた。

ゆきの

さあ次はゆきたの番ね!

ゆきた

おお、気持ちいー

ゆきの

なんか、ホントに成長したねぇーw

ゆきの

何年か前はすごいちっさかったのにっ

ゆきの

さあ、流すよー

ゆきた

湯船に浸かっとくか

ゆきの

あったかー

2人で同じ湯に入ってるのって、なんか変な感じ...

ゆきた

俺もう暑いから出るわ

ゆきの

そうだねー そろそろ出よっかな

風呂から上がる。

いやーあんたらいつからそんなに仲良くなったの?w

ゆきた

バカにすんなー!

ゆきの

きゃーwww

ふふふw

髪乾かして、早めに寝なさい!

ゆきの

へーい

ゆきた

ほーい

ゆきの

一緒に寝る?♡

ゆきた

やだ!(即答)

ゆきの

ええー?

なんか恥ずかしかったのですぐに布団に潜り込んだ。

すると布団の中に隙間ができて、冷たい空気が流れ込む。

ゆきの

やっぱ隣で寝るねっ♡

ゆきた

えぇぇ...

ゆきの

おやすみっ!

電気が消えて真っ暗闇になった。

5分後...

ゆきた

(眠れん...)

ゆきの

スー、スー...

隣で寝息を立てる姉がちょっと可愛らしく見えた。

ゆきた

寝るのはえーな

ゆきた

俺も寝よ

第3話に続く。

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