これは、とある旅の一座の物語。
彼らは、ショーをしながらいろいろな土地をめぐってたくさんの人たちに笑顔を届けていました。
そんなある日のこと、彼らは、とある寂れた遊園地にたどり着いたのでした。
司
ここは、、、
類
どうやら、遊園地のようだね…
えむ
うん、、でも、、なんだか寂しい感じだね…お客さんも全然いないみたいだし…
寧々
見て!メリーゴーラウンドも動いてないし、ほかのアトラクションもボロボロ…
類
こっちには…噴水があるけれど水は枯れてしまっているね…
司
向こうに見えるのは…ショーステージか?だが、道具も散乱しているし床の板もはがれてしまっているようだな、、
類
寂しいけどこんな状態が長く続いているようだとこの遊園地も、先は長くなさそうだね…
寧々
うん…
ワンダショミク
しくしく、、、しくしく…寂しいよぉ…
えむ
およっ??
類
おや?
えむ
あ、ねぇねぇ!どうしてないてるの?!
ワンダショミク
しくしく…
えむ
おおぉ、ほえぇ??
司
おおい!!そこのお前!無視をするなぁ!!!
ワンダショミク
わぁあ!?急に大きな声出さないでよ~!って、、私が見えてるわけ…ないよね~~
司
む?何を言っているんだ?お前の姿はばっちり見えているぞ??なぁお前たち!
えむ
うん!
寧々
うん、、
類
はっきりと見えているよ!
ワンダショミク
え?ほ、ほんとにぃ!?私が、見えてるのぉ!?
司
ああ!
ワンダショミク
ほ、っ!(ポーズをとる)
司
ほっ!(ミクと同じポーズをする)
ワンダショミク
これはどう~?
司
こうだ!!
ワンダショミク
じゃあ~~これは!?
司
お、!朝飯前だ!
ワンダショミク
わ、わわわわっ!!ほんとに見えてる~~!やったぁ~~!!
司
ん?
類
その反応は…もしや、君は僕たち以外には見えていないという事なのかい??
ワンダショミク
あ、うん!そうなんだぁ~!
寧々
それってもしかして幽霊か何かってこと?
司
…(類の後ろに隠れる)
えむ
…(寧々の後ろに隠れる)
ワンダショミク
ち、違うよぉ!私は、この遊園地の妖精!
えむ
!!ようせいさん!?!?うわぁああ!すご~~い!
ワンダショミク
えっへへ!でも、、、もう遊園地のみんなには私の姿は見えなくなっちゃったの~…
寧々
え、どうして?
ワンダショミク
この遊園地ね~?昔は笑顔でいっぱいの楽しいところだったんだ~!…でも、ちょっと前に国と国の争いがあってお客さんの笑顔もなくなっちゃって…そのころからみんな私のことが見えなくなっちゃったんだぁ~~…
寧々
そうだったんだ…
ワンダショミク
でも、悲しいことはもう終わったんだよ!だけどまだみんなに笑顔が戻らなくって…このまま誰も来なくなっちゃって…みんなの笑顔がなくなったら…私たち妖精は消えちゃうんだぁ…
えむ
うぅううう…妖精さんかわいそうだよぉ…
ワンダショミク
また昔みたいに来たみんながキラキラ笑顔になる遊園地になったらいいなぁ…
寧々
みんなの笑顔…か、平和で楽しかった時を知っているから余計に寂しいんだろうな…
えむ
う~ん、、、あっ、ねぇねぇ!あたしたちで何かできないかな?
司
ふふふふふ…。
えむ
うぇ???!
司
ふふふふ…
司
はーっはっはっは!!
ワンダショミク
わっ!?なになに!?
司
幸運だったな妖精よ!遊園地のため、人々に笑顔を取り戻したい!そういう事なら俺たち以外に適任はいなぁあああい!!そう!何を託そう俺たちは!人々に笑顔にするショーをするのを得意としている!旅の一座!そしてこの俺が!その!座長だぁああああ!!!
ワンダショミク
ショー…?みんなショーが出来るの?!
類
ああ、自己紹介がまだだったねぇ僕は錬金術師としてショーの演出などを担当しているよ
えむ
はいは~い!あたし!ピエロやってまーす!
寧々
で、私が…
えむ
寧々ちゃんはぁ!この一座の!歌姫さんなんだよ!
寧々
え、あぁ、いやぁ、えっとぉ歌姫は言い過ぎだけど、、一応歌は得意かな…よろしくね…!
ワンダショミク
座長さんに~錬金術師さんに~ピエロさんに~歌姫さん!すっご~い!
司
というわけでだ!お前も俺たちと一緒にショーをしてみようではないか!!
ワンダショミク
ほ、ほんとに!?でも、私にできるかな…?
えむ
大丈夫!ニコニコ~~って笑って!どっかーんってすれば!きっと妖精さんもすっごくわんだほいなショーが出来るようになるよ!
類
ああ、まずはキャストが笑顔になることが大事だよ僕たちが笑わなければオーディエンスも笑えないからね!
ワンダショミク
そ、そうなの?やってみるね!
ワンダショミク
ううう~~~っうううぅ~~っ!…ダメだよぉ、、上手に笑えないやぁ…
寧々
妖精さん…長い間悲しんでたから笑い方を忘れちゃったのかな??
司
ならば、俺たちがショーをして思い出させてやればいい!俺たち一座は笑顔探しのプロと言っても過言ではないからな!
えむ
そうだね~!!妖精さん!一緒ににっこりを探しに行こうよ!
ワンダショミク
にっこりを、、探しに行く。。。?
えむ
うんっ!
えむ
それじゃあみんな!準備は良い!?
類
おー!
寧々
おー…
司
おおおお~~~!!!
えむ
にっこり調査隊!♪
歌詞打つのめんどいから省略!(ちなみににっこり調査隊のテーマです!)
寧々
あ!見て!
えむ
すご~~い!メリーゴーラウンドがキラキラになってるよ~!
ワンダショミク
えへへ~!みんなのおかげですっかり元気になっちゃった!!ほんとにほんとにありがとう!
類
ふふ、僕たちだけの力じゃないさきっとみんなの笑顔のおかげだよ!
ワンダショミク
えっへへ!そうだね!
寧々
妖精さん、自然に笑えてる…ふふ、良かった
ワンダショミク
ああ~!ほんとだ!
えむ
えっへへへへ~!妖精さんもにっこり!見つけちゃったね!
司
うんうん、
司
では、この調子で次はお客さんたちを笑顔にするとしよう!まずは、この俺のスペシャルワンマンショーで…!
ワンダショミク
待って!
司
ん!?
ワンダショミク
実はぁ~~あと二人私の仲間を助けてほしいの!
司
ん?
類
あと二人?
寧々
てことは、ほかにも妖精さんがいるってこと?
ワンダショミク
うんっ!噴水広場と!ショーステージにいるんだけど…二人ともみんなのショーで元気にしてあげて!
司
なるほどなぁ…?そういう事なら!話は早い!早速向かおうじゃないか!みんな!
寧々
もしかしたら、妖精さんを元気にしてあげられたら、ほかのアトラクションも…元通りになるかもしれないね
類
ああ、この遊園地がもともとどんな素晴らしい場所になるのか。いまからたのしみだね!
えむ
うん!行こう行こう!
寧々
妖精さん!待っててね!
ワンダショミク
うんっ!