恐怖症シリーズ

飛行機恐怖症

昔、飛行機墜落事故のせいで飛行機に乗ることが怖くなった。

飛行機に乗りたくない。

死にたくない。

飛行機、、怖い。

俺と母さんと父さんは旅行に行く予定だった。

でも、突然飛行機の部品が取れ、操縦不能になった。

墜落していく飛行機。

母さんと父さんは俺を守り、火の中に巻き込まれ、俺は気絶するように眠った。

俺だけ生き残った。

起きるとそこは病院で弁護士の人から告げられた言葉は...。

｢残念ですが、お母様とお父様は墜落事故に巻き込まれ死亡してしまいました。｣だった。

母さんと父さんは俺を守って死んだんだと思った。

その日から飛行機に乗ることも、音も、見ることも怖かった。

死にたくない。

母さんと父さんを返して。

ねぇ、返してよ。

なんで俺だけが生き残るの。

俺だけ死ねばよかったのに。

ねぇってば！！

また、あの夢だ。

苦しい。

飛雄は小学生の頃からの幼馴染みだ。

だから、母さんと父さんが亡くなったとき、一緒に泣いてくれた。

そばにいてくれた。

飛雄が俺を助けてくれるから。

俺は生きていけるんだ。

飛雄がいなけりゃ俺はもう死んでたから。

ｷﾞｭｯ

翔陽はずっと苦しんできた。

叔母さんと叔父さんが死んでから。

ずっと守りたかった。

翔陽だけは、生きさせないと。

翔陽は俺が絶対に守る。

何があっても。絶対に。

飛雄、優しい。

嬉しいな。

寝たおかげか楽になった気がする。

こわい。

知られるのが。

笑われるのが。

死ぬのがこわい。

今日も、あの夢か。

かぁさん。

とぅさん、、ｯ。

こんな息子で、ごめんなさぃ。

死んだんだ！

ぁ、みんなも俺が悪いって思ってるんだ。

消えたい。

しにたい。

ﾀｯ

ｼｭｯ🩸

ぁあ、、やっとやめれたと思ったのに。

これじゃ、何もかも元通りじゃんか。

俺は何回もカッターで傷が薄くなっていた腕を何回も何回も切った。

くるしい。

きもちいい。

いたい。

きもちいい。

しにたい。

しんじゃいたい。

はやく、かあさんととうさんにあいたい。

ごめんなさい。

おれがころした。

ぜんぶ。ぜんいん。

おれのせいだ。

ｼｭｯ🩸🩸🩸

全部。ぜんぶ、ぜんぶ。

ぉれのせいなんだよ。

ごめんなさい。みんな。

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。

いきててごめんなさい。

ｼｭｯ🩸ｼｭｯ🩸ｼｭｯ🩸ｼｭｯ🩸ｼｭｯ🩸ｼｭｯ🩸

その後俺は何回か切ったあと、包帯を巻き寝室に戻った。

寝れないまま朝を迎え、今試合中だ。

今のところ傷も開いてないし、包帯はみんなにバレてない。

だから、バレないようにしなきゃ。

みんなにも。飛雄にも。

そして、決勝戦。

ごめんなさい。母さん。父さん。

しにたい。

ﾋﾞｭｰﾝ(飛行機が飛ぶ音)

ﾄﾞｻｯ

ころして。

しなせて。

ごめんなさい。

全部。ぜんぶ。

しにたいのに。

しなせてよ。

ころしてよ。

おれなんか、いきてても、むだじゃん。

おれがしんでも、だれもかなしまないじゃん。

ねぇ、、とびお。

ｶﾞﾊﾞｯ

ｷﾞｭｯ

ｻﾜｯ

ｷﾞｭｯ

ｷﾞｭｩ

ｷﾞｭｯ

そのあと、試合が終わった。

ｷﾞｭｩ

良かったと思う。

みんな、優しい。

俺はみんなのために、飛雄のために生きるんだ。

絶対に死なないよ。

母さん、父さん。

会えるのはまだ先かな。

幸せだから。心配しないでね。

その後、俺たちは日本に戻った。

ﾁｭｯ

飛雄が入れば俺は大丈夫。