もし
雨が降っていた時
傘を差し歩いてくれる人ではなくて
そのまま共に濡れてくれる人がいい
なんて贅沢な話なのだろうか
ーattentionー 少し闇系にしたかった 国語×数学(算数 急展開あり? 前の話とストーリーは繋がってません 時系列おかしいかも
僕らの出会いは
小学生の頃
優しい風に背中を押され
優しい色の桜が咲き誇り、まさに春爛漫
いつも通りの並木道が
何故かいつもとは違って見えて
1歩大人になった気分だった
国語(幼少期
国語(幼少期
算数
算数
自分より少し背が低くて、
気弱そうな少年だった
その頃僕らは毎日のように遊んでいた
算数
国語(幼少期
何に使うか今でも分からない 算数セットの棒
国語(幼少期
算数
算数
算数
算数
算数
国語(幼少期
昔は感受性が高い子で、
よく泣き出しちゃって、 先生を困らしてたっけ
ああいう言葉も 算数なりの励ましだったのかなぁ
でもある日
ある時、
君は変わってしまったんだ
僕たち、
いや、俺たちは中学生になった
国語
数学
数学
数学
理科に社会に英語に…
教科が増えても、難しくなっても
ずっと一緒に遊ぼうねって!
そんな曖昧であまりに子供らしい 幻想と希望を抱いていた
時間はなんて残酷なんだろうか
どれだけ望んでも前には戻らない、
止まることも、
ある時から、
僕の中の君は止まっていた
国語
国語
何故なら、
もう話すことさえ無かったからだ
今も俺の中にある君は 算数、その時のままだ
数学
あの人は、もしかして
一瞬で目が奪われた
少しつり目で青い瞳に、 くるんとしたくせっ毛が印象的
落ち着いた大人のような声は、 さらに深みが増していた
でも、
数学
目を細めて、笑いかけた
目が離せない、
算数
算数
笑った時のその声が
君の声が
自分の中の君が生きていた気がして
何となく
何となく
嬉しかった
こんな時に言葉が出てこないだなんて、
国語として失敬だなぁ…
数学
数学
数学
数学
国語
国語
国語
ごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい
その時は頭が働かなくて 何故か逃げ帰ってしまった
僕の中の君はもうこの世にはいない
当たり前なことだ、、
久しぶり!昔よく遊んでたよね!
背が随分高くなったねって
一瞬誰か分からなかったよ、だとか
なぜ俺はそれだけの事が 言えなかったんだろう
ー昔から君は僕の特別だった
君はよく運命という言葉を口にしていた
席そこ!?2連続で近いねぇ、! なんか運命感じるなぁ
その時俺は、
算数
なんとなく気恥しく感じた思春期の頃は 本音を言うことさえ
1+1が2だと証明するくらい難しかった
もしも、もしもだよ?
俺が君のことを好きだと仮定するならば
、、、
そんな割り切れない感情だった
世の中にあることはなんでも計算できる そう思っていたけれど日の感情は
足しても引いても割っても掛けても 偶数でも奇数でもない
感情とはそんな未知数だと思った
声をかけられた時どうしていいか 分からなかった
また、知らないフリをした
今、気づいても
距離が増すばかりの君の背中を どうすることもできない
数学
いつか必ず証明して見せたいと思った
ー多分これが好きという感情なんだろう
そこからはまるで運命の糸が 手を取り合うようだった
数学
高校の廊下、
曲がり角
国語
国語
気が付けば君の手を掴んでいた
2組の点が交わった、
数学
国語
もう俺には馴れ馴れしく「国語」
と呼ぶ権利がなかった
数学
国語
国語
数学
数学
文系理系と別れていたけれど、 それでも気づかないのはおかしいはずだ
無意識のうちに避けていたんだろうな…
俺はある日名前が変わった
算数
算数
算数
それから突然鍵をかけたように 心を閉ざしてしまった
自分を守る必死の抵抗だったと思う
でもそんなこと意味ないことは自明である
…当たってしまったのは未熟さのせいだ
だから必死に大人ぶって、
必死に勉強して
そんな俺は君にはどう映っていただろう
馬鹿みたいだなぁ…
国語
国語
国語
数学
数学
緊張しなかったといえば嘘になるが
この機会を逃したら 二度と話せない気がしたんだ
やらぬ後悔よりやる後悔だ
国語
数学
この高校は、 俺たちの地元から少し離れていた
だからお互い人と一緒に帰るのは 久々だった
いつもの帰り道は、 ちょっとだけ見渡しが悪かった
手が触れそうになる度、 胸が高なったのはきっと気のせいだろう
電車内はちょうど人混みの ピークだったようで、
香水の匂い、隣の人の溜息、 押して押されて…
トン…、
国語
国語
人混みから守るように、 前に立ってくれた
昔見た横顔は、 いつの間にか凛々しくなっていたみたい
この気持ちが君と同じだったらいいのにな
心做しか、 君の頬もほんのり色づいていた
駅を降りた先では雨が降っていた
国語
数学
数学
国語
数学
そうやって恥ずかしそうに笑う君
今いるのは数学だ
もうどこにも算数なんて居ない、
本当はずっと「どうしたの」と聞きたかった
名前が変わって混乱しているのは 本人だろう
なのに、
数学
国語
俺が見ていた君は、 もう君の一部でしかない
数学
数学
国語
国語
国語
呼ぶ名前は違っても、 あの時と変わらぬ"何か"を感じた
…そうだ
そうだよ
名前が変わっても、どうなっても 数学はずっと数学じゃんか
その後雨が止んで
影と影が重なり、温度を感じ合いました
最後無理やり終わらせてごめんなさい!
冒頭は暗かったのに、 ただの初恋感ありますね!
暗い物語書きたいけど難しいんですよ!
今回は数学は恋を自覚していて、 国語は自覚していません
きっとここから恋が始まります!
いやぁ、学パロって素晴らしいですなぁ
コメント
2件
てことは、両片思いなの、!?自覚してないのなんかいい…!(語彙力)