高野 いろは
メモに丁寧に記載されていたログインIDやパスワードで、その掲示板にログインを試みる
すると、案の定すんなり入れた
高野 いろは
高野 いろは
心のどこかでは思っていた
この掲示板のIDやパスワードじゃなかったらいいのに…って
そんな思いもむなしく、するりとログインできてしまった
高野 いろは
自分の夫ながら、セキュリティもなにもあったもんじゃないなと改めて思った
スクロールしていくと、そこには、色んな書き込みが見えた
本名の人もいれば、分かる人にだけ分かるような名前で書き込みしている人もいた
あいこ
ゆうた
みゆ
さとし
高野 いろは
高野 いろは
高野 いろは
すると、仁香ちゃんママの書き込みも見つけてしまった
ひなの
高野 いろは
高野 いろは
色んな住人の書き込みをスクロールしながら見ていたら、気持ち悪くなってきた
高野 いろは
高野 いろは
『ログアウト』タップをして、掲示板を閉じた
40分後
莉緒と夫がお風呂から出てリビングへと戻ってきた
もちろん、スマホはちゃんと元の位置に戻した
高野 いろは
高野 莉緒
高野 いろは
莉緒はパパが大好きだ
その大好きなパパが、友達のママとイケナイことしてるなんて知ったら、絶対に悲しませてしまう
高野 いろは
もう少し大きくなれば、何となくでも意味も分かってくる
高野 いろは
高野 桔平
高野 莉緒
高野 桔平
高野 莉緒
高野 桔平
高野 桔平
高野 莉緒
ぴょこんと、夫の前に座る莉緒
この様子だけ見ると、いかにも仲睦まじい親子にしか見えない
高野 いろは
もう私は、夫のことを今までと同じ目では見れない
完全に見る目が変わってしまった──
午後11時
私が寝室に向かうと、莉緒は既にぐっすり眠っていて、夫は横になっていた
高野 桔平
高野 桔平
高野 いろは
無言で夫を見つめる
高野 桔平
高野 桔平
高野 桔平
高野 桔平
高野 いろは
高野 桔平
私は莉緒や旦那のほうは向かず、そっぽを向いて眠りについた
数日後
莉緒が通っている保育園で親子遠足が行われた
遠足といっても、各自お弁当を持参してバスで自然豊かな場所へ行き
親子の触れ合いや、レクリエーションをしたりする遠足なのだ
高野 莉緒
高野 いろは
高野 いろは
高野 莉緒
高野 いろは
高野 莉緒
高野 いろは
高野 いろは
高野 いろは
高野 いろは
目的地に着いてからは、その自然の中で親子でゲームをしたり、
他の親子とペアになったりして、レクリエーションを楽しんでいた
そして、お昼時になり…
保育園の先生
保育園の先生
先生の言葉を合図に、各々ランチタイムに入った
私は、来人くん親子や澪ちゃん親子といるようにした
高野 いろは
高野 いろは
澪ちゃんママ
高野 いろは
来人くんママ
子どもたちは子どもたちで座り、親がお弁当の準備をしていた
するとそこへやって来たのは、仁香ちゃんママたちのグループだった
片岡 陽菜乃
高野 いろは
澪ちゃんママ
片岡 陽菜乃
片岡 陽菜乃
来人くんママ
澪ちゃんママ
高野 いろは
高野 いろは
片岡 陽菜乃
片岡 陽菜乃
片岡 陽菜乃
片岡 陽菜乃
来人くんママ
澪ちゃんママ
5人のママがそれぞれスマホを出して、チャットのID交換をした
もう逃げられない
瞬時に私はそう悟ってしまった
澪ちゃんママ
高野 いろは
片岡 仁香
高野 莉緒
子どもたちもそれぞれ、ワイワイ話しながらお弁当を食べている
親も親で談笑しながら食べていた
30分後
私は食べ終わったため、お手洗いに行こうと
隣に座っている澪ちゃんママにだけ伝えて、少しだけ席を離れた
高野 いろは
高野 いろは
10分後
元の場所に戻ってくると、皆は片付けを始めていた
澪ちゃんママ
澪ちゃんママ
高野 いろは
澪ちゃんママ
澪ちゃんママ
高野 いろは
片岡 陽菜乃
来人くんママ
片岡 陽菜乃
周りには他の親子グループがいくつもあるため、誰かと遊んでいるのかもしれない
高野 いろは
そう思いつつも、胸騒ぎがしていた
5分後
一緒にいたママ友たちも一緒に探してくれたけど、莉緒はなかなか見つからない
高野 いろは
コメント
4件
シリアスな場面だけど、でかまるこちゃんで笑った
3話目を読んでいただき、ありがとうございます🙏 いろはの娘ちゃんである莉緒が行方不明に⁉️ どこへ行ったのでしょう…💦