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コメント
1件
親やばぁ……うちがその子の先輩とかならその子引き取るくらいするよ多分…(
笹倉 亜結奈
雨宮 響
笹倉 亜結奈
雨宮 響
笹倉 亜結奈
雨宮 響
雨宮 響
何で?何で?
不登校になったら、みんな忘れるって思ってたのに…!
雨宮 響
辛い。皆から忘れ去られたい。
母さん
男の人
母さん
雨宮 響
ドクン、と胸が締め付けられる。
男の人
母さん
母さん
母さん
雨宮 響
雨宮 響
別の人の名前。
声がかすれる。
足が震える。
母さんは、浮気性だ。
一人の男にゾッコンなんて事、1度としてなかった。
学校には、2ヶ月だけ行って あとは全部休んだ。
亜結奈は、唯一親しくしてくれた友達だ。
もう、3年以上も前の友達が、何故私のLINEを消していないの?
忘れていない事が、私は嫌だった。
雨宮 響
母さん
男の人
雨宮 響
母さん
雨宮 響
『帰って来てね』
言葉の裏はどうせ
『二度と帰るな』
……って所だろうか。
カツ
ザッザッ
そこら辺で、色んな足音がする。
ここは、あの学校の通学路。
そろそろ、みんな帰る頃だろうか…
野犬
うるさく吠える野犬。 私のことが嫌いだろうから…吠えるのか。
雨宮 響
少し手を振り、その場から去った。
少女
……飼い主がいたのか。
野犬
まるで分かってたかのように私とは違う吠え方をする。
雨宮 響
……そうだ、私も居場所があるハズだ。
あの野犬のように、あの野犬にも飼い主がいるように。
……私の居場所は、あの家…か?
ガチャ、と言う音と共に私は家に入る。
ドタン!!!バタン!!ガチャァン!!!!!
雨宮 響
男の人
母さん
母さんが殴りつけられている。
……どうせ、浮気がバレたとかがオチだ。私に何も損害は無い。
母さん
男の人
殴る。蹴る。馬乗りにして殴る。
母さん
いくら助けを乞うても、私には何も出来ない。
私は、無力なのだから。
雨宮 響
せめて、抵抗だけはしなくては。
嫌いな母さんだけど、まだ優しくしてくれた存在。私を、産んでくれたのだから。
男の人
雨宮 響
殴られるのを覚悟して、目を瞑った。
目を瞑ったのと同時に、腹に強い衝撃が走る。
雨宮 響
数メートル先に吹っ飛び、リビングの壁にぶち当たる。
私、なんでこんなことしてんだろ…
裏切られたハズ、なのに…何で、こんなこと…
雨宮 響
雨宮 響
雨宮 響
雨宮 響
雨宮 響
雨宮 響
まだ期待していたからでは無いでしょうか。 また、きっと楽しい思い出が作れると。