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忘れられない恋 第14話

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忘れられない恋 第14話

1 - 忘れられない恋 第14話

2019年08月21日

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牧屋ふみ

こっち!

牧屋ふみ

こっちだよー

引田翔一

うん

あの日からずっと伝えたかった想いを 今日、どうしても伝えたい。

牧屋ふみ

この子達もかわいいよね~

でも、少し不安が心の中で 渦巻いている。

牧屋ふみ

ねぇ………

引田翔一

うん?どうしたの?

牧屋ふみ

この子達はみんないいよね

そう呟くふみの顔は 少し寂しく見えた。

牧屋ふみ

このさかなたちは
本当の自由を知らないけど、

牧屋ふみ

この水槽のなかで自由に泳いでる

牧屋ふみ

この中なら他のさかなや生物におそわれずに済むし、ご飯はちゃんともらえる。

牧屋ふみ

この水槽の中が
本当の世界だと思い込んでる。

引田翔一

………

牧屋ふみ

引田くん………

彼女は少し唇を噛み締めて 涙をこらえていた。

牧屋ふみ

実はね………

ふみは彼をみつめた。

牧屋ふみ

いりなから聞いたの

牧屋ふみ

中学の時のこと

翔一はその言葉に 彼女から目をそらし、硬直した。

牧屋ふみ

私はそういう思いを
したことがないからわからない
けど、

牧屋ふみ

つらいことを乗り越えて
今笑顔でいる、うんんつらくてもそれを踏み越えたつよい

牧屋ふみ

引田くんが好きなの

牧屋ふみ

私は引田くんが好き

彼女の目から、こらえきれなくなった 涙が頬を伝う。

翔一は彼女を見ずに ふみの手をにぎった。

引田翔一

それ………

引田翔一

おれのせりふ

翔一はふみをみた。

引田翔一

先に言いたかったのに

彼もまた涙を流した。

牧屋ふみ

ごめん………ね

翔一は黙ったまま顔を横にふる。

引田翔一

ありがと

引田翔一

ありがとう、牧屋さん

手をにぎったまま、翔一は ふみを軽く抱きしめた。

彼女の言葉で、今日言おうと思っていた言葉が頭の中から 消え去ってしまった。

牧屋ふみ

ちょっと、みんな見てるよ

引田翔一

あっ、ごめん

翔一は抱きしめていたふみを離した。

そして、急に自分のしたことが 恥ずかしくなり照れながら自分の首に手をおいた。

牧屋ふみ

さかな達も見てる

牧屋ふみ

行こ、あっちにも
さかないっぱいいるから

繋がれた手と手

そこからつたわるあたたかい鼓動。

翔一はふみに連れられながらクスッと笑った。

そっか……… 知られてたんだ じゃああの日、あの後ろ姿も やっぱり………

牧屋ふみ

実はね、話聞いちゃって

牧屋ふみ

住一君との会話

牧屋ふみ

それからずっと考えてて、
そしたらいりなが教えてくれて

牧屋ふみ

いりなは悪くないの。

牧屋ふみ

いりなは私のために3人の………
引田くんの秘密を打ち明けてくれた。

牧屋ふみ

それを聞いて、
じゃないけど私はやっぱり引田くんを、

牧屋ふみ

守りたい

牧屋ふみ

そう思ってるの。

そして突然立ち止まるふみ。

牧屋ふみ

私はずっと引田くんの隣にいたい

牧屋ふみ

そばで引田くんをまもりたい

翔一はふみと目を合わせた。

引田翔一

つきあってほしい。

言葉は時として自然に出てくるもの。

さっきまでの不安はもうなかった。

引田翔一

牧屋さん、

引田翔一

うんん

引田翔一

ふみ

彼女は黙ったままうなずいた。

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