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天川 星羅
間違いない。
私が高崎 薫を殺したのだ。
春日田 麗子
両眼を抑え、涙を流している麗子さん。
天川 星羅
天川 星羅
声を粗げて必死に弁明した。
確かに私が殺した。でも記憶がぽっかりと無いのだ。
薫っちを殺したシーンだけ、全く。
まるで小説のページを丸々破いたかの様な。
春日田 麗子
春日田 麗子
“警察”
通報されたら確実に私は有罪
もう役者として演じる事も出来無く成る
そして、あの人の為に輝く事も。
春日田 麗子
ピ、ピ。
テンキーを2回押す音がした
天川 星羅
考えを巡らせるも、無意味
何も感じられ無かった
其処で、ふと。
手には鋏
彼処は丸腰。
震える手で
天川 星羅
目一杯、振り被り___。
ぐしゃっ。
肉が斬れる音。
彼女の右動脈から吹き出す血。
紅く染る頬と手と服と。
然して、心と。
春日田 麗子
獣の喚き声の様な其れを出すヒト。
倒れ込み、跪く人。
春日田 麗子
動脈を切り裂いたのにまだ息が、意識がある。
真面に喋れて居る。
人間って凄いなぁ。
天川 星羅
ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ
元の色が判ら無い位血の染み付いたブーツで歩み寄った
まるで水溜りを踏んで居る様な音。
尤も、其れは血。
天川 星羅
春日田 麗子
鋏を逆手で持ち左動脈に一突。
今度は振り被らずとも左首筋を斬り裂けた。
春日田 麗子
微かに漏れた声を聴き流し、仰向けに倒れた彼女を横目で視た。
其処からの記憶は無い
唯気が付いたら
敦
王子様が其処に居ただけ。
1000は調子乗りました。
すいぁせん。
減らそ...。どーせ誰も見とらんし
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