さんど。
ほむら
ぴぇこ
ゆん
ゆんちゃんが指した先に目を向ける
あれはなんだ…?
ボックスのような…
フォーチュン
さんど。
ゆん
フォーチュン
ぜある
フォーチュン
オタ
オタ
フォーチュン
オタ
フォーチュン
オタ
ぜある
オタ
さんど。
オタ
「…なんだ?」
オタ
「どうしたの?俺になんの用?」
オタ
ノイズ混じりだが、ヨースケの姿がくっきり浮かんでいる。
まるでそこにいるかのように。
オタ
オタ
「………答えられない」
「すまない。ほかの話をしてくれ」
オタ
オタ
夢中になってヨースケと話した。 時間なんて忘れてた。
ヨースケも相槌を打ってくれたり、一緒に話してくれた。
まるでヨースケが生き返ったようだった。
もっと話したかった。 時間制限さえなれけば…
オタ
目の前でヨースケがノイズ混じりに消えていく。
5分間が1分のように感じた。 まだ話したりなかった。聞いて欲しいこととか、沢山あるのに。
オタ
ほむら
オタ
ゆん
オタ
JACK
オタ
胸ぐらを掴んでオタさんに怒号を浴びせる。 優しさの詰まった怒号であったことは、みんな承知していたと思う。
ゆん
しんきゃら
オタ
JACK
しんきゃら
肩を掴んでJACKさんを落ち着ける。 しんきゃらさんの大声は優しさが詰まりすぎて、全くもって怖くない。 優しさ…そうだ。優しさだよ。
みんなギクシャクしているのは、ここから出たいが故の自己満足じゃない。 みんな相手のことを考えて、優しさが故にギクシャクしている。
やっぱりみんな…相手のことをしっかり想っているのだ。
コメント
1件
いなくなった人と話すなんて夢みたいな事ですよね。 オタくん、楽しすぎたんですよね。(多分....) 連載お願いします。