御館様は会う度
慰めてくれた
紗夜がいなくなったのは凪紗のせいでは無いと
でもね、御館様私のせいなの
私が危ないかもってついて行ってあげれば、今頃紗夜は私の隣にいて
いつもみたいに笑ってくれてるはずなの。
あの時、いつもみたいに帰ってきてくれるって思ってた。
紗夜は御館様にも信頼され
柱とほぼ変わらない力を持っていた。
だけど紗夜は鬼を切るのは可哀想。
痛くなく死んで欲しいって、いっつも願って、灰となる時には鬼に向かって優しさを放っていた。
鬼も人間だった。だから今私達のなんの違いもない。
鬼は灰になる時は、私たちと同じ人間と同じ優しい心を持ってるはず。
紗夜はいつも鬼と仲良くしようとしてた。
胡蝶しのぶの姉であるカナエさんとも、とても仲が良く
いつも鬼の事を話していた。
紗夜は私と違って優しくて、可愛くて、私みたいな小柄で力もなく、鬼の首を切るのでさえとても力がいる。
紗夜は鬼を切る時はとても綺麗で鬼と踊ってるように
優しい顔をしてた。
でもそんな紗夜でも鬼に怒らない訳では無い
実の親を殺された時きっと怖くて、鬼に恐怖を感じていたと思う。
それに無惨な殺され方をした人々を見ると紗夜は悲しい顔をし、そのうち精神が怒りを超えてしまう。
きっとあの時も
大量の仲間
関係の無い人々
が殺されてるのを見たのだろ
紗夜が冷静に鬼を倒していたら死にはしなかっだろう
紗夜はほんとに優しいな
私も紗夜みたいになれるのだろうか
紗夜でも無理だった鬼を
私は倒せるのか
いや、倒してみせる
紗夜とは違う、私にしかできないことで
私は紗夜の仇を絶対とる
それから私は紗夜を殺した鬼を特定し
上弦の鬼の能力を全て把握し、
力をつけ、訓練を受け
私しか使えない雨の呼吸を作った
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