続きから。
意外と軽そう提案する弟。
まろに話したら、 告白してくれるんじゃないかな。
両想いなんだから、 それで付き合える...
...ってことだよね。
俺、最近、 りうらに頼ってばっかだな。
慰めてもらってるわ。
俺が弟みたいじゃんね。
なんか、買ってあげないと。 ご褒美あげないとだね。
懐かしいなって思ったのっ!!
ぁ、電話してるんだ。(嫉妬
俺もしてみたかったな。 そういうこと。
あいつ、わかるやろ?
で、ないこはりうらのオタク...っとw
でも、そう考えてみると、 ウチってすごいなぁ。
もう俺、思春期(?)真っ只中なのにw
俺の初恋は、幼稚園。
幼稚園児ながらに、初恋をしたんだ。
名前は、初兎。
隣の家の子。
3つ年上。
俺の事を女の子だと勘違いしてたんだよね、ずっと。
だから、同性だと思って、 気軽に話しかけてきたんだよね、きっと。
初兎ちゃんは、女の子っぽい遊びしかしなかった。
毎日、俺の家に来て、
スポーツ系は誘ってこなかった、絶対。
後に知った話だけど、 運動音痴なんだって。
50m走も11秒。
ソフトボール投げなんて、 1m以下。
それでも、初兎ちゃんは気にしてなかった。
まぁ、運動音痴だからと言って、 太ってるとかじゃないし。 逆に痩せてるし。
気乗りしない俺を、 毎日健気に誘ってくれるのが、 時々嬉しかった。
文句を言っても、 仲良くしてくれるのが嬉しかった。
でもっ...
俺が小1の時。
初兎ちゃんが、体育倉庫に向かってるのを見た。
初兎ちゃんに会ったのは久々で。
”ドキッ...”
何故か心が高鳴った。
好奇心のままついていった。
次こそ、頑張ろうね。一位絶対取るよっ?
リレーの話だってこと。 それは、運動会の種目だってこと。 学級対抗だった気がする。
俺は、これだけですべてがわかった。
初兎ちゃんは、足が遅いから、 初兎ちゃんのクラスが最下位だったんだ。
だから、ちょっと注意したんだ。
そして、あの子は多分...
学級委員長で、初兎ちゃんの友達。
そして、学級委員長が、クラスの代表として 言いに来たんだよね。
他の子に行って来いって言われたから。
一位取る必要ないよ。
クラスの子が騒ぎ立ててるだけだから。
当日になったら、初兎ちゃんの事もカバーするからさ。
それだけだった。
俺が聴いていたのは。
そのあと、学級委員長と帰っちゃったから。
そして、運動会。
そんなアナウンスが、 初兎ちゃんをせかす。
つい応援してしまった。
一年なのに。
最後の最後。
初兎ちゃんが、2組の足の速い女の子の前を通って行った_
初兎ちゃんがバトンを渡す相手も、 驚くほどだった。
一年テントからだった。
走り終わった、彼女の顔は、 汗でいっぱいで、 すっごく綺麗だった。
思わず、彼女の顔に釘付けになってしまった。
ありがとう、って何回言えばいいのだか...w
私立行きたいって思ったらしくて。
疎遠になってもうたんよね。
悠ちゃんも遠距離になっちゃうよね。
よしよしっ...迷いが見えてきたっっ!
continue...