桃赤
いつも明るく、
優しくて
困っている人がいたらほっておけない
キミは
いつになったら
俺を頼ってくれるのだろう。
赤
元気いっぱいに
挨拶してくれる
キミの身体に
数え切れないほどの
アザがあること
知ってるよ。
桃
桃
何度も、何度も
キミに言った言葉。
赤
赤
そう言って、偽りの笑顔を振りまくキミを見て
少しだけ、
怒りを覚えた自分がいた。
桃
赤
赤
きっと、
このアザの正体は
母親なのだろう
そう確信した。
殴ってやりたかった
キミにしたことを
そいつにもしてやりたかった。
キミは、そんなことを望まないと思うけど。
俺は、そんなことを考えながら
キミと話しながら学校へ向かった。
学校は、キミと同じクラスじゃないから
ちょっと寂しい。
友達がいるからいいのだけれど。
俺は、友達と話そうと思い
たとうとしたところ
友達から
聞こえてきたその言葉に
今まで感じたことのない怒りが込み上げてきた
「赤って、身体中アザだらけだよな、?」
「両親にやられてるんじゃね?」
「かわいそーwww」
「絶対近づいたら俺たちも虐待されるぞwwwwww」
「近づかんとこwww」
「きもちわりぃwww」
怒りと同時に
なぜ俺はこんな奴らと
友達だったのだろうと
虫酸が走った
キミと一緒に下校しているとき
どうやって助けようか悩みながら
キミと話していた
赤
赤
赤
桃
桃
キミには
どうしてもバレたくなかった
キミが家に入って行ったのをみて
俺はしばらくキミの家の前にいた
ストーカーみたいな行為をしているかもしれないが
今回ばかりは仕方ない。
スマホを触っていると
家の中から
キミの叫び声
大声
助けを呼ぶ声が
聞こえてきた
俺は迷わずチャイムをならした
何回も、何回も。
あいつがでてくるまで。
かれこれ5分鳴らし続けたところ
やっとあいつが渋い顔をしながら出てきた
「どなたですか?迷惑なんですけど」
偉そうな態度に俺はまた
怒りが溢れてきた
桃
どう答えるのかなって思ったら
「虫がでてきて、旦那を大声でよんでた」とのこと。
言い訳がおかしくて
笑うのを必死に我慢する。
「帰ってください」
そう言われ
桃
桃
反抗した。
言い合いになっていると
キミが、
玄関まで歩いてきたのが見えた
キミの母親はキミを見た瞬間
「お前、出てくんなよ!!」
俺がいるのにも関わらず大声を出し、
殴ろうとした。
俺は、その手を掴んだ。
桃
赤
涙をいっぱいにためて
まるで助けて、と言っているかのようだった。
桃
そう言うと
「ちょうどよかった。ぜひもらっていって」
「これで邪魔者がまた一人消えた。」
本当に殴ってやろうかと思った。
俺は君の手をひいて
最後そいつに
桃
桃
そう言ってやって、キミと走り出した
後ろからなんか叫んでいたが
気にせず、走った
赤
赤
赤
走りながら、そう一言口にする
桃
桃
赤
赤
桃
桃
桃
赤
赤
桃
赤
赤
そう言いながら、溢れ出る涙を拭きながら
想いを伝えてくれているキミをみて
俺は
唇にそっとキスをした。
end
タップお疲れさまでした!
なんと!
フォロワー様が160人を突破しましたー!!
まじで嬉しいです!!
いつも見てくださってありがとうございます!
いいねしてくれている人
コメントしてくれている人
フォローしてくれている人
作品を見てくださっている人がいなかったら
ここまで作品を作り続けてくれませんでした
本当にありがとうございます
これからも、紅の杏をよろしくお願いします!!
コメント
14件
ちょっと私鉄バット持っていきま〜す!少しだけ痛い目に合わせて行きますか!w(失礼しました💦) 160人おめでとうございます✨これからも応援してます!夜遅くにすみません🙇♀️