シズキ
シズキ
カイ
カイがこちらに手の平を向けた。
シズキ
シズキ
カイ
メイド
メイドが鏡を運んでくる。
後ろで束ねた黒髪に端正な顔立ち、青布で裏打ちされた黒のローブを羽織った男性がそこには映っていた。
カイ
シズキ
カイ
シズキ
カイ
シズキ
シズキ
カイ
一瞬でカイの容姿が変わる。
無造作に伸ばした銀色の髪、緑布で裏打ちされた黒のローブを羽織っている長身の男性がそこにいた。
カイ
シズキ
シズキ
カイ
シズキ
カイ
カイ
シズキ
俺は玉座の椅子で眠るマキの頭に手を優しく乗せる。
数分後には目を覚ますと言われていたはずだが、未だ目覚めていない。
シズキ
マキ
シズキ
メイド
カイ
シズキ
カイ
弁当箱!?
シズキ
カイ
カイ
シズキ
シズキ
俺はカイと一緒に魔王城を出る。
魔王都サタルカクス城前
カイ
カイ
カイ
カイ
ドラゴンを飼育している騎士が綱を引っ張って連れてくる。
騎士
シズキ
シズキ
カイ
カイ
カイ
騎士
騎士は新たなドラゴンを連れてきた。
騎士
カイ
ドラゴン
シズキ
シズキ
カイ
カイ
シズキ
ドラゴン
シズキ
シズキ
カイ
カイ
シズキ
カイ
シズキ
シズキ
カイ
ドライ
カイ
カイ
シズキ
カイ
カイがドライの背中に飛び乗る。
カイ
シズキ
俺はカイの後ろに乗る。
ドライから悪魔の匂いや魔力は感じられない。
シズキ
シズキ
騎士や使用人が一斉に跪く。
騎士
使用人
カイ
ドライは俺達を背中に乗せ、大きな翼を広げて飛び立った。
シズキ
カイ
ドライ
シズキ
カイ
シズキ
カイ
カイ
弁当箱から禍々しい湯気が上がっている。
シズキ
食べたら絶対、死ぬ
シズキ
シズキ
俺は風にあおられたフリをして弁当箱をひっくり返した。
弁当箱の中身だけが綺麗に宙を舞う。
カイ
シズキ
カイ
シズキ
上空から見える森は、今なお、戦争の真っ只中である。
俺は強く決意を抱く。
なんとしてでも
勇者(ユナ)を落として世界平和の協定を結ばなければ
勇者都ユウクリア
ドライは勇者城近くの空き地に着陸した。
カイ
シズキ
美しい森に囲まれた城は眩い光に包まれていた。
カイ
シズキ
先にドライから降りたカイの手を借り、ドラゴンを降りる。
シズキ
カイ
ドライの体が拳くらいに小さくなると、肩に乗った。
シズキ
シズキ
カイ
門前まで歩くと、門番が前に出る。
門番
シズキ
俺は手の紋章を見せながら答える。
門番
門番
案内の騎士
騎士は俺達を城内へと案内する。
勇者城2階の勇者の間
案内の騎士
勇者の玉座には、ローブで顔を隠したユナの姿がある。
幸い、先日襲いかかってきたユナのお付きの姿はなく、 両隣に騎士が2人立っているだけである。
ユナ
ユナ
ユナ
シズキ
シズキ
ユナ
シズキ
ユナ
シズキ
顔はまだ見せてくれないのか
シズキ
シズキ
シズキ
シズキ
ユナ
シズキ
シズキ
ユナの護衛1
ユナの護衛2
シズキ
ユナ
ユナ
ユナ
ユナ
ユナ
シズキ
カイ
カイが俺に耳打ちをする。
シズキ
カイ
シズキ
シズキ
案内の騎士
カイ
カイ
俺はとっさにカイの口を手で塞ぐ。
シズキ
シズキ
シズキ
シズキ
案内の騎士
案内の騎士
勇者の隣に立っていた騎士が剣の先を首元に突きつけてきた。
シズキ
シズキ
案内の騎士
案内の騎士
シズキ
案内の騎士
案内の騎士
シズキ
やばい!
言い逃れできない!
バアン!
その時、ドアが開いて慌てた様子の騎士が入ってくる。
案内の騎士
ユナの護衛2
ユナの護衛1
騎士
騎士
騎士
ユナの護衛2
どうやら勇者軍と魔王軍が衝突したらしい。
ユナの護衛1
ユナ
ユナは椅子から立ち上がり、歩き出す。
ユナの護衛1
ユナの護衛2
騎士
案内の騎士
シズキ
カイが俺に耳打ちをする。
カイ
シズキ
カイ
カイ
案内の騎士
案内の騎士
シズキ
カイ
シズキ
ユナ
城の外に出ると勇者軍と魔王軍が戦っていた。
勇者軍
勇者軍
キィン!キィン!キィン!
魔王軍
ドドドドド
魔力弾が放たれ、花火のように飛び交う血。
ユナを守らなければ…!
シズキ
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