#10
結局は?
修羅場、
まさかドラマみたいなことが起こるとは思ってもいなかった、
正直、修羅場が起きてもこんなバチバチではないそう思ってた、
でも、結局、はるの答えで全て決まる
そう考えれば、
俺を選ぶってことは少ないだろうな、
はる、冗談でいいから
俺のそばにいて?
そう伝えるのは、明日の放課後へ
でも、その思いは伝えられず
結局2日経って
『はぁ、』
俺ってこんなにヘタレだっけ?
こんなんだったら佐野に取られてまう、
なんて思ってたら次の担当は、
はるのクラス、
ここ2日、はるが理科室に来ることは少なくなり、
気づけば今日
次々に理科室に入ってくる生徒
そしてその中にははるも
「ねぇー!…うん!そやね!」
俺を避けるかのように、自分の席へ着く
『はい、じゃあ今日はテスト前のまとめをしますよー』
いつもより重い空気に教室が凍っていた気がした、
〈先生今日変じゃね?〉
『え?ちょっと疲れてるだけ』
作り笑いで誤魔化し何とか授業を終えた
でも、はるは理科室に残ってた
『どしたん?帰らんの?』
「先生今日なんか変」
『疲れてるだけやから』
「他にもなんか隠してる」
何故か怒ってるみたい
『隠してたとしても俺の事やから』
「なんで最近冷たいの」
彼女からいきなり、そう問いかけられ俺は、体が固まった気がした
『疲れてるのもあるし、色んな仕事あるから』
「違うよ!私だけに冷たいんだよ?」
『それはごめん、別にそう言うつもりじゃ、』
「先生、私なんかした?」
『なんにも』
「じゃあなんで!」
『うるさい、』
黙ってて欲しくて、それではるの唇を奪った
「んん!」
『はるのこと好きだから、冷たくしてた、』
「私だって先生のこと好きやのに」
『そっか、、って、は?!』
一瞬なんの冗談を…とか考えた、考えたけど、
「なに?」
『それ本気なん?』
「うん、」
『まじで?佐野じゃないん?』
「晶哉は友達でいたい人」
「でもね、先生は彼氏とか、そうゆう存在になって欲しい人、」
『学校では内緒やで、』
「いいよ、別に」
『デート全然行かれへんくても?』
「いいよ、」
「先生が一緒に居ればそれでいいもん」
可愛い奴め
なんて言うのは
彼女が卒業してからにしておこう
絶対俺の心が持たないけどね
数週間後
「やっほー!せーんせい」
『また来たん?』
「うん来ちゃった」
てへぺろなんてしてくる彼女に 隠してた言葉をつい口にする
“可愛いやつめ”
「もう!照れるやん」
顔を真っ赤にする彼女を見つめ
2人で話す日々が
今一番の幸せ
end
今日をもっておそらく連載等の投稿は辞めるかと思います
またいつかお会いしましょ!