ぼくは魔法少女が大好きだ
魔法少女は可愛いし格好いい
ぼく
魔法少女は皆の為に何時も戦ってくれている。最高に格好いい
ぼく
バンッ!!
お母さん
ぼく
お母さん
ぼく
お母さん
お母さん
お母さんは魔法少女が嫌いなようだ
お母さんは魔法少女にお父さんを殺されたと言うけれど、きっと何かの間違いだ
お母さんは思い込み癖があるから、きっとお父さんが死んでしまったのがとてもショックで、魔法少女のせいだと思い込んでいるんだろう
ぼく
ぼく
そう。魔法少女が悪者を倒す姿はこの世の何よりも格好いい
悪者も可哀想だけど、悪者は悪者だから、仕方ないよね
お母さん
ぼく
お母さん
ぼく
お母さん
ダァン!!!!
ぼく
ぼく
お母さん
魔法少女
ぼく
魔法少女!!?
魔法少女
お母さん
ぼく
お母さん
パァんッ!!!
お母さん
ぼく
魔法少女
お母さん
いっ、今…魔法少女が武器でぼくのお母さんを…
ぼく
魔法少女
ぼく
魔法少女
そ、うだ……そうだったじゃないか
ぼくの父親を殺したのは魔法少女だ。思い込みをしていたのはお母さんじゃない。ぼくだ
ぼくは、それでも魔法少女が好きだったから、好きでいたかったから、思い込んだんだ
ぼく
魔法少女
ぼく
魔法少女
パァんッ!!!パァんッ!!!
ぼく
魔法少女
こんなことされて痛いのに。苦しいのに
これでも魔法少女が、ぼくは
ぼく
ぼく
そうだ。ぼくがもっと強くなって、魔法少女と戦えば……魔法少女はもっと輝くんじゃないかな
ぼく
魔法少女
魔法少女が格好よくなるお手伝いをするんだ
ぼく
お母さん
お母さん
魔法少女
役に、立つんだ……
ぼく
ぼく
魔法少女
これから始まるは魔法少女が大好きな化け物と
化け物が大嫌いな魔法少女の
哀れで愚かな物語だ
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!