この作品はいかがでしたか?
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しづ
しづ
しづ
しづ
しづ
人々が行き交う昼下がり
今日も今日とて、腹違いの姉を迎えに行く
昔からことあるごとに姉が優遇され幼心にも感じていた違和感
あの日、ぼくの出自を打ち明けられた時からぼくの扱いは“娘”から“下働き”へと成り下がった
うちの家は華族と言えど父の豪遊によって家計は困窮している
妾子であり、その母を亡くしているぼくにはお金をかけれないということも相まってこの待遇になったのかもしれない
この困窮の皺寄せは姉にも来ていて、女学校にはぎりぎり通えるものの登下校の車は用意できない
だからぼくがこうして毎日送り迎えをしている
初兎♀
ほとけ♀
ぼくはこの時間が好きだ
家では令嬢と使用人として過ごさねばならないけど、この時間は姉妹として過ごせるから
姉がもらっているお小遣いでお団子を食べたり、街をぶらぶら歩いたり
ぼくも女学生になったみたいですごく楽しい
初兎♀
ほとけ♀
初兎♀
ほとけ♀
初兎♀
最近街で会って恋仲になったしょーさんと悠佑さん
今までぼくだけに見せてくれてた心からの笑顔を向ける先がぼくだけじゃなくなったのは少し寂しいけれど
恋する乙女の、年相応のキラキラした笑顔が見れるのが嬉しかった
mob
mob
ほとけ♀
ほとけ♀
1人だと大してやることもなくて待ち合わせ場所で早めに待っていると所謂軟派に遭遇した
ここにしょーさんが帰ってくると事態が悪化するなぁ〜
どうしよ…
りうら
りうら
mob
困っていると、身なりのいい紳士が助けてくれた
mob
りうら
りうら
りうら
mob
mob
ほとけ♀
ほとけ♀
りうら
ほとけ♀
りうら
ほとけ♀
りうら
りうら
初兎♀
ほとけ♀
初兎♀
助けてくれたあの人に恋してしまったのかもしれない
あれから数週間
助けてくれたあの人に会うこともなく、良くも悪くもいつも通りの毎日を過ごしていた。
ほとけ♀
ほとけ♀
初兎♀
初兎♀
ほとけ♀
初兎♀
ほとけ♀
ほとけ♀
ただ、このいつも通りの毎日に少しづつ亀裂が入っていっていた
続く
コメント
4件
わぁぁぁぁあ✨️凄い続き気になる!?相手と展開が予測できなすぎて多分どう来ても面白い!!✨️ もし続きを書く予定があるならいつか読めるの楽しみにしてます🎶
わっ続き気になるぅ……!!😭✨ 無理しない程度に頑張ってね🫶🏻