メイアン
…え
杉崎緑
あっ…
神崎夢黒
目の前で杉崎緑が倒れた。
神崎夢黒
私は彼の元へ駆け寄った。
神崎夢黒
大丈夫?
メイアン
ちょ、ちょっと、しっかりしなさいよ…
杉崎緑
ごめんね…僕体弱いから、すぐ倒れちゃうんだ…せんせ、い、呼んできて、薬持ってくるよう言ってくれないかな…
神崎夢黒
メイアン
メイアン
わ、わかったわ
メイアン
薬ね、先生ね、
メイアン
行くわよ!夢黒!
神崎夢黒
うん!
神崎夢黒
メイアンは、いつもと少し違う「眼」をしていた。
神崎夢黒
その後、すぐに緑は、よくなった。倒れるのはいつもの事のようだ。
杉崎緑
ありがとう2人とも、付き添ってくれて。
メイアン
いいのよ!
メイアン
だって、あの、あれよ
神崎夢黒
友達だよね!
メイアン
あんたが言うんじゃないわよ!!
神崎夢黒
私も友達になっていいかな?
杉崎緑
うん!ありがとう!!
メイアン
な、何よ…もう元気じゃない…
杉崎緑
寝たらすぐ治るんだよ
杉崎緑
心配してくれてありがとうね
メイアン
ありがたく思うのね!!
神崎夢黒
ははははっ、2人とも面白い!、
夜10時
神崎夢黒
先生
孤児院の先生
うわぁぁぁぁぁ!!!
神崎夢黒
静かにしてください
孤児院の先生
な、なんでこんな時間にここにいるの!トイレ?
神崎夢黒
違うよ
神崎夢黒
先生
神崎夢黒
緑って、なんで孤児院に来たの?
孤児院の先生
…
孤児院の先生
あなたと、メイアンちゃんには話そうと思っていたわ。
孤児院の先生
あのね、緑くんはね、
孤児院の先生
ご両親に捨てられたの
神崎夢黒
え
孤児院の先生
運動神経バツグンの2人の子にも関わらず、緑くんはとても体が弱いわ。
孤児院の先生
それに、髪の色や瞳の色のこともあるしね。
孤児院の先生
あの髪の色、大きくなるにつれて緑色になってきているの。
孤児院の先生
だから…
神崎夢黒
あ、やっぱりだ。
神崎夢黒
あいつ、私によく似ている。
神崎夢黒
なんでかわからないけれど、私はあいつといた方がいいと思った。
神崎夢黒
そんな気がした。
続きは「あいつがあの日、」