ボスゥ
ボスゥ
ボスゥ
ボスゥ
私は理由もなくただただ自室へと走っていた。自分だけの部屋というのは、どんだけありふれたレイアウト、間取りでも不思議と落ち着くものだ…。これは、古今東西、万人にも通ずると思う。とにかく、今は人目をはばからず…泣きたかった
夜宵
そんな言葉と自嘲的な笑いを吐き出しながら走っていた時だった
?????
医務室から自室の途中にある、情報管理室から……彼の…
グルちゃんの怒鳴り声が聞こえてきたのは
夜宵
そして私は、恐る恐る扉の隙間から中を覗いた
中にはこちらからは後ろ姿しか見えないが、明らかにブチギレているグルちゃんと、対してこちらは大先生の座席に座り、正面からしっかりと姿が見える、心愛がいた。
グルッペン
心愛
心愛が今にも殴りたくなってくるアヒル口をしながら、カチ…カチ…と大先生のパソコンをいじっていた。そして、唐突に不敵な笑みを浮かべたと思うと、ようやくグルちゃんの方に目を向けた
心愛
グルッペン
グルッペン
心愛
グルッペン
心愛
グルッペン
夜宵
心愛
グルッペン
心愛
グルッペン
心愛
グルッペン
心愛
グルッペン
心愛
心愛
夜宵
心愛
グルッペン
心愛
夜宵
グルッペン
心愛
グルッペン
心愛
夜宵
グルッペン
そう言うとグルちゃんは懐から何かを取り出すと、心愛に向かって投げつけた
心愛
パリーーン 惜しくも心愛に避けられたそれは、後ろの窓を突き破り、外に飛んでいった。 だが、さっきまでおかしなぐらい余裕綽々だった心愛の不意はついたようだ。一瞬、かなり取り乱しているようだった
グルッペン
グルッペン
心愛
夜宵
そう気づいたのには、あまりにも遅すぎました…。心愛は、グルちゃんに瞬時に近づき、彼の顔に手をあて、無理矢理自身の顔へと近づけた
グルッペン
心愛
夜宵
最後まで黙って見続けるつもりだったのに…。これ以上大切な仲間を失う訳にもいかず、そう私が声をあげたとき……
グルッペン
心愛
グルッペン
心愛
夜宵
私は目の前で起こったことが理解できず、間の抜けた声を漏らした
グルッペン
夜宵
グルッペン
グルッペン
夜宵
グルッペン
夜宵
夜宵
グルッペン
夜宵
グルッペン
夜宵
グルッペン
グルッペン
心愛
心愛
そう言い残して、心愛は部屋を出て行った
夜宵
夜宵
夜宵
その時、話しかけようとしたときに見たグルちゃんの顔……いや、あの目は一生忘れらない。心愛が出て行ったドアを、冷たく、忌々しそうに、どんな光も通さない虚ろな目で凝視していた… 恐らく、静かに怒りで燃えているのだろうが…私にはそれが不気味に思えてならなかった…
その後、グルちゃんに送ってもらい私は自室に戻っていた
夜宵
そう、私は一人の部屋で呟いた。前よりも、部屋があたたかく感じる。もう…引き出しの中の物に頼らなくても、大丈夫かな…?
夜宵
夜宵
夜宵
夜宵
夜宵
夜宵
そうして、久々に私は安心して…希望を抱いて、深い眠りにつけた
ボスゥ
ボスゥ
ボスゥ
ボスゥ
ボスゥ
ボスゥ
ボスゥ
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