コメント
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話作るの上手すぎませんか?その能力分けてください!
ta
そう言いながら大きな欠伸をする彼
あれだけたくさんの曲を演奏したんだから疲れていて当然だろう
jk
ta
ta
聞きたいことが沢山あるのにどのタイミングでその話題を持っていけばいいのか分からない
jk
jk
ta
jk
ta
彼は驚いて目をまるくした
ta
jk
驚いている彼に説明しないといけないのに、やっと再会出来たことが嬉しすぎて声が出ない
そんな僕とは反対に、彼は少し警戒するような目をして僕のことを見ていた
jk
ta
そう言われた瞬間頭の中が真っ白になった 。9年前居なくなってからずっと探していたのに 、やっと会えたかと思えば彼は何も覚えていなかった
ショックで涙が出てきた僕は泣いているところを見られたくなくて思わず走り出してしまった
jk
ta
この日は泣き疲れ、家に帰るなりすぐに眠ってしまった
jk
夜明けの部屋は海底みたいに青くて音がない 。
昨日のことを思い出すとまた涙が込み上げてくる
一旦忘れてしまおうと顔を洗い大学へ行く準備をした
僕が春から通っている大学は、家から少し離れたところにある
道路わきに木々がもっさり茂ってリスやたぬきも出没するような道をあるいていく。
そのうち煉瓦造りのもんが見えてきて、その向こうが僕が通う大学だ
こめかみから垂れてくる汗を拭きつつ、講義棟の階段を上って1時限目の講義がある教室に行くと、定位置になっている前から4番目の席にジミニヒョンがいた
jk
jm
ジミニヒョンと僕は大学が一緒で、アルファルドのバイトも誘ってくれたのはジミニヒョンだった
jk
jm
jk
jm
いつも元気なジミニヒョンがこんなに深刻そうに話すのは初めてで、これはただ事じゃないなと僕は真剣にジミニヒョンの話に耳を傾けた。
jm
jk
jk
じつは僕は、サークルに入っていた時期がある 。ほんの1週間で辞めたのだが
そのサークルは『室内楽サークル』というもので、僕が見学に行った時、ジミニヒョンもその場にいた
僕はヴァイオリン、ジミニヒョンはヴィォラが弾けるということで親しくなった
室内楽サークルは総勢三十人ちょっとの中規模サークルで、和気あいあいとやってる雰囲気が良かった
けど、実際に入部してみると、一つ問題に直面した 。
女
女
サークルのリーダは三年生の女子だった。
僕は初日から彼女の「能力を見せて」だの「私のヴァイオリンパート」などの物言いに腑に落ちないものを感じたが、言われるまま彼女の前で演奏した
映画監督みたいに脚を組んで腕組みまでした彼女は僕が弾き終えると、クイと顎を上げた
女
jk
女
あんたが不合格って言ったらその人はサークル辞めさせられるのかよ、と口からとびだしそうになったが、その場はぐっとこらえた 。
部員を「優秀な同志」と優遇して、ほかの部員を「自分達以下」と見なしているような彼女の言動が、僕はどうにも苦手だった 。
だけど、そこまでなら「音楽への情熱が有り余ってるんだな」とまだ許容できないことも無かった。
僕の許容力が蒸発したのは、入部から1週間後だった
女
jk
女
僕の頭の中で何かが切れた
jk
jk
彼女は皮肉を言われたと理解するのに少し時間がかかったようだ
頬に血の色をのぼらせた彼女の顔を見た時、これはもう無理だと思った
このままここに居たら周囲にも迷惑だろうし、何より僕がもうこの人の近くにはいたくないと思い始めている
jk
きっちり頭を下げ、手早くヴァイオリンを片付けて部屋を出た
その後、僕はバイト探しに精を出し、運良くアルファルドで雇ってもらって、今に至る 。
―― 長くなったが、ここまでが前置きだ
jk
jm
jk
jm
jm
ジミニヒョンがそう言った時、後ろから例の彼女が歩いてきた
女
jm
jk
彼女は何を言っているのか理解できないと言う顔をした
ジミニヒョンも驚いた顔で僕を見ている じつは僕も内心「言ってしまった、」と汗が滲むような気分だった でも、言ったからには後には引けない
女
jk
女
jk
女
jk
彼女の顔が赤くなるのを通り越して青ざめた 。 僕は無言で彼女を見返した 沈黙が続いたあと、彼女は連れと一緒に僕を睨み付けて立ち去った
jm
jk
jm
jm
迷った末にジンヒョンに相談することにした。
jk
jn
一通り事情を説明すると、ジンヒョンの声が遠のいた。通話が切れたわけじゃなく、そばで誰かと話しているようだ
jn
と、ふいに耳元で小さなノイズが起こった 。
ta
ヒュッと息を詰まらせた その声は昨日の夜最悪の別れ方をした彼。 テヒョニヒョンだった
ta
ジミニヒョンの努力をあんな奴のせいで無駄にしたくはない
テヒョニヒョンはいきなり問いかけてきた。昨日のこともあって気まづい思いもあったが、気づいたら僕は答えていた
jk
ジミニヒョンを見ると目が合った。 ジミニヒョンは僕を見てゆっくりと頷いた 。
ta
ta
ta
jk
ta
それだけ言うと電話は切れてしまった 電話の途中、僕のことを"ジョングガ"と名前で呼んだことが気になった やっぱり昔のこと覚えてるんじゃ、…
jm
jk
まさかこんなに早く再開するとは思っていなかった
テヒョニヒョン、ほんとに何も覚えてないのか、僕のことを名前で呼んだのはたまたま?
今度会ったらもう一度聞いてみよう、僕はそう決心した
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