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最近はめっきりと寒さが現れて来て、家に籠りきりの我が身でも少々身に堪えるものがある。
幻太郎
朝起きてから鼻先が赤くなってたり、足先が凍えていたりと…小生からするとあんまり好ましくないのです。
……そうして縁側の戸を少し開いてみれば、
幻太郎
24回目の雪ですよ、幼い頃なら喜んではしゃぎ回ってましたっけ。
幻太郎
やれやれ、と言った具合に押し入れの方へ向かえばこたつ布団を取り出す。 冬…ちょっぴり残念。
あ、こういう時帝統なら…
幻太郎
幻太郎
全く、どこまで小生を執着させるのでしょう
_____チュンチュン
帝統
帝統
借金取りに追い掛け回される夢で起きるなんて…はああ、運悪ィ…
なんかあったけェ、とか思ってたら腹の上に猫が乗っかってた。
帝統
トラ
帝統
仕方ねェから無理やり下ろした。 俺は自販機の下の小銭拾いっていう仕事に行かなくちゃならねーからな!
トラ
帝統
にしても全然人居ねェし超寒ィ。 あー、大体朝5時くらいか?
帝統
トラ
うあ、ちべた。 と思ったら鼻の上に小粒の雪
帝統
ついに冬到来、……あー
帝統
トラ
帝統
帝統
帝統
あれから一週間後…
幻太郎
早朝の渋谷を走り歩き、時刻は既に昼食時の1時頃。もう脚は悲鳴を上げている。
幻太郎
スマホを取り出せば、もう暫く既読のつかない彼と繋いだLINEを眺める。
スワイプして過去のやりとりを遡っていくと無性に会いたくなる。
直近は「緑の吹き出し」が連なって虚しい。
幻太郎
幻太郎
帝統
幻太郎
スマホの画面を顔の横に寄せ「ん、」と見せつけてきた。 彼のスマホには着信画面が写り鳴動していた。
正真正銘、有栖川帝統だ。
幻太郎
幻太郎
ぎゅうぅうぅうう… なんて、力いっぱい抱き締めた。
帝統
帝統
幻太郎
帝統
幻太郎
そこから彼の手を引いて、自宅の方へ足を運んだ。
帝統
幻太郎
幻太郎
帝統
繋ぎ止めていた手が振り払われた。
立ち止まって彼の方へ振り返る。
幻太郎
帝統
幻太郎
帝統
幻太郎
理由を話すのを渋っているみたいで、答えるのを強制させるつもりは無いがやっぱり気になってしまう。
帝統
帝統
たどたどしくて、一つ一つ言葉を拾い集めているみたいだった。
幻太郎
幻太郎
幻太郎
帝統
幻太郎
帝統
幻太郎
帝統
幻太郎
帝統