剣持刀也
ふわっちが特有能力を手に入れた
本人は凄く嬉しそうな顔をしていたし 実際僕も嬉しい
だけど
剣持刀也
ちょっと焦ってしまう
ここでちゃんと落ち着けるのが 大人なんだろうなとは思うけど 僕にはきっと無理だろうから
剣持刀也
弦月藤士郎
剣持刀也
剣持刀也
弦月藤士郎
剣持刀也
弦月藤士郎
弦月藤士郎
剣持刀也
まるで心の内を読まれたかの様に 自分が1番欲しかったであろう言葉をかけられる
剣持刀也
弦月藤士郎
弦月藤士郎
剣持刀也
ホント、君は凄いな
剣持刀也
弦月藤士郎
剣持刀也
紫色の精
黄緑色の精
優しい笑顔でこちらを出迎えてくれる 2体の精霊に、僕も優しく微笑む
剣持刀也
剣持刀也
僕がずっと気になって来た事
「黄色の精」が出て来ない
剣持刀也
剣持刀也
黄緑色の精
黄緑色の精が扇子をコチラに向けてくる
が、それには乗ってやらないぞ
剣持刀也
黄緑色の精
剣持刀也
きっとこんなの僕の思い込みだろうけど
試練なんだから戦うのが当たり前かもしれないけど
剣持刀也
剣持刀也
全てを暴力で黙らせるような
アイツらみたいには絶対になりたくない
ただそれだけ
剣持刀也
まぁこれくらいしか思いつかなかったっていうのが事実だけど
黄緑色の精
紫色の精
剣持刀也
なにやら話が進んだっぽい
僕の洗濯は間違って無かったであってるのかな
黄緑色の精
剣持刀也
黄緑色の精
剣持刀也
当たってた
正解だった
嬉しい
剣持刀也
後ろの壁から花の香りが漂ってくる
このまま目を瞑れば夢を見れそうなくらい
後ろを振り返り、花の香りがする方に近づく 前とは違って、あの二人に止められる ことは無い。
壁に手を当て、そっと呟く
剣持刀也
ぶわっ…!
剣持刀也
急に強い風が吹いてきて、思わず 目を閉じる
剣持刀也
恐る恐る目を開ける
そこにあるのは僕が想像していた花畑とは 少し違ったが、綺麗な花園
剣持刀也
そこに居たのは女らしくも男の様な
綺麗なクリーム色のショートヘアも持つ
僕と似ている、だけど僕よりもっと綺麗な 緑色の目を持って居る
黄色の精
とても可愛い人だった
剣持刀也
黄色の精
喋り方1つ1つが大人しく上品で 髪の毛が揺れる度に目を惹かれる
黄色の精
黄色の精
黄色の精
剣持刀也
黄色の精
黄色の精
どこか寂しそうに笑う顔に 不意にだがはっと息を飲む
黄色の精
剣持刀也
黄色の精
黄色の精
剣持刀也
遂に来た
黄色の精
剣持刀也
手を差し出すと僕の手とは似ても似つかないような、 小さくマメの1つもない柔らかい手で僕の手を包み込む
そのまま優しく、僕の手の甲に重ねる
黄色の精
優しい声がする
黄色の精
力強い声がする
黄色の精
暖かい声がする
黄色の精
剣持刀也
貴方はまた、そうやって優しく微笑む
貴方が笑う度太陽が僕を照らしてくれる 花達が笑顔で笑ってくれる 木の葉達が歌を歌っている
そんな気がする
剣持刀也
黄色の精
貴方がそう言った瞬間 僕の右手が光に包まれる
あなたの手が僕から少しづつ離れていく
段々と模様が浮かび上がってくる
黄色の精
貴方の手が僕の手から離れた時 光は弱くなり、次第に消えた
剣持刀也
僕がいつもぶら下げている救急箱のマーク それと完全に一緒だ
黄色の精
黄色の精
黄色の精
黄色の精
剣持刀也
黄色の精
黄色の精
黄色の精
黄色の精
剣持刀也
忘れられるって
どんな感じなんだろう
分からないけど
黄色の精
剣持刀也
黄色の精
黄色の精
剣持刀也
あぁ、ちょっとやだ
まだ貴方と話していたい
特有能力を手に入れてしまったという事が
もう二度と貴方に会えないというのが 物凄く悲しくて、愛おしい
剣持刀也
黄色の精
剣持刀也
黄色の精
黄色の精
剣持刀也
剣持刀也
黄色の精
剣持刀也
黄色の精
黄色の精
コメント
2件
ア゛キ゛く゛ん゛!!!!