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坂田 蓮華 (さかた れんか)

ただいま〜って、オカン帰ってきてないわ

坂田 蓮 (さかた れん)

マジやん

村上 そうま(むらかみ そうま)

これからどうする?

坂田 蓮華 (さかた れんか)

すまん、俺の部屋マジで入るん無理

坂田 蓮 (さかた れん)

俺のゲームも全部充電ないしな

村上 そうま(むらかみ そうま)

…まーくんのことについても話す?

坂田 蓮華 (さかた れんか)

そうしよ

坂田 蓮 (さかた れん)

…そういえば、まーくんって前俺たちに会ったことあるっけ?

坂田 蓮華 (さかた れんか)

は?俺は知らんよ

村上 そうま(むらかみ そうま)

俺も

坂田 蓮 (さかた れん)

なんか、まーくんに「前よりも軽くなったね〜」とかさ「まだ運動音痴治ってないの?」って言われたんだよね

坂田 蓮華 (さかた れんか)

は?怖

坂田 蓮 (さかた れん)

うん、めっちゃ怖い

村上 そうま(むらかみ そうま)

…お母さんに聞いた方が早くない?

村上 そうま(むらかみ そうま)

もしかしたら物心着く前に会ったかもしれないしさ

坂田 蓮華 (さかた れんか)

そうだな…

坂田 蓮 (さかた れん)

でも、どうする?何言ってねんとか言われたらさ

坂田 蓮華 (さかた れんか)

そんときはそん時や、俺は大学いく前にこの謎を解き明かしたいねん

村上 そうま(むらかみ そうま)

卒業式明日だもんね〜

坂田 蓮 (さかた れん)

え?そうだったけ?

坂田 蓮華 (さかた れんか)

弟の卒業式忘れんなよ

坂田 蓮 (さかた れん)

めんごめんご!

坂田 蓮 (さかた れん)

…え?待って明日卒業式?!

坂田 蓮華 (さかた れんか)

そうだけど?

坂田 蓮 (さかた れん)

え?!マジ?!

坂田 蓮華 (さかた れんか)

は?!マジだよ!なんで嘘つくねん!

坂田 蓮 (さかた れん)

え?なら、まーくんは卒業式の8日前にお前の夢に現れたってこと?

坂田 蓮華 (さかた れんか)

そう

坂田 蓮 (さかた れん)

…なんか関係してるんじゃね?

坂田 蓮華 (さかた れんか)

…確かに

村上 そうま(むらかみ そうま)

…なんか分からへんな〜

坂田 蓮 (さかた れん)

もう考えるんやめにせぇへん?

坂田 蓮華 (さかた れんか)

とりまオカンに聞かな

その時玄関が開く

お母さん

ただいま〜、帰ってきたで〜

坂田 蓮華 (さかた れんか)

オカン!

坂田 蓮 (さかた れん)

オカン!

村上 そうま(むらかみ そうま)

お母さん!

お母さん

なんや、あんたら一斉に呼んで

坂田 蓮華 (さかた れんか)

1つ聞きたいことがあってさ、まーくんって知らん?

お母さん

知らんわ、そんな子…まって、どんな姿してるん?

坂田 蓮 (さかた れん)

なんか、黒髪で瞳の色が紫やねん!身長は150くらい…

お母さん

坂田 蓮華 (さかた れんか)

教えてくれへんの?

お母さん

…明日話すわ。

坂田 蓮華 (さかた れんか)

分かった…

次の日、卒業式が終わった帰り道

坂田 蓮 (さかた れん)

今日めっちゃ良かったで

坂田 蓮華 (さかた れんか)

あっそ。で、そうまお前いつまで泣いてんねん

村上 そうま(むらかみ そうま)

いや…感動…したから…

そうまは余程感動したのか手で抑えながら泣いている

坂田 蓮華 (さかた れんか)

ってかもう俺らも大人か〜!

坂田 蓮華 (さかた れんか)

なんか、意外と早かったな

坂田 蓮 (さかた れん)

これから、学生に戻りたいって思うこと死ぬほど増えるからな!覚えとけよ!

坂田 蓮華 (さかた れんか)

わかってるって

坂田 蓮華 (さかた れんか)

それよりも俺はまーくんのことについて知りたいわ

坂田 蓮 (さかた れん)

まぁ、それはたしかにな

村上 そうま(むらかみ そうま)

ひっぐ…

坂田 蓮華 (さかた れんか)

そうま、お前も来る?

村上 そうま(むらかみ そうま)

ううん…えんりょ…しておく…

坂田 蓮華 (さかた れんか)

でも歩けるか〜?

坂田 蓮華 (さかた れんか)

家まで送ったるわ

坂田 蓮 (さかた れん)

俺車取ってくるわ

坂田 蓮華 (さかた れんか)

よろ〜

そうやって俺らは家に帰った

坂田 蓮華 (さかた れんか)

ただいま〜

お母さん

おかえり。そしてみんな、ここに座って

坂田 蓮 (さかた れん)

どうしたん、そんな改まって

お母さん

あんたらが聞いてきたんやろ

坂田 蓮華 (さかた れんか)

…まーくんのことについて?

お母さん

そう。

そうして俺らは座り、お母さんの話を聞き始めた

お母さん

言うのを迷ったけど、あなた達は言って欲しいのね?

坂田 蓮華 (さかた れんか)

うん

お母さん

分かったわ、後悔しないわよね

坂田 蓮華 (さかた れんか)

わかったよ

お母さん

なら、話すわ…

お母さん

…あなた達が言ってるまーくんは蓮華、貴方の小さい頃のイマジナリーフレンドであり、小さい頃のあなたの別人格なのよ。

坂田 蓮華 (さかた れんか)

は?

正直言って意味が分からなかった

坂田 蓮華 (さかた れんか)

イマジナリーフレンド?別人格?どうゆう事?

お母さん

まぁ、最後まで聞いてちょうだい

お母さん

蓮、蓮華、あなた達小さい頃「まひろ」って言う友達が居なかった?

坂田 蓮 (さかた れん)

…いたけど?

坂田 蓮華 (さかた れんか)

うん、いつの間にか居なくなってたまひろくんね

お母さん

その子があなた達の言ってるまーくんよ。

坂田 蓮 (さかた れん)

は?!…まてよ、そういえば似てる。

坂田 蓮華 (さかた れんか)

…でも!俺のイマジナリーフレンド?別人格?どうゆう事だよ!

お母さん

蓮華、あなたは小さい頃目の前でお父さんが亡くなってトラウマになってたじゃない?

坂田 蓮華 (さかた れんか)

…俺が6歳の頃にね

坂田 蓮華 (さかた れんか)

でも、今は大丈夫だよ

お母さん

…その頃の蓮華はね、閉じこもって誰とも口を聞かなくなってしまったの

数十年前

お母さん

蓮華、出てこれる?

坂田 蓮華 (さかた れんか)

…無理

お母さん

そうなの、ならいいわ

やっぱり、無理はさせたらダメよね

坂田 蓮 (さかた れん)

お母さん、今日も蓮華出てこないの?

お母さん

あ、蓮。うん、そうみたい

お母さん

また、出てたら一緒に遊ぼうね

坂田 蓮 (さかた れん)

うん!

蓮華は、いつ出てくるのかしら…

数日後の朝、

坂田 蓮華 (さかた れんか)

お母さん、おはよう

お母さん

!!…蓮華!

坂田 蓮華 (さかた れんか)

お母さん、そんなに抱きつかないでよ

お母さん

ごめんね、ちょっとお母さん嬉しくて

お母さん

ところで、どうして出てきてくれたの?

坂田 蓮華 (さかた れんか)

まひろくんがね励ましてくれたの!

坂田 蓮華 (さかた れんか)

だから、僕もちゃんとしないとな〜って

お母さん

そうなの?まぁ、蓮華が出てきてくれてお母さん嬉しいわ!

坂田 蓮 (さかた れん)

蓮華!やっと出てきてくれたの!遊ぼ!

坂田 蓮華 (さかた れんか)

お兄ちゃん!いいよ!

その時はまひろくんについてはあまり、なんとも思わなかったわ

でも数日後…

私が台所で料理をしてると、蓮が駆け寄ってきてこう言ったの

坂田 蓮 (さかた れん)

お母さん!まひろくんって力持ちなんだよ!

お母さん

まひろくん?

坂田 蓮 (さかた れん)

うん!

あの、蓮華を外に出るように説得してくれた子ね。お礼をしないと!

お母さん

ねぇ、蓮。お母さんをその、まひろくん?のところに連れて行ってくれない?

坂田 蓮 (さかた れん)

いいよ!こっち来て!

そう言って庭に連れて行かれたけど、そこに居たのは蓮華だけだった。

お母さん

あれ?まひろくんは?

坂田 蓮 (さかた れん)

そこにいるじゃん!

そう言って蓮が、指したのは蓮華だった

お母さん

え?あれは蓮華でしょ?

坂田 蓮 (さかた れん)

ううん、ちがうよ。まひろくんだよ。

坂田 蓮 (さかた れん)

まひろくん!

そう言って振り返った蓮華の瞳は紫色だった。普段は黒色なのにね

お母さん

!?…蓮華!どうしたのその目!

坂田 蓮華 (さかた れんか)

?…あっ、やべ

そう言って蓮華?は、意識を失ったのよ

お母さん

蓮華?!蓮華!

坂田 蓮華 (さかた れんか)

…うん?どうしたのお母さん

お母さん

蓮華?良かった…

その後はひとまず家に帰っておやつを出して話を聞いたわ

お母さん

ねぇ、蓮、蓮華。まひろくんってどこにいるの?

坂田 蓮華 (さかた れんか)

?わかんない。

お母さん

そうなのね。まひろくんは何歳?

坂田 蓮 (さかた れん)

確か、10さいくらいだったよ

蓮華たちより、歳上なのね

お母さん

そうなんだ、教えてくれてありがとうね

坂田 蓮華 (さかた れんか)

いいよ!

坂田 蓮 (さかた れん)

うん!

その後、私は蓮華を連れて病院に行ったわ

その時、先生から言われたの

病院の先生

蓮華くんは、解離性同一性障害でしょう

お母さん

え?

病院の先生

まぁ、蓮華くんの場合イマジナリーフレンドが別の人格になったようですね

病院の先生

その証拠に、これを見てください

そう言って見せられたのは1枚の紙だった

病院の先生

これが、蓮華くんの言うまひろ君ですね

そこに書いてあったのは、黒髪で紫色の目をした子だった

お母さん

まぁ、言うとこんな感じよ

お母さん

いつの間にか無くなってて、安心したんだけどね〜

は?つまり、まーくんはまひろでまひろは俺?

坂田 蓮 (さかた れん)

え?そんなことあったけ?

お母さん

まぁ、忘れててもしょうがないわよ

お母さん

小さかったんだから

お母さん

今は少し頭が混乱してると思うの、だからはよご飯食べて風呂入って寝ちゃいなさい

坂田 蓮華 (さかた れんか)

…わかった

…久しぶりの俺の部屋

坂田 蓮華 (さかた れんか)

寝てあいつに会うか。

坂田 蓮華 (さかた れんか)

それに聞きたいことも山ほどあるしな

そう言うことで、俺は眠りについた…

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