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雨乃 小雨

...

十川東 入間

話せる時でいいから話せよな

雨乃 小雨

...ううん

雨乃 小雨

今話させて

十川東 入間

ゆっくりでいいからな

雨乃 小雨

ありがとう

高校二年生の時

虐められてたんだ

周りより少し声が高くて

声は高いのに見た目は声と合ってなくて

おまけに名前も見た目とは合っていない

「いいとこ取り」って言われてたな

最初は褒められてるだけだって自分自身を落ち着かせてた。

でもやっぱり言い聞かせじゃ無理で

傷は増えてくばかりで、自分の嫌いだと思うところも増えていった

名前も嫌いだし、自分の声も嫌い。

でも、少しだけ救われるところがあったんだ

それは校舎裏の桜の木

ここだけは、いつなる時もこさめを癒してくれた

そこに、さくらの似合う男の子がいつも来てたんだ

自分がこれから通う学校はどんなものかと下見に来ていたらしい。

それがらんくん

こさめが前まで好きだった人もらんくん。

こんなこさめのくだらない話を聞いてくれた。

自分の居場所はここだけなんだって

そう思ってた

こさめがいつもいる屋上は

たまに人が来るし、すぐ飛び降りようとする自分がいるし、

ゆっくりは出来なかった

でも、誰にも会いたくなかった。

教室に戻りたくなかった

こさめを虐めてた子は転校したし

もう居ないのだけれど、

それでもこさめの机は一年前に沢山書かれた悪口が残っている

消そうとしたし、消してくれた子だっていた。

それがみこちゃん

たまにみこちゃんは屋上に来てくれる。

でも、なんだか邪魔されてるような気がしてくる。

その度に毎回思うんだ

「あ、自分は死にたかったんだ」って

教室にはいないし、いたとしても喋らないからってこさめを苦手とする人も少なくなかった。

嫌われるのは慣れてるけど、やっぱり辛いものは辛い

それが今や好きでいてくれる人がいるなんて、2年前のこさめだったら信じてなかったかもしれない

でもここまで本気で好きって言ってくれるんだもん。

好きになっちゃうよ...

十川東 入間

...え?

十川東 入間

ん、最後なんて言った?

雨乃 小雨

す、好きになっちゃうよって言ったの!/

雨乃 小雨

何回も言わせんな!///

十川東 入間

な、なんか、、あ、ありがとう(?)

雨乃 小雨

...なにそれ笑

十川東 入間

「お前は頑張ったよ」とか言ってかっこよく慰める準備してたんだけど

十川東 入間

ちょっと衝撃すぎて出来なかった

雨乃 小雨

なにそれだっさ笑

十川東 入間

...うるせぇな笑

雨乃 小雨

...じゃあ寝ていい?

十川東 入間

待って、最後にひとつ言わせて

雨乃 小雨

...なに?

十川東 入間

好きです。

十川東 入間

これからもこさめと笑っていたいです。

雨乃 小雨

...沢山笑わせてね?

十川東 入間

もちろん

十川東 入間

こさめのクソみたいな過去かき消す気で笑わすから安心しろ

雨乃 小雨

頼んだよ?笑

十川東 入間

わーってる笑

雨乃 小雨

じゃ、寝よっk...

雨乃 小雨

あっ...!(足引っ掛ける)

ドサッ

十川東 入間

っぶね

十川東 入間

気をつけろよな

雨乃 小雨

あっ...//えっ、と、、///

雨乃 小雨

ご、ごめん...///

ガチャ🚪

百瀬 らん

言うの忘れ...

今の状況 こさめくんがいるまくんに覆いかぶさってる感じです。いいね(?)

百瀬 らん

あー、、

百瀬 らん

ヘ、ヘヤハイチバンテマエ...デス...

※「部屋は1番手前です」

百瀬 らん

し、失礼しましたぁぁ!!!

雨乃 小雨

あっ、ちょ、ちょっと待って!!

雨乃 小雨

ご、誤解だから!!!

バタン🚪

十川東 入間

とことん話し聞かねぇやつだなw

雨乃 小雨

も、もう〜〜〜/////

んふんふ、か、かわひい...

さく

きも

推しカプやで?!

そうなるよね(?)

さく

お前だけだよ

なんで????

ご閲覧感謝です。 ぜひ次回もご覧下さい✨

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叶わなくていいから願わせて

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