伊月
あのさ、さっきから紗里奈ちゃん俺のこと私だけのものとか言ってるけどさ……

紗里奈
?

亜由
…………

伊月
俺は、紗里奈ちゃんのものじゃなくてうちのママのものだから!

紗里奈
え?

麻子
は?

亜由
えっ?

伊月
だってそうだろ。紗里奈ちゃんと亜由ちゃんは、高校になってから出会ったただの友達。

伊月
でも、ママは俺が産まれた時からずっと一緒にいる。

伊月
それに、紗里奈ちゃんと亜由ちゃんと血も繋がってないし。

伊月
でも、俺のママとは血が繋がっているから俺は、ママのものっていうことじゃん。

伊月
俺のママは優しいし、美人だし、なんでもできる!だから、俺はママと血が繋がっていなくてもママのものでいいんだ!

亜由
え…………

紗里奈
マジ……で?

麻子
キモ……

麻子
いや、「ママ」とかこの歳で言ってんの?

紗里奈
ちょっと麻子……ストレートに言い過ぎ……

麻子
だってそうじゃん。こんな、顔立ちも良くて、頭も良くて完璧なのに、

麻子
「ママ」とか言ってんの?マザコンやん。

麻子
キモすぎてヤバイ。

紗里奈
確かにこんなマザコンさんを私達2人で取り合ってきたと思うと…ね…。

紗里奈
なんか、いじめててごめんね。

亜由
うん…。

こうして、伊月くんのマザコンが発覚してからというもの
伊月くんが好きな人、付き合っている人を可哀想に思うようになり
そして、私と紗里奈ちゃんと麻子ちゃんは、仲良くなりました。
亜由
あなたの学校のカッコイイ人も何かを隠しているかもよ!

紗里奈
気をつけて!

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