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冥闇の迷宮、最深部「王の広間」 無数の魔物を退け、歪んだ空間を乗り越え、瑠南たちはついに「冥闇の迷宮」の最深部、広大な「王の広間」にたどり着いた。しかし、そこにいるはずの姫の姿はない。広間の玉座に座っているのは、黒いオーラをまとった一人の女性だった。彼女の瞳は虚ろで、手には見覚えのある剣が握られている。
瑠璃
小幸
小幸が駆け寄ろうとするが、ととがすんでのところでその腕を掴んだ。
とと
とと
怜
怜
怜
るん?
彼女の声は冷たく、感情がなかった
瑠南
るん?
るん?
るんが玉座から立ち上がり、瑠南たちに襲いかかった。その速度は、人間とは思えないほど速い
とと
るん 種族: 闇に侵された騎士 レベル: 測定不能 特殊能力: 圧倒的な身体能力に加え、闇の魔力を剣に纏わせることで、あらゆる物理・魔法攻撃を無効化する。周囲の魔力を吸収し、自身の力を強化・再生する。また、強靭な精神力により、洗脳魔法や幻覚はほぼ通用しない。
るん?
瑠璃
るんの剣が瑠璃の横をかすめる。その一撃は、王国の騎士団長たる実力とは比べ物にならない、純粋な殺意に満ちたものだった。瑠璃は間一髪で避けるも、頬に浅い傷を負った。
瑠璃
瑠璃
怜
怜
怜
怜
怜が放った光の球が、るんに直撃した。しかし、るんの体を覆う黒いオーラは揺らぐことなく、光の魔法を完全に弾き返した。
怜
るん?
るんが黒いオーラを放ち、広間に衝撃波が走った。瑠南たちは吹き飛ばされ、壁に叩きつけられる。
小幸
とと
瑠璃
瑠璃
瑠璃が静かにるんの背後に回り込み、ナイフを構える。るんが瑠璃の気配に気づき、振り返ろうとしたその時、瑠璃は迷わずそのナイフを投げつけた。しかし、ナイフはるんの体に当たる直前で、黒いオーラに弾き飛ばされてしまった。
るん?
るん?
るんの剣が瑠璃の腹部を狙う。その一撃を、瑠南が自身の剣で受け止めた。剣と剣がぶつかり合う。火花が散るが、るんの剣からはただならぬ闇の力が感じられた。
瑠南
瑠南
瑠南
怜
怜
小幸
小幸
瑠璃
小幸
とと
とと
とと
とと
瑠南
瑠南
瑠南
みんな
ととが次々と弓を放ち、るんの動きを封じる。瑠璃は器用に障害物を配置し、るんの進路を遮った。その間に、怜は複雑な魔法陣の詠唱を始めた。
怜
怜
怜の魔法が発動し、広間の魔力の流れがぐちゃぐちゃに乱された。るんの体を覆っていた黒いオーラが弱まり、一瞬だけ光が差し込む。
瑠南
瑠南
小幸
小幸の魔法が、瑠南たちを黄金の光で包み込んだ。るんの剣が瑠璃のバリアに激突するが、バリアはびくともしない。
瑠璃
瑠璃
瑠璃
一瞬、るんの虚ろな瞳に迷いが宿る
るん?
その隙を見逃さず、瑠璃が渾身の一撃を放った。しかし、剣をるんの体に当てたわけではない。剣の柄でるんの頭部を強く叩きつけた。
るん?
るんの頭から、何かが弾け飛んだ。それは、小さな闇の結晶だった。その結晶が弾けると同時に、るんを覆っていた闇のオーラは完全に消え去り、彼女は意識を失ってその場に倒れ込んだ。
瑠南
怜
小幸
小幸が駆け寄り、るんの体を優しく抱きかかえる。その顔には、安堵の表情が浮かんでいた。
とと
ととの言葉に、瑠南たちは周囲を見渡した。すると、玉座の後ろにある隠し扉が、静かに開いていた。そして、その奥から、疲れ果てた表情の姫が姿を現した。
まろん
まろん
まろん
姫の目には、涙が浮かんでいた
瑠南
瑠南
るんを連れ、姫を護衛し、瑠南たちは再び迷宮の入り口へと向かった。彼女たちの勇敢さと仲間を信じる心が、この世界一危険なダンジョンでの依頼を、見事に達成させたのだった。
るん
るん
まろん
るん
るん
るん
るん
るん
るん
るん
るん
まろん
るん
まろん
まろん
まろん
るん
まろん
るん
るん
るん
るん
コメント
5件
るん隊長強!? まじで最高!!!!!!
みんな最強ね☆ るん隊長!!助かってよかったぁ
隊長……良かったです…… えまってなんか怜つよ ありがたやね 投稿早いの尊敬