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AM -- : --
家の屋上
天
弟を連れて行ってしまった
この空も本当は憎らしくて仕方がない
だけど、それでも
綺麗だと思ってしまう自分が 本当は一番憎らしくて
ずっと心が晴れないままでいる
天
天
何も悪くない物に人に
八つ当たりしてしまう
陸の選んだ選択を否定するのが 怖くてしんどい
それでも僕は陸とまだずっと 隣で笑った顔が見たかった
天
ガララ
龍
天
龍
龍
天
龍
天
天
カララ バタン
龍
龍
喉が渇いて水でも飲もうかと リビングに出ようとした時
足音が聞こえて その先に着いて行ったら
鳴き声が聞こえて それは天の声だった
そっとしとこうとか見なかったことにとか色々考えたけど
窓から見える青色の世界を見て いても立っても居られなくなった
だって、陸くんが居なくなったあの日のあの時間にも
この景色があったらしいから
龍
天