琴葉
…。
また一つ、錠剤を出す。
琴葉
…此れで…
琴葉
…これでいいんだ…
手に抱えている何錠もの薬を飲み込んだ。
幸福感に溺れる。頭は動かなくなる。
意識が朦朧として来た。
こうして幸せになるしかないから。
藍
…琴葉、休みだったなぁ…
藍
…。こんな傷、あったっけ…
首元に大きな傷が出来ていたのだ。
刃物で刺されたような。
藍
…気づかないうちにやったのかも。
藍
…。
ふらふらと立ち寄ったコンビニで商品を見る。
立ち寄ってしまったのでそれなりのものを買おうと思っていた。
藍
………
琴葉
、あれ、…
藍
、琴葉…!
琴葉
……昨日、ごめん。
藍
…大丈夫、
藍
、…それより…
藍
休んでいたけど大丈夫…、?
琴葉
…うん、一寸ね。
藍
…そう、…
藍
…ここであったのもなにかの縁だよ。
藍
奢るよ。
琴葉
いやいやいや!!大丈夫だよ?!
藍
そう謂わずに…
琴葉
……珈琲。
藍
そんなのでいいの?
琴葉
うん、お使い頼まれたから。
藍
ちゃっかり僕に任せたのね…
琴葉
送ってもらっちゃってごめんね~…
藍
…ガーゼのお礼だよ。
琴葉
…そっか、ありがと__
__何で出来ないの 、!!!?__
琴葉
……
藍
…何…?今の怒声は……
琴葉
…た…、多分テレビの音だよ…!
琴葉
じゃあばいばい…!
藍
…あ、…一寸…