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世は争いが絶えずに居る
世界の何処かで戦禍を撒き散らし、同時に負の連鎖を生む
争いが争いを再生産するが故、終わる事が無い
近年、「異能力」が近代兵器として導入されて居る
其れを持つは人間
今や主力兵器は武器から人へと移り変わりつつ在る
パパパパパパパパパン!
ドカン!
ドーンッ!
・・・っ、あれ?
Hr.
其奴の目に映るは、イタリア憲兵隊軍服、カラビニエリ に似た軍服を羽織り、灰色のチェーンを其のマントに着け、 華奢な姿をする彼
彼から滲み出るオーラはとても暖かく
そして、闘えば骨も遺らぬ程の悍ましいオーラを感じ取れる
Hr.
Hr.
機関銃を乱射し、彼の全身に弾丸の雨を撃ち込む
しかし、彼には一発たりとて中る事は無い
彼の周りに彼を中心とする様に廻る 数多の「星」が全てを拒む
Hr.
弾が・・・
Hr.
Hr.
Hr.
ぶふぁ、オッ・・・、ぐっ・・・
彼の放つ「星」になす術無く肉塊となり事切れた
Hr.
Hr.
Hr.
Hr.は彼に対し優しく言葉を投げ掛ける
グスッ
Hr.
Hr.
おーい!
Hr.
Hr.
彼と同じ軍服を纏い、マントに漆黒のチェーンを着け、 栗色の髪に透き通った茶目を持つ彼
Ur.が物申したげに此方へと迫って来る
Ur.
Hr.
Hr.
Hr.
Ur.
Ur.
Hr.
Hr.
彼はUr.に満面の笑みで御礼した
其の姿が迚も健気さを引き立たせて居た
Ur.
Ur.
助ける事の出来なかった人達を思うと悔やまれる
でも、其れだけでは無かった
Hr.
Hr.
Ur.
Ur.
Ur.
Ur.は少し口を籠もらせ乍、最善策を見つけ、彼に伝える
Hr.
Hr.
すみませーん
急に現れたフードを被った白色の男
先程まで無かった気配に警戒色を見せる
Hr.
Hr.
Hr.
Hr.
Ur.
Hr.
Hr.
Ur.
怪我人だけで何十人も居る
個々の力で運ぶにも限界が生じてしまう
Hr.
Ur.
Ur.
Hr.
何をする気なんだ?
Hr.
彼は言われる儘に写真を一枚手渡した
其処には充実した医療設備の中に 桃髪の青年が椅子に座って居た
Hr.
Ur.
Ur.
Ur.
Hr.
Hr.
Hr.は『虹色桃源郷』に至急で連絡を取り、状況を確認する
Hr.
Hr.
「僕らはオリの中に居る」
彼が口遊むと、目の前の空間が削り取られ 先程の写真と同じ風景と同じ場所が現れる
Hr.
Hr.
Ur.
Ur.
Ur.が何かの駆動音に気づき、後ろを振り返る
先程と同じ格好の者達が此方に向かって来て居た
しかし、数が先程の比になら無い
Ur.
ふふっw
彼は不敵な笑みを浮かべ此方に何かを訴える
二人は其れに黙って従い、空間の先へと住民を誘導する
Ur.
Hr.
二人の声は無情にも彼に届く事は無かった
彼はそんな事お構い無しに、部隊と相対する