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世は争いが絶えずに居る

 

世界の何処かで戦禍を撒き散らし、同時に負の連鎖を生む

 

争いが争いを再生産するが故、終わる事が無い

 

近年、「異能力」が近代兵器として導入されて居る

 

其れを持つは人間

 

今や主力兵器は武器から人へと移り変わりつつ在る

 

パパパパパパパパパン!

ドカン!

ドーンッ!

 

うわぁーん!

 

ママ、パパー!

 

死ね!

 

母さん、嫌だよ?

 

俺を置いてかないでよ!

 

〇〇、早く逃げ・・・な──

 

母さん、母さん!

 

お前も一緒に彼方に
送ってやるよ!

 

嫌だっ・・・、嫌

 

じゃあな、クソガキ!

 

・・・っ、あれ?

 

 

ふぅ・・・、間に合った

 

君、大丈夫?

 

誰だ手前?

 

俺ですか?

 

俺は・・・

Hr.

Hr.、『虹色桃源郷』と
言ったら判りますか?

 

まじかよ・・・、?!

 

もう来たのか

 

其奴の目に映るは、イタリア憲兵隊軍服、カラビニエリ に似た軍服を羽織り、灰色のチェーンを其のマントに着け、 華奢な姿をする彼

 

彼から滲み出るオーラはとても暖かく

 

そして、闘えば骨も遺らぬ程の悍ましいオーラを感じ取れる

 

Hr.

僕、良く頑張ったね!

Hr.

後は俺に任せて

 

善くも邪魔を、死ね!

 

機関銃を乱射し、彼の全身に弾丸の雨を撃ち込む

 

しかし、彼には一発たりとて中る事は無い

 

彼の周りに彼を中心とする様に廻る 数多の「星」が全てを拒む

 

Hr.

もう終わりですか?

弾が・・・

 

何なんだ彼のバケモン!

Hr.

人を化け物呼ばわりする
のはどうなんです?

Hr.

ちゃんとした
名前が在るのに・・・

Hr.

まぁ、さようなら

ぶふぁ、オッ・・・、ぐっ・・・

 

彼の放つ「星」になす術無く肉塊となり事切れた

 

 

ありがとう、お兄さん!

 

でも、母さんが・・・

Hr.

間に合わなくて
ごめんね・・・

Hr.

此れは俺の責任だ

Hr.

僕、家は?

 

Hr.は彼に対し優しく言葉を投げ掛ける

 

グスッ

 

全部、全部壊された

 

此の村全てを・・・

Hr.

非道い・・・

Hr.

他の村人達は?

おーい!

 

Hr.くーん!

Hr.

Ur.!

Hr.

来て呉れたんだ

 

彼と同じ軍服を纏い、マントに漆黒のチェーンを着け、 栗色の髪に透き通った茶目を持つ彼

 

Ur.が物申したげに此方へと迫って来る

 

Ur.

ちょっと、どうして
置いてくのさ!

Hr.

ごめん・・・

Hr.

用事が有って、其の帰りに付近を通ったら此の様で

Hr.

助けに入ったんだけど
間に合わなくて・・・

Ur.

確かにちょっと
此れはね・・・

Ur.

残ってた人達は
救助したけど

Hr.

ほんと?!

Hr.

ありがとう!

 

彼はUr.に満面の笑みで御礼した

 

其の姿が迚も健気さを引き立たせて居た

 

Ur.

あたぼうよ!

Ur.

でも亡くなった人達は・・・

 

助ける事の出来なかった人達を思うと悔やまれる

 

でも、其れだけでは無かった

 

 

彼の・・・

 

お二方どうも
ありがとうございます

 

貴方達が来て呉れ
無ければ、私達は今頃
揃って土の中でした

 

救われた命を大事に又
復興して行こうと思います

Hr.

いえいえ、
とんでも無い・・・

Hr.

取り敢えずどうしよう?

Ur.

うーん・・・

Ur.

一旦此の人達を
国に連れて戻ろう

Ur.

Na.さんに見せたら多分・・・

 

Ur.は少し口を籠もらせ乍、最善策を見つけ、彼に伝える

 

Hr.

そうだね

Hr.

此処に何時までも居たら
次また襲われるかも
知れないし

 

すみませーん

 

 

此れ、落とし物
違いますか?

 

急に現れたフードを被った白色の男

 

先程まで無かった気配に警戒色を見せる

 

Hr.

…?、すみません

Hr.

其れ多分俺のです

 

良かった

 

こんな高価な物投げ出す
のは良く無いですよ

Hr.

気をつけます・・・

Hr.

所で貴方は誰ですか?

 

名乗る様な者では
無いですよ

 

其れよりも早く国に
戻られた方が良いのでは?

Ur.

Hr.くん、今は其方の
方が良いと思うよ

Hr.

うん

Hr.

でもさ、此の人数を一気に運ぶのは無理だよ

Ur.

だよな・・・

 

怪我人だけで何十人も居る

 

個々の力で運ぶにも限界が生じてしまう

 

Hr.

俺の異能でも空が無理な人居るだろうし

Ur.

俺のもそうだね

Ur.

リスクがデカ過ぎる

 

でも、考えてる暇無いんとちゃいます?

 

Hr.さん、でしたっけ?

Hr.

はい?

 

運ぶ場所の地図有ります?

 

例えば医療室の写真とか

 

何をする気なんだ?

Hr.

一応有りますけど・・・?

 

彼は言われる儘に写真を一枚手渡した

 

其処には充実した医療設備の中に 桃髪の青年が椅子に座って居た

 

 

判りました

 

僕が今から全員を運びます

 

なので、医療従事者の方にベッド確保等お伝え下さい

Hr.

でも・・・

Ur.

今は従うべき
じゃないかな?

Ur.

きっと彼のひ─

Ur.

俺なら困っている
人を無闇には出来ない

Hr.

判った

Hr.

すみません、お願いします

 

Hr.は『虹色桃源郷』に至急で連絡を取り、状況を確認する

 

 

お兄さんたち、何するの?

 

今から皆を此のお兄さんの国に運ぶんだよ!

Hr.

Na.さんと連絡つきました

Hr.

何時でも良いそうです

 

此のお方が今から何を?

 

見てて下さいよ

 

 

異能力

「僕らはオリの中に居る」

 

彼が口遊むと、目の前の空間が削り取られ 先程の写真と同じ風景と同じ場所が現れる

 

Hr.

凄い・・・

Hr.

此処から何十kmも
離れてるのに

Ur.

広範囲で長距離の
空間接続能力・・・

Ur.

─、不味い!

 

Ur.が何かの駆動音に気づき、後ろを振り返る

 

先程と同じ格好の者達が此方に向かって来て居た

 

しかし、数が先程の比になら無い

 

 

善くも同胞を殺したな?!

 

灰色の奴、
お前だけは絶対に殺す

 

序に此処に居る奴全員だ!

 

成程な

 

二人共、もう直ぐで
受け渡しが終わるやろ?

 

一緒に逃げや?

Ur.

何言って─

 

ふふっw

 

大丈夫

 

彼は不敵な笑みを浮かべ此方に何かを訴える

 

二人は其れに黙って従い、空間の先へと住民を誘導する

 

Ur.

死なないで下さいね!

Hr.

必ずおれ──

 

二人の声は無情にも彼に届く事は無かった

 

彼はそんな事お構い無しに、部隊と相対する

 

終わりなき世界に終止符を

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