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パノプティコン 人々を監視するための 建築構造。 建物には同じ高さの監視塔が立っており、各階に居る監視官が住人達を見張っている。 なお住人達は接触不可能。 住人から監視官の姿は見えず、逆に光の加減で監視官から住人は見えやすくなっている。 いつどこで見張られているか分からない囚人達は、いつの間にか自分で自分を監視するようになる…。
ここから出たい。 何度も思った。 でも、絶対に出られない。 「出して」と施設の管理人に何十、何千回頼んだのだろうか。 でも、返ってくる言葉はいつも、
管理人
この一言だけだった…。
足枷で足を縛られ(固定され)、外されるのは…
監視官
実験体08
監視官
グイッ (足枷が足に食い込む)
実験体08
監視官
表情からしてイライラしているのが分かる、が。
実験体08
抵抗してしまう。 死にたくない、という本能に脳が大人しく従った結果だ。
バチン
頬がヒリヒリする。
監視官
グイッ (さっきよりも強く足に足枷が食い込む)
実験体08
監視官
憤ってる監視官を横目で見ながら、私は心で思う。
実験体08
暫くして、コンクリートに覆われた部屋に連れていかれた。 この部屋はドアが一つしかなく、追加で鍵がかかってるため、逃げ出すことは不可能。 ···そして、部屋の中心にあるのは、熱された鉄板。
監視官
そう命令されたのだが…
実験体08
監視官
あの部屋からも漏れ聞こえる、悲鳴。 それは、この鉄板に足を置かれたせい、ということで聞こえてくるらしい。 その悲鳴を聞いてしまったからには… 私は怯えながら、必死に首を横に振る。
監視官
ドン、と無理矢理足を乗せられる。
ジュッ
実験体08
当然の事だか、熱い。 この後、皮膚が焼けただれるんだろうな。 足は押さえ付けられていて、て動けない。 今はひたすら、耐えるしかないのだ。
五分もすれば、解放されると思ってた。 十分経っても、解放されない。
実験体08
管理人
観察職員
管理人
観察職員
実験体08
観察職員
監視官
観察職員
ボォッと炎の音が聞こえた数秒後、足に感じる温度が少し上がった。
実験体08
熱い。無理だ。これ以上は耐えられない!
管理人
観察職員
監視官
温度上昇
実験体08
観察職員
監視官
嫌だ。熱い。早く、解放じでっ…!
薄れる意識の中、ジタバタと踠いて抵抗するが、気付いてくれるわけもなく_
管理人
観察職員
管理人
観察職員
グラリ、と意識が徐々に途切れていくことに、気付いても、すでに遅かったみたい、だ…
(“彼女„が気絶している事を確認する)
観察職員
管理人
監視官
管理人
監視官
管理人
監視官
パノプティコン、start…
原曲 r-906様 パノプティコン https://youtube.com/watch?v=_-Vd0ZGB-lo&si=aG1kzJZOOfyLWjc2