山口
佐藤先輩
山口
俺の職場の佐藤先輩は、
頼りになって、面倒見もいいし、
仕事もできる、俺の憧れの先輩。
ただ、ちょっと困った事が…
佐藤先輩
山口
佐藤先輩
山口
佐藤先輩
佐藤先輩
山口
困った事は、異様に家族の事を大切にしている事。
奥さんや、娘さんの事を話し出すと、止まらなくなり…
それだけなら、いいお父さんで済むんだけど問題は
奥さんと娘さんが
既に他界されている事。
同僚の高橋
山口
山口
同僚の高橋
ーいつぞかの忘年会ー
山口
佐藤先輩
佐藤先輩
山口
先輩はいつになく上機嫌で、
イスに座っているのもままならないくらい、酔っ払ってしまった
佐藤先輩
山口
こんな酔っぱらい状態の先輩を
1人で帰すわけにもいかず、
同僚の高橋と、送って行く事になった。
佐藤先輩
佐藤先輩
山口
佐藤先輩
当たり前なんだけど、家の中は真っ暗
佐藤先輩
山口
同僚の高橋
トタタタタタタタ…
ガチャッ…
山口
玄関のドアが開いた
山口
佐藤先輩
佐藤先輩
と、嬉しそうな先輩。
真っ暗な家に入って行く先輩に俺らは、
「それじゃ」っと言って
その場を急いで立ち去った。
同僚の高橋
山口
山口
今でも先輩は、
佐藤先輩
1人で写っている写真を
家族写真だと言ったり、
誰も写っていない奥さんと娘さんの写真を見せてくれる…
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